トレンドおっちゃん

“トレンドおっちゃん”を自称する現役外務員による、日々の相場観測と 現状の認識を書き綴っています

米国債利回り低下−ウォラー氏の7月利下げ支持で 《あさイチ07.19》

☆ブログランキングに参加しております

にほんブログ村 先物取引ブログへ  人気ブログランキング




■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】国債利回り低下、ウォラー氏の7月利下げ支持で-148円台
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-18/SZLUUXGPQQAO00?srnd=cojp-v2
・S&P500種ほぼ変わらず、寄り付き直後に取引時間中の最高値
・ミシガン大のインフレ期待低下も国債利回り低下要因


 18日の米国債相場は上昇。短中期債を中心に利回りが低下した。ウォラー連邦準備制度理事会(FRB)理事が今月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で他のメンバーが金利据え置きを支持しても、反対票を投じると示唆したことが買いを誘った。ミシガン大学の調査で、インフレ期待が低下したことも買い材料。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 4.99% -1.8 -0.35%
米10年債利回り 4.42% -3.6 -0.80%
米2年債利回り 3.87% -3.8 -0.96%
米東部時間 16時54分
 ミシガン大によると、1年先のインフレ期待は4.4%と、前月の5%から低下した。 
 LPLファイナンシャルのジェフ・ローチ氏は「インフレ見通し改善の兆候が投資家に歓迎されている」と述べた。「ミシガン大の統計によると、インフレの先行きは明るそうだ」と述べた。
 ウォラー氏はインフレ期待が上昇する兆候はないと指摘。米労働市場が「瀬戸際」にあるとデータが示唆しているため、今月のFOMCで利下げをすべきだとする前日の講演で示した見解を繰り返した。
 ナットアライアンス・セキュリティーズのアンドルー・ブレナー氏は「ウォラー氏の見解は正しいと思う。FRBの役割は、過去を振り返るのではなく、将来を見通すことだ。同氏は、雇用情勢の鈍化に関してまさにその役割を果たしている」と述べた。「とはいえ、7月の利下げは実現しないだろう」と予想した。
 短期金融市場は引き続き、7月30日の次回会合での利下げの可能性をほぼゼロと予想している。年末までの予想利下げ幅は、月初の65ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)超から45bp程度に縮小している。  

米国株
 米株式市場では、S&P500種株価指数がほぼ変わらず。寄り付き直後に取引時間中の最高値を更新したが、その後は小幅安に転じ、午後は小動きとなった。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 6296.79 -0.57 -0.01%
ダウ工業株30種平均 44342.19 -142.30 -0.32%
ナスダック総合指数 20895.66 10.01 0.05%
 7月のミシガン大消費者マインド指数(速報値)は61.8と、5カ月ぶりの高水準となった。17日に発表された6月の小売売上高が幅広い分野で回復したことと合わせ、個人消費の後退懸念を和らげた。
 ネーションワイドのマーク・ハケット氏は、マクロ経済指標は依然として全体的に支援材料となっており、最近の相場上昇は印象的だと述べた。ただ、より注目すべきは、ニュースが多く緊迫した状態の中で冷静な雰囲気が支配的な点だと語った。
 「米消費支出の底堅さを示す堅調な経済指標と決算発表に前向きな反応が見られる」と述べた。「高いバリュエーションと期待感の中、決算シーズン後半は重要な試金石となるだろう。ただ、現在のモメンタムとセンチメントを考慮すると、相場は上振れの可能性が最も高い」と述べた。

外為
 外国為替市場ではドル指数が低下。ウォラーFRB理事の発言を受けて、ドル売りが優勢になった。
 ドル指数は2週連続で上昇し、2週間としては今年最大の上げとなった。
 ドルに対する円は1ドル=148円台前半から後半の間でもみ合った。20日の参院選を控え、円は他の主要通貨全てに対して軟調だった。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1206.33 -1.25 -0.10%
ドル/円 \148.83 \0.25 0.17%
ユーロ/ドル $1.1623 $0.0027 0.23%
米東部時間 16時55分
 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のストラテジストは、参院選を前に、戦術的な対ドルでの円ショートを推奨した。自民、公明両党が議席を減らす結果となれば、円は約3%下げるとみている。
 デレク・ハルペニー、リー・ハードマン両ストラテジストは顧客リポートで「連立与党が過半数議席を失えば、円はさらに売り込まれる余地があるとの見方に変わりはない」と述べた。

原油
 ニューヨーク原油相場は小幅安。ロシアのエネルギー輸出に対する欧州連合(EU)の対策が、市場の関心を集めた。
 EU加盟国はロシアに対する新たな制裁パッケージを承認。石油価格の上限引き下げや新たな銀行規制が盛り込まれたほか、インドの大規模製油所も制裁対象となった。
 CIBCプライベート・ウェルス・グループのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン氏は「EUの措置は原油流通に劇的な打撃を与えないかもしれないが、石油製品への規制やシャドーフリート(影の船団)の取り締まり強化を受けて、ディーゼル市場で懸念が広がっている」と述べた。
 原油相場は5月上旬から上昇基調にある。モルガン・スタンレーとゴールドマン・サックス・グループはいずれも、世界的に原油在庫が積み上がっているものの、それらは価格形成への影響力が小さい地域で起きていると分析している。
 金融市場全体では、強い消費者センチメントを示す統計が米経済への不安を和らげ、リスクオンのムードを支えた。
 原油先物市場は依然、逆ざやの状態となっており、需給のタイト感を示唆している。その一方で、石油輸出国機構(OPEC)と主要な非加盟産油国で構成される「OPECプラス」は、減産の巻き戻しを前倒しで実施している。
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は、前日比20セント(0.3%)安い1バレル=67.34ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント9月限は0.3%下げて69.28ドル。  


 ニューヨーク金相場は反発。ウォラー理事が今月のFOMCについて、金利据え置きの決定ならば自分は反対票を投じる考えを示唆した。
 ウォラー理事の発言を受けて米国債利回りとドルが低下し、金スポット価格は一時0.7%上昇した。金利が低下する環境は通常、利息を生まない金投資の追い風となる。
 ウォラー理事発言の背景には、トランプ米大統領による強い利下げ圧力がある。それでも金利スワップ市場が織り込む7月利下げの確率はゼロに近い。年内の利下げ幅は約45ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と織り込まれており、月初の65bp余りから縮小している。3日に発表された6月の米雇用統計が予想より強かったことが大きな要因とされている。
 年初からの金相場上昇率は25%を超えている。地政学的緊張とドル建て資産への懸念で、投資家は資金を金へと避難させている。金相場は数カ月前から狭いレンジ取引が続く。米国と貿易相手国による交渉の行方や、政策金利の軌道、世界経済に関税が与える影響など、投資家は視界が明瞭になるのを待っている。
 金スポット価格はニューヨーク時間午後1時46分現在、前日比12.49ドル(0.4%)高い1オンス=3351.46ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は13ドル(0.4%)上げて3358.30ドルで引けた。
◆加藤財務相、財政運営巡る懸念が影響との見方認識−国債相場の変動で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-18/SZLVI1GQ1YSJ00?srnd=cojp-v2

■トランプ氏、上乗せ・セクター別関税同時発動の構え−二面作戦で圧力
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-18/SZLTQYGPL43W00?srnd=cojp-v2
■ステーブルコイン法が成立、トランプ氏署名−「ドルの地位守る」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-18/SZM468GPL3X300?srnd=cojp-v2
■米農務省、外国人研究者70人解雇 国家安全保障調査の結果
https://jp.reuters.com/markets/commodities/4FTDC3NKD5MK3I5EJF6YO4WHCA-2025-07-18/
■米財務長官が石破首相と会談、「拙速な合意より良い合意が重要」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-18/SZKMHNGQ1YZ000?srnd=cojp-v2
■メタ、EUのAI規制法行動規範に署名しない方針−要求過度と反発
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-18/SZLP3FGQ1YVQ00?srnd=cojp-v2
■ブラジル前大統領宅を捜索、最高裁令状 足首に監視装置も
https://jp.reuters.com/world/us/NJFXXDYBSZLATGPM74SDONWYMY-2025-07-18/
■G7財務相・中銀総裁、中国の影響力を警戒し協調強化へ−独財務相
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-18/SZLXI5GQ7L1H00?srnd=cojp-v2
■EU、ロシアへの追加制裁で合意−石油価格上限引き下げ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-18/SZL1IQGPWCNG00
■ウクライナのEU加盟、34年までは公算小=独首相
https://jp.reuters.com/world/europe/W2FBK3LIVJM7BPICJ27H33YKKE-2025-07-18/
■台湾、中国との衝突望まず 対立挑発せず=副総統
https://jp.reuters.com/world/taiwan/MX6C6EA4JZMI5A6GM3HMBX7MLU-2025-07-18/
■中国、外国機関がレアアースを「盗もうとした」と指摘 国名は挙げず
https://jp.reuters.com/markets/commodities/LXJLZGRSX5MCVNBZXUFZMAFGGM-2025-07-18/

●ウォラー理事、反対票も辞さず−7月FOMC据え置きの場合
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-18/SZLH2KGPFHMZ00
●新たな関税巡る小刻みの発表、利下げ遅らせる可能性=シカゴ連銀総裁
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/M2XT7JJMP5JZHLWESZ2BOUTUCU-2025-07-18/
●米消費者信頼感、5カ月ぶり高水準−インフレ見通し改善続く
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-18/SZLLTVGPFHOY00
●米小売売上高、6月は幅広く回復−消費減速懸念和らぐ可能性も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-17/SZJN0VGQ7KZX00
●米住宅着工件数、6月は増加に転じる−集合住宅が急回復
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-18/SZLHJFGQ1YUU00?srnd=cojp-v2
●IMF、世界経済見通し下振れリスク優勢 貿易摩擦が重し=筆頭副専務理事
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/UQ4HHH65RJJ5PLFUIG4N6CVTOU-2025-07-18/



☆ ランキング参加中です クリック頂ければうれしいです
にほんブログ村 先物取引ブログへ人気ブログランキング






円、一時149円09銭まで下落 《あさイチ07.18》

☆ブログランキングに参加しております

にほんブログ村 先物取引ブログへ  人気ブログランキング




■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】S&P500が最高値、小売売上高の堅調で−短期債に売り
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-17/SZK2E8GPWCGB00?srnd=cojp-v2
・TSMCが売上高見通し上方修正、ハイテク株に買い
・失業保険申請件数は減少、円は一時149円09銭まで下落


 17日の米株式相場は続伸。S&P500種株価指数は過去最高値を更新した。堅調な小売売上高に加え、失業保険申請件数が減少したことから、景気敏感株を中心に買いが膨らんだ。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 6297.36 33.66 0.54%
ダウ工業株30種平均 44484.49 229.71 0.52%
ナスダック総合指数 20884.27 153.78 0.74%
 小型株で構成されるラッセル2000指数は1.2%上昇。ハイテク株も高い。半導体の受託生産大手、台湾積体電路製造(TSMC)が売上高見通しを上方修正し、世界的な人工知能(AI)投資の勢いに対する投資家の自信を高めた。通常取引終了後にネットフリックスが発表した決算は予想を上回り、同社は売上高見通しを引き上げた。
 6月の小売売上高は急減していた前月から幅広い分野で回復。個人消費の減速懸念をやや和らげる可能性がある。先週の新規失業保険申請件数は5週連続で減少し、4月半ば以来の低水準となった。雇用市場の強さが示された。

米国債
 米国債市場では短期債が下落した。長期債はほぼ変わらず
 短期金融市場が織り込む年内の利下げ回数はなお2回未満となっている。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 5.01% -0.4 -0.08%
米10年債利回り 4.45% -0.4 -0.09%
米2年債利回り 3.90% 1.3 0.33%
米東部時間 16時45分
 サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は、金融当局が年内2回の利下げを計画することは合理的な判断だと述べ、あまり長く待つべきではないと強調した。米連邦準備制度理事会(FRB)のクーグラー理事は、関税の影響でインフレは加速に向かうとして、「当面は」金利の据え置きが適切だと述べた。

外為
 外国為替市場ではドル指数が上昇。小売売上高が予想を上回り、新規失業保険申請件数が予想を下回ったため、ドル買いが優勢になった。
 対ドルの円相場は、米経済指標の発表直後に1ドル=149円09銭まで下げた。その後は148円台で推移した。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1207.58 3.47 0.29%
ドル/円 \148.58 \0.70 0.47%
ユーロ/ドル $1.1597 -$0.0044 -0.38%
米東部時間 16時45分
 ノムラ・インターナショナルの宮入祐輔氏は「市場は、米関税が国内経済に打撃を与えることを予想しており、これが最近までドル安が続いた一因だ」と指摘。「しかし、米経済指標は成長鈍化の明確な兆候を示しておらず、その予想は『希望』に近いものになりつつある」と述べた。


原油
 ニューヨーク原油相場は反発。供給見通しにひっ迫の兆候が出る中、米株式相場の上昇を好感した。
 ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は一時、1.7%上昇する場面もあった。予想より強い米経済統計を受けて金融市場全般が堅調に推移し、コモディティー(商品)には典型的な強気シグナルと受け止められた。
 供給面の材料としては、米国の原油在庫が先週減少した。イラクでは北部クルド人自治区の油田がドローン(無人機)で攻撃され、日量約20万バレルに相当する生産が失われた。シェブロンは米最大の油田で生産が頭打ちに近づいていることを明らかにした。
 ゴールドマン・サックスの石油調査責任者、ダーン・ストライフェン氏は「在庫は世界的にかなり大きく積み上がってきたものの、米国のように価格を左右する国では依然としてかなり低水準だ」と指摘。市場の関心は「供給の下向きリスク」に移ったと述べた
 イラクはクルド人自治区に2023年3月以来中断していた石油輸出の再開を許可した。これを受けて、原油相場の上昇は抑制された。関係者によれば、クルド人自治区政府はイラク国営石油販売公社(SOMO)に日量23万バレルを供給する見込みだ。
 供給懸念は現在逆ざやとなっている先物市場にも反映されている。
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は、前日比1.16ドル(1.75%)高い1バレル=67.54ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント9月限は1ドル(1.5%)上昇し69.52ドル。


 ニューヨーク金は反落。経済の底堅さを示した最新のデータや、パウエルFRB議長の進退が市場の関心を集めた。
 前日の金融市場は、トランプ米大統領がパウエルFRB議長を近く解任するとの政府高官発言に動揺した。大統領はその後、解任の可能性は低いと述べた。FRB議長が解任されれば、FRBの独立性に疑義が生じ、結果として安全資産としての金の投資妙味を押し上げる。
 年初からの金相場急伸は、貿易の緊張と地政学リスクのほか、金を裏づけとした上場投資信託(ETF)への資金流入、中央銀行による購入が支えてきた。市場の関心は米政府の貿易政策に向けられている。トランプ大統領は10−15%の関税率を通知する書簡を150カ国余りに送付すると述べている。
 金スポット価格はニューヨーク時間午後2時40分現在、前日比9.29ドル(0.3%)安い1オンス=3337.84ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は13.80ドル(0.4%)下げて3345.30ドルで引けた。

■トランプ米大統領、慢性静脈不全と診断−足首の腫れを受け検査
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-17/SZK2GRGQ7L5X00?srnd=cojp-v2
■トランプ氏苦戦へ、巨額税制・歳出法の有権者売り込み−61%が反対
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-17/SZJSH3GQ7L0700?srnd=cojp-v2
■トランプ氏のエヌビディア巡る方針転換、米中「包括合意」への布石か
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-17/SZJN1ZDWRGG100?srnd=cojp-v2
■EU、危機対応基金の財源に共同借り入れ提案−4000億ユーロ規模
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-17/SZJJDUGQ7L3V00?srnd=cojp-v2
■EUが大幅増額の次期7カ年予算案を発表、ドイツは即座に拒否
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-17/SZJFB0DWRGG000?srnd=cojp-v2
■ロシア大手銀行、来年の政府救済要請を内々に議論−関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-17/SZJIKADWRGG000?srnd=cojp-v2
■ウクライナが大幅な内閣改造、財源確保と対米関係強化に重点
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-17/SZJFIQDWRGG000?srnd=cojp-v2
■イスラエル、シリア国境地帯の非武装化要求 トルコはシリア支持表明
https://jp.reuters.com/world/security/SNQWBXWIDVJCTPFKXYC7JKFP6E-2025-07-17/
■中国で記録的な猛暑、電力需要が過去最高に
https://jp.reuters.com/markets/commodities/JECZJJCJ5NJ35LKC2ZTNKZAFKU-2025-07-17/
■台湾で空襲訓練、中国ミサイル攻撃を想定 台北など一時封鎖
https://jp.reuters.com/world/taiwan/GCV2DMMR2BN4LPASRWV4DAFOQM-2025-07-17/

●米小売売上高、6月は幅広く回復−消費減速懸念和らぐ可能性も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-17/SZJN0VGQ7KZX00?srnd=cojp-v2
●米新規失業保険申請件数、5週連続で減少−雇用市場の底堅さ示す
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-17/SZJMYXGQ1Z3X00?srnd=cojp-v2
●SF連銀総裁、利下げ開始の過度の先送りに否定的−永遠には待てない
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-17/SZK1JGGQ7LAG00?srnd=cojp-v2
●FOMCは「当面」金利据え置きを、クーグラー理事が関税の影響示唆
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-17/SZJP1CDWRGG000?srnd=cojp-v2
●トランプ氏の利下げ要求にサマーズ氏警告、「強いインフレ心理」招く
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-17/SZJTCBGQ7L5000?srnd=cojp-v2
●FRBの独立性は「極めて重要」だが限定的−ウォーシュ元理事
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-17/SZJN01DWRGG000?srnd=cojp-v2
●中国の若年失業率、6月は14.5%に低下 1年ぶり低水準
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/T6IHXZ6BMZIOBFEVGWENDUJ7OI-2025-07-17/



☆ ランキング参加中です クリック頂ければうれしいです
にほんブログ村 先物取引ブログへ人気ブログランキング





株・国債が上昇−パウエル議長解任観測で一時混乱も 《あさイチ07.17》

☆ブログランキングに参加しております

にほんブログ村 先物取引ブログへ  人気ブログランキング




■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】株・国債が上昇、議長解任観測で混乱も-ドル一時146円台
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-16/SZI92OGPFHOS00?srnd=cojp-v2
・パウエルFRB議長解任観測で株売り、トランプ氏の否定で買いに
・PPIは予想下回り、年内の利下げ観測を後押し

 16日の米株式相場は上昇。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長に関する臆測が一時的な混乱を引き起こしたが、トランプ大統領が議長を解任する計画はなく、「コンセプト」として議論しただけだと述べたことで、荒い値動きは収まった。
 ホワイトハウス高官の話として、トランプ氏が近くパウエル氏を解任する可能性が高いとの報道が流れた後、トランプ大統領は「何かをするつもりはない」と発言。S&P500種株価指数は再び上げに転じた。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 6263.70 19.94 0.32%
ダウ工業株30種平均 44254.78 231.49 0.53%
ナスダック総合指数 20730.49 52.69 0.25%
 ノースライト・アセット・マネジメントのクリス・ザッカレリ氏は、FRB議長の解任が決定された場合、中央銀行の独立性に関する懸念が「投資家の脳裏に真っ先に浮かぶだろう」とし、市場に悪影響を及ぼすとの見方を示した。「パウエル氏を解雇する決定を下せば、法廷で争われることになることを忘れてはならない。なぜなら、議長は『正当な理由』がある場合のみ解任されるからだ。そして、FRB本部の建設費超過が、その正当な理由に該当するかどうかは裁判所が判断することになる」と話した。
 朝方の上昇は、予想を下回る生産者物価指数(PPI)が年内の利下げ観測を後押ししたことが要因だった。6月のPPIは前月比で横ばい。前月は0.3%上昇に上方修正された。6月は前年同月比では2.3%上昇。
 ハリス・フィナンシャル・グループのジェイミー・コックス氏は「ディスインフレは継続しているが、連邦公開市場委員会(FOMC)は9月まで金利を据え置く方針を堅持するだろう」と述べた。「労働市場が堅調で底堅さを維持する限り、金利が大幅に低下する可能性は低い」と話した。

米国債
 米国債相場は上昇。パウエル議長解任の可能性が報じられると、金融政策に敏感な2年債利回りが一時3.86%まで低下した。5年債と30年債の利回り差は2021年以降で最大となった。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 5.01% -1.4 -0.27%
米10年債利回り 4.45% -3.0 -0.67%
米2年債利回り 3.89% -5.2 -1.33%
米東部時間 16時51分
 モーニングスター・ウェルスのドミニク・パッパラルド氏は、トランプ大統領がパウエル議長を公然と批判し、解任するとの「脅し」が続いていることの最大の影響は、FRBの信頼性と政策の信用性の低下だと指摘した。

外為
 外国為替市場ではドル指数が下げ渋る展開。ホワイトハウス高官がパウエル氏解任の可能性は高いと述べたため、ドル売りが膨らんだが、トランプ大統領が解任の計画はないと述べると、急速に下げ渋った。
 対ドルの円は一時、1ドル=146円92銭まで上昇したが、トランプ氏の発言後に148円台まで伸び悩んだ。その後は147円台まで再び強含んだ。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1203.99 -3.46 -0.29%
ドル/円 \147.84 -\1.04 -0.70%
ユーロ/ドル $1.1640 $0.0039 0.34%
米東部時間 16時52分
 ウェルズ・ファーゴのストラテジスト、アループ・チャタジー氏は「パウエル氏を解任すれば、ドルのリスクプレミアムは大幅に上昇する。インフレの安定が脅かされるため、ドルは下落、国債利回りは上昇してイールドカーブはスティープ化する」と指摘。
 解任の場合、その当日だけでドル指数は3%前後下がる可能性があると、チャタジー氏は予想した。

原油
 ニューヨーク原油相場は3日続落。リスク資産全般が買われる中、原油は需給が緩む兆候が示されて小幅安となった。
 トランプ大統領がパウエルFRB議長解任計画を否定し、株式相場が上昇する前、原油は1.7%安まで下げていた。米エネルギー情報局(EIA)の週間報告では留出油の需要低下と、主要な原油貯蔵拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫増加が示された。
 バファロー・バイユー・コモディティーズのマクロ取引責任者フランク・モンカム氏は「今のマーケットはレンジ取引だ。地政学リスクの低下が上値リスクを抑える一方、季節的な需要のピークが価格をある程度支えている」と述べた。
 トレーダーもアナリストも、年末にかけての供給超過見通しが依然として最も気になるところだ。世界的に需要の伸びは減速し、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成される「OPECプラス」は減産の巻き戻しを前倒しで進めている。米州全体で生産は増加している。
 原油在庫は数カ月前から世界的に増加傾向にあるが、積み上がりの大部分は先物価格にほとんど影響を与えない市場で起きていると、モルガン・スタンレーは分析。トレーダーは期限の近い先物に高いプレミアムを払っており、この逆ざや現象は短期的な需要の強さを示唆する。
 マーティン・ラッツ氏らモルガン・スタンレーのアナリストは「ブレント先物は期近4−6カ月にわたって、頑固な逆ざやが続いている。通常は需給のタイトさを示唆する構造だ」とリポートで指摘。在庫増の不均等な配分が特徴的だとし、「在庫の積み上がりは太平洋側で起きているが、ブレント価格は大西洋側で決まる」と述べた。
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は、14セント(0.2%)安い1バレル=66.38ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント9月限は0.3%下げて68.52ドル。


 ニューヨーク金相場は反発。FRB議長解任の計画をトランプ氏が否定した後は、大きく上げ幅を削った。
 FRB議長が近く解任される可能性は高いと、ホワイトハウス高官が述べた後、金相場は一時1.6%高となっていた。
 2026年の任期満了を待たずにパウエル議長を解任することになれば、FRBの独立性が揺らぎ、ドルにはマイナスになるため、安全資産としての金需要を押し上げる。
 金スポット価格はニューヨーク時間午後1時40分現在、前日比29.81ドル(0.9%)高い1オンス=3354.36ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は22.40ドル(0.7%)上げて3359.10ドルで引けた。
◆ウォール街の銀行、中国成長率見通し相次ぎ引き上げ−デフレは警戒
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-16/SZH5NEGPFHQW00
◆鉄鉱石先物が1トン=100ドル突破、中国経済巡るセンチメント改善
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-16/SZH576GPWCIZ00

■トランプ氏、FRB議長解任「可能性低い」-不正行為あれば別と含みも
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-16/SZHZSXDWRGG000
■トランプ氏、対中強硬姿勢を軟化−習主席との会談と貿易合意を目指す
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-16/SZHXY0DWRGG000?srnd=cojp-v2
■トランプ氏、日本に25%の関税発動見通し−書簡の内容通り8月1日
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-16/SZIFJBGPWCIF00?srnd=cojp-v2
■カナダ、一部貿易相手国に鉄鋼関税 国内産業保護で
https://jp.reuters.com/markets/commodities/MNEHJRPWGRIN3GAVVTECKPVK2E-2025-07-16/
■ブラジル、米に貿易協議を要請 トランプ関税に「憤慨」表明
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/ICISGK5BCNJ37CHPLQFLL4CL5Q-2025-07-16/
■EU加盟国、米国に「最も強力な対抗措置」への支持増加−関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-16/SZHKWYDWRGG000?srnd=cojp-v2
■EU、包括的対ロ制裁案を依然可決できず スロバキアが反対
https://jp.reuters.com/markets/commodities/V2I5JOT5MZLPDHATC2SXF5RWPU-2025-07-16/
■EUが2兆ユーロの次期7カ年予算案提示、防衛と競争力向上を重視
https://jp.reuters.com/world/security/7P4UQQEJ3FKIZCYORI24XL6T3A-2025-07-16/
■イラン最高指導者、新たな攻撃に「対応する用意ある」
https://jp.reuters.com/world/security/IVX2KEVJNNK37BD2F3MDNDFDKY-2025-07-16/
■中国、EUとの関係正常化を再確認 首脳会議控え
https://jp.reuters.com/economy/OU42CRXJHBNB5F3QIJ6COSY2PI-2025-07-16/
■米中覇権争い、バイオテクノロジーでも激化−中国勢が驚くべき進化
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-16/SZCVRVDWRGG000

●米PPI横ばい、サービスが下押し−製造業は価格転嫁に慎重姿勢
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-16/SZHS9XDWLU6800
●米地区連銀経済報告、経済活動「わずかに活発化」−全米で価格上昇
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-16/SZI7RGGQ1YYR00?srnd=cojp-v2
●米アトランタ連銀総裁、金利据え置きを支持−インフレ圧力に懸念
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-16/SZIDC4DWRGG000?srnd=cojp-v2
●バーFRB理事、銀行規制緩和に警鐘−バブル助長と崩壊の土台築く
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-16/SZHX7SGPWCJC00?srnd=cojp-v2
●ECBは利下げでユーロ安を導くべきだ、イタリア副首相が主張
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-16/SZI00JGQ1YW600?srnd=cojp-v2

☆ ランキング参加中です クリック頂ければうれしいです
にほんブログ村 先物取引ブログへ人気ブログランキング





30年債利回り5%台、ドル一時149円台−CPI、早期利下げ根拠示さず 《あさイチ07.16》

☆ブログランキングに参加しております

にほんブログ村 先物取引ブログへ  人気ブログランキング




■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】S&P500は反落、30年債利回り5%台−ドル一時149円台
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-15/SZGFRIGPQQ6T00?srnd=cojp-v2
・CPI、コアが5カ月連続で予想に届かず−関税転嫁の動きも示唆
・S&P500種は一時、節目の6300を上回る場面も−ハイテク株は堅調


 15日の米株式市場ではS&P500種株価指数が反落。米消費者物価指数(CPI)が比較的穏やかな内容となり、当初は買いが先行、S&P500種は節目の6300を上回る場面もあった。しかし、CPIは関税の影響に対する懸念を弱めるには至らず、下げに転じた。
 一方、ハイテク株は堅調。半導体大手のエヌビディアとアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は、人工知能(AI)向け半導体の一部について対中輸出を再開する方針だ。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 6243.76 -24.80 -0.40%
ダウ工業株30種平均 44023.29 -436.36 -0.98%
ナスダック総合指数 20677.80 37.47 0.18%
 ウェルズ・ファーゴは下落。純金利収入の見通しを引き下げたことが嫌気された。JPモルガン・チェースは、投資銀行業務からの手数料収入が予想に反して増加したにもかかわらず下落した。一方、自社株買い計画を発表したシティグループは、2008年以来の高値を付けた。
 6月のCPIは、食品とエネルギーを除くコア指数が5カ月連続で市場予想を下回った。ただ細部を見ると、企業が関税に伴うコストの一部を消費者に一段と転嫁し始めている状況がうかがえる。短期金融市場では年内の利下げ観測がやや弱まった。9月利下げ確率は現在、50%をわずかに上回る程度になっている。
 リーガン・キャピタルのスカイラー・ウィナンド氏は「インフレ見通しにおける最大の問題は関税だ。関税の影響がデータに反映されるのに時間がかかっているが、関税主導のインフレ再燃が迫っている可能性は極めて高い」と指摘。「連邦準備制度理事会(FRB)は金利政策の判断を下す前に、今後数回分の物価・雇用指標を注視するだろう」と述べた。
 ベッセント米財務長官は、パウエルFRB議長が2026年5月の議長任期満了時に理事からも退任すべきだとの考えを示唆。ベッセント氏自身が次期FRB議長就任の打診をトランプ氏から受けたことはなかったか尋ねられると、「自分は決定プロセスに関与している」と明らかにし、「これはトランプ大統領の判断であり、大統領のペースで動くだろう」と続けた。
 プリンシパル・アセット・マネジメントのシーマ・シャー氏は「関税の影響がインフレ指標に反映されるまでには通常数カ月かかる。また輸入の前倒しが非常に大きかったことから、実際に関税が適用された財はまだ少なかった可能性がある。関税によるインフレ押し上げは一時的なものにとどまるとみられるものの、新たな関税引き上げが発表されている現状を踏まえると、FRBとしては少なくともあと数カ月は様子見を続けるのが賢明だろう」と語った。

米国債
 米国債相場は下落(利回りは上昇)。CPIが比較的穏やかな内容となったため、当初は買いが入ったが、関税の影響に対する懸念を和らげるには至らず、当面は金利が据え置かれるとの見方から売りが優勢になった。
 短期債主導で下落したが、長期債も下げ、30年債利回りは節目の5%を上回った。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 5.02% 4.4 0.88%
米10年債利回り 4.49% 5.4 1.22%
米2年債利回り 3.95% 4.8 1.24%
米東部時間 16時52分
 ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのケイ・ヘイグ氏は、基調的なインフレ率は依然として抑制されているものの、物価圧力は夏にかけて強まる見込みで、7月と8月のCPIが重要な節目になると指摘。「FRBは当面、様子見姿勢を維持するだろう。ただ、基調的なインフレ率が引き続き穏やかな水準を維持する場合、金融緩和再開の道は秋に開かれる可能性がある」と述べた。
 TDセキュリティーズのオスカー・ムニョス、ジェナディー・ゴールドバーグ両氏は、最近の通商政策の動向を踏まえ、FRBはインフレの影響が徐々に顕在化する中、当面は忍耐強い姿勢を維持する見込みだと指摘。「この日のCPIでは、関税の転嫁がコア物価上昇率に反映し始めたことが示された。労働市場が引き続き堅調な限り、FRBは夏場にかけてインフレとインフレ期待の動向を見守る余裕がある。当社は引き続き10月のFOMC会合での緩和開始を見込んでいる」と述べた。

外為
 外国為替市場では、ブルームバーグ・ドル・スポット指数が4日続伸。一時は6月23日以来の高値水準を付けた。CPIが早期利下げの根拠を示さなかったため、ドル買いが膨らんだ。
 円は対ドルで一時、1ドル=149円02銭と、4月3日以来の安値を付けた。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1207.45 4.95 0.41%
ドル/円 \148.86 \1.14 0.77%
ユーロ/ドル $1.1601 -$0.0063 -0.54%
米東部時間 16時53分
 バークレイズの通貨ストラテジスト、スカイラー・モンゴメリー・コーニング氏は「この日のインフレ指標は、関税がコアの財価格に影響していることを示しており、その影響は今後さらに拡大する可能性が高い。利下げ余地を制限し、ドルを押し上げるだろう」と述べた。
 マネックスの外国為替トレーダー、ヘレン・ギブン氏は「これはハト派が望んでいたような弱い数字ではない」と語った。
 ウェルズ・ファーゴのストラテジスト、アループ・チャタジー氏は、通商政策に関する混乱が続く中、FRBが「少なくとも9月まで」様子見に回れば、ドルにとって支援材料になると話した。

原油
 ニューヨーク原油は続落。ドル相場の上昇が嫌気された。トランプ米大統領がロシアへの圧力を強めたものの、ロシアの輸出に歯止めをかける効果はないとトレーダーらはみている。
 トランプ氏はこの日、インドネシアとの合意を匂わせていたが、記者団に対し同国からの輸入品に19%の関税を賦課すると述べた。ドルは上昇し、ドル建てで取引されるコモディティーの投資妙味が低下した。
 ナターシャ・カネバ氏らJPモルガン・チェースのアナリストは「ウクライナでの戦争が始まってから明らかになったのは、ロシアの商社や船舶会社、決済仲介業者を標的にした制裁では、ロシア産原油の流通を止められないということだ」とリポートで指摘した。
 原油価格は一時的に上昇する場面も見られた。米エネルギー省のライト長官はこの日、戦略石油備蓄(SPR)の補充方法を工夫する方向で検討していると述べた。
 ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物の最終取引を控えたプロンプトスプレッドのポジションが手じまわれたことも、相場を圧迫した。期先2限月の価格差である同スプレッドは、1バレル当たり約1.16ドルの逆ざやでこの日は安定している。逆ざやは依然強気パターンだが、14日のピークだった1.49ドルから有意に縮小した。
 市場の関心は供給に戻りつつある。国際エネルギー機関(IEA)のリポートでは、サウジアラビアが6月に大幅増産したとしていたが、石油輸出国機構(OPEC)はこれに一部異論を唱えた。OPECのデータでは、サウジの産油量は規定の枠内に収まっている。
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は、前日比46セント(0.7%)安い1バレル=66.52ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント9月限は50セント(0.7%)下げて68.71ドル。


 ニューヨーク金相場は続落。米CPIの発表後、FOMCは当面金利を据え置くとの見方が市場で広がった。ドルが上昇し、ドル建てで取引される金は米国外の投資家からみた魅力が低下した。
 トレーダーは最新の貿易動向にも注意を払っている。トランプ米大統領は欧州連合(EU)を含め、貿易相手国との交渉を進めることにオープンな姿勢を示した。
 金は年初から25%余り上昇し、4月には1オンス=3500ドルを超えて過去最高値を記録した。トランプ政権による攻撃的で予測不能な貿易政策に対し、トレーダーがヘッジを求めたことが背景にある。この上昇は3カ月前ほどから失速。高値圏での購入がちゅうちょされており、市場は新たに形成される貿易体制について不透明感の解消を待っている。
 シティー・インデックスのマーケットアナリスト、ファワド・ラザクザダ氏は「貿易交渉が8月前にとん挫すれば、金は容易にこれまでの高値を試す、あるいは更新する可能性がある」と予測。「当面の市場はじっと様子を見守る姿勢のようだ。金価格の予想は慎重ながら強気に傾いている」と述べた。
 金スポット価格はニューヨーク時間午後2時27分現在、前日比17.12ドル(0.5%)安い1オンス=3326.39ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は22.40ドル(0.7%)下げて3336.70ドルで引けた。
◆米30年債利回り5%台、円安加速で一時149円台−関税インフレを懸念
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-15/SZFXOVDWLU6800?srnd=cojp-v2

■対中関税の猶予期限「心配は不要」、ベッセント氏が懸念払拭狙う
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-15/SZFXV3GPWCLJ00?srnd=cojp-v2
■トランプ氏、対インドネシア関税19%で合意と発表−米製品購入も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-15/SZG1TEGPFHV000?srnd=cojp-v2
■トランプ氏「ウクライナはモスクワ攻撃すべきでない」、長距離兵器巡る報道受け
https://jp.reuters.com/world/ukraine/ZB6XHZNYJNKHVIZ2XLSHZXCILI-2025-07-15/
■トランプ氏のロシア「2次関税」、中印との新たな火種に−執行も困難
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-15/SZFRE5GPFHPY00?srnd=cojp-v2
■エヌビディアとAMD、AI半導体の対中輸出再開へ−政権が方針転換
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-15/SZF3V4DWLU6800?srnd=cojp-v2
■アップル、米国防省支援のMPマテリアルズとレアアース鉱物購入契約
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-15/SZFWLRDWRGG000?srnd=cojp-v2
■メキシコ、米への関税対抗措置を示唆 8月1日までに合意未達なら
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/YU2SLWYQSNOG5GFF6CFXGIBSKY-2025-07-15/
■EU、トランプ関税に備え報復第2弾を準備−日本と連携も目指す
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-15/SZFCSJYNQCCG00?srnd=cojp-v2
■中印ブラジル「ロシアと取引継続なら大打撃」、NATO事務総長が警告
https://jp.reuters.com/world/ukraine/VZM4ABGJ6BO3VFMDE4GP44RBFM-2025-07-15/
■プーチン氏、米の圧力に屈せず戦闘継続へ 和平交渉に強硬=関係筋
https://jp.reuters.com/markets/commodities/KKZVNULO7BNUPL5ORZCJKX3FXA-2025-07-15/
■豪州は中国との関係を重視−アルバニージー首相、習主席と北京で会談
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-15/SZFAVVDWRGG000?srnd=cojp-v2
■中国の習氏、慎重な都市計画促す−不動産開発の「新たなモデル」提唱
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-15/SZFDM1DWLU6800?srnd=cojp-v2

●米コアCPI、またも予想に届かず−関税転嫁の動きも一部に
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-15/SZFXLGDWRGG000?srnd=cojp-v2
・6月は前月比0.2%上昇、予想0.3%上昇−前年同月比では2.9%上昇
・玩具など関税措置の影響受けやすい一部品目は数年ぶりの高い伸び
 6月の米消費者物価指数(CPI)は、食品とエネルギーを除くコア指数が5カ月連続で市場予想を下回った。ただ細部を見ると、企業が関税に伴うコストの一部を消費者に一段と転嫁し始めている状況がうかがえる。[ 後略 ]
●米CPIはFOMCの姿勢変えず、焦点は9月−市場関係者の見方
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-15/SZG2KIT1UM0X00?srnd=cojp-v2
●NY連銀製造業指数、7月は予想外に活動拡大−5カ月ぶりプラス
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-15/SZFY63GQ1YUO00?srnd=cojp-v2


☆ ランキング参加中です クリック頂ければうれしいです
にほんブログ村 先物取引ブログへ人気ブログランキング





円は147円台後半、米金利高でドルが買われる−米CPIを注視 《あさイチ07.15》

☆ブログランキングに参加しております

にほんブログ村 先物取引ブログへ  人気ブログランキング




■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】株反発、トランプ氏が関税交渉に応じる姿勢−長期債売り
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-14/SZENZFDWLU68?srnd=cojp-v2
・30年債利回りは一時4bp上昇して5%接近、6月上旬以来の高水準
・ドル全面高、円は一時0.2%下落して147円78銭−原油は反落


 14日の米株式相場は反発。トランプ米大統領が貿易交渉に対してオープンな姿勢を示したことを受け、S&P500種株価指数は過去最高値近辺で推移した。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 6268.56 8.81 0.14%
ダウ工業株30種平均 44459.65 88.14 0.20%
ナスダック総合指数 20640.33 54.80 0.27%
 トランプ氏は新たな関税率を記して各国・地域に送付した書簡が「ディール」だと強調する一方、さらなる交渉に応じる構えを示唆した。同氏は週末、メキシコと欧州連合(EU)に30%の関税を課すと表明していた。
 UBSグローバル・ウェルス・マネジメントのマーク・ヘーフェル氏は、関税に関するトランプ政権の最新の動きについて「交渉戦術とみている」と指摘。「米国の実効関税率は15%前後で落ち着くとの基本シナリオを維持する。その場合、S&P500種は向こう1年間でさらに上昇するだろう」と述べた。
 モルガン・スタンレー傘下Eトレード・ファイナンシャルのクリス・ラーキン氏は、「関税についての直近の報道に対して株式相場の反応が限られたことは、市場がこうしたニュースに徐々に慣れてきている可能性を示唆する。あるいは、関税の脅しほど実際の影響は大きくならないとみているのかもしれない」と述べた。
 市場では15日公表の6月米消費者物価指数(CPI)と、同日始まる米銀大手の決算発表を待つムードも強かった。
 米CPIは、関税によるコスト上昇分の価格転嫁がわずかにとどまったことを示す見通し。ただ、多くのエコノミストは物価上昇が年内に徐々に加速するとみている。
 プリンシパル・アセット・マネジメントのシーマ・シャー氏は「インフレ圧力はこれまでのところ抑えられているが、関税はいずれ物価指標に浸透し、上昇圧力となって米連邦準備制度理事会(FRB)に一定の重しとなるだろう」と述べた。
 ソーンバーグ・インベストメント・マネジメントのジョシュ・ルービン氏は「今週発表のいかなるデータも、ポートフォリオのポジショニングを大きく左右するとは市場で考えられていないだろう」と指摘する。
 「われわれは依然として関税政策や、米金融当局の政策決定に影響を与え得る今後のインフレ・雇用データを待つ段階にある。このところ静かな地政学的動向も見守る必要がある」と述べた。

米国債
 米国債相場は下落(利回り上昇)。特に長期債が売られた。30年債利回りは一時4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して5%に接近。6月上旬以来の高水準を付けた。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 4.98% 3.2 0.65%
米10年債利回り 4.44% 2.6 0.59%
米2年債利回り 3.90% 1.5 0.38%
米東部時間 16時56分
 日本で超長期国債の利回りが急上昇したことが、世界の国債市場に波及した。ドイツでは30年債利回りが2bp上昇して3.25%と、2023年以来の高水準で取引を終えた。
 各国政府は国債の発行を増やす方向にある。ドイツは今年、軍備とインフラ整備のため、長年の財政緊縮路線を転換。日本では参院選を控え、与野党が現金給付や減税の公約を有権者に訴えている。
 MSFインベストメント・マネジメントのシニアマネジングディレクター、ブノワ・アンヌ氏は、「市場の主要な注目が金融政策から、予算や国家債務の動向へと移った」と述べた。
 オールスプリング・グローバル・インベストメンツ債券部門のチーフ投資ストラテジスト、ジョージ・ボリー氏は「米30年債利回りは5%近辺にあり、再び5%を上抜ける可能性が高い」と、ブルームバーグ・ラジオで語った。「財政赤字を伴う支出が世界に広がっており、その圧力の逃げ場が長期ゾーンに集中している」と述べた。
 この日は主要な米経済指標の発表がなく、市場関係者は15日のCPIを意識する状況だった。 

外為
 ニューヨーク外国為替市場で、ドルは他の主要10通貨全てに対して上昇。トランプ大統領が週末に貿易を巡る各国との緊張を激化させたことが背景にある。
 円は対ドルで一時0.2%下落し、1ドル=147円78銭を付けた。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1202.50 3.01 0.25%
ドル/円 \147.77 \0.34 0.23%
ユーロ/ドル $1.1664 -$0.0025 -0.21%
米東部時間 16時56分
 ブルームバーグ・ドル・スポット指数は3営業日続伸。
 マネックスの外国為替トレーダー、ヘレン・ギブン氏は「私は『実際に起きるまでは全て口先だけだ』と考える立場だ」と発言。「トランプ大統領がパウエルFRB議長への攻撃的な発言を強めた春に、ドル相場は当初ショックを受けた。従って市場は現時点では、何か具体的なことが起きない限り、こうした問題を受け流すようになっている」と話した。

原油・金
 ニューヨーク原油相場は大幅反落。トランプ大統領が貿易戦争をさらにあおる一方、ロシアにウクライナとの停戦を求めて圧力を強化する計画を明らかにした。ただしこれには、ロシアのエネルギー輸出を直接抑制する新たな措置は含まれなかった。
 トランプ氏はこの日、ロシアが50日以内に停戦に同意しなければ、同国とビジネス関係にある諸国に100%の「2次的」関税を賦課するとの考えを明らかにした。しかしロシアの石油輸出に直接の制裁を発表するには至らなかった。トランプ氏は先週、ロシアに関する「重大発表」を14日に予定していると述べていたため、トレーダーらの間では石油輸出に対する制裁が敷かれるとの臆測が広がった。トランプ氏の対ロ計画の詳細が明らかになると、原油相場はこの日の安値に下げた。
 2次的関税は実行が難しく、投資家からの信頼は乏しいとラボバンクの世界エネルギーストラテジスト、ジョー・デローラ氏は指摘する。「相場上昇を支える可能性があると期待されていたのは、ロシアの石油・ガス産業に米国が直接制裁を強化することだけだった」と述べた。トランプ氏の発言前、原油相場は1.8%高まで上昇していた。
 トランプ氏は週末、EUとメキシコに30%の関税を賦課すると示唆。これを受けてエネルギー需要見通しが悪化し、市場への向かい風を強めた。
 主要な貿易相手国に高率の関税を書簡で通告するトランプ氏のやり方は、世界的にエネルギー需要を冷え込ませるとの懸念を再燃させた。年末に向けて需給バランスが供給超過に傾くとの予想も一段と広がった。
 短期的には需要見通しは持ちこたえているもようだ。今年上期の中国貿易黒字は過去最高を記録。関税による波乱を製造業者が乗り切っている様子が浮き彫りになった。データには、中国の原油輸入が現時点で増加していることも示された。ボルテクサのデータによれば、中国は6月にイランからの原油輸入を大きく増やしている。
 原油価格は依然、年初水準を6%余り下回っている。中東の地政学的緊張と米国主導の貿易戦争の両方をにらむ展開となっている。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成される「OPECプラス」は、生産抑制の手を緩めており、年末にかけて需給は供給超過に傾くとみられている。
 原油市場のトレーダーらは、金融引き締めの今後を占う上で15日発表の米CPI統計に注目している。
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は、前営業日比1.47ドル(2.15%)安い1バレル=66.98ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント9月限は1.6%下げて69.21ドル。

 金スポット価格は小幅安。ニューヨーク時間午後3時33分現在、前営業日比8ドル(0.2%)安い1オンス=3347.59ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は4.90ドル(0.2%)安の3359.10ドルで引けた。
◆円は147円台後半、米金利高でドルが買われる−米CPIを注視
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-14/SZDPC2DWRGG000?srnd=cojp-v2
◆世界で長期債売り加速、日本が筆頭−財政悪化やインフレ再燃を警戒
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-14/SZE49SDWLU6800?srnd=cojp-v2

■トランプ氏、EUとの関税交渉に応じる意向示唆−書簡は「ディール」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-14/SZEK23T0AFB400?srnd=cojp-v2
■トランプ氏、日本に改めて不満−「米国車を受け入れようとしない」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-14/SZE0S6DWRGG000?srnd=cojp-v2
■100%関税か停戦か、ロシアに迫るトランプ氏−ウクライナに兵器供給へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-14/SZEAQKDWLU6800?srnd=cojp-v2
■トランプ氏、AI優位維持へ700億ドル民間投資−業界サミットで発表へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-14/SZEFFOT0G1KW00?srnd=cojp-v2
■フェンタニル対策で役割遂行、米も責任果たすべき=メキシコ大統領
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/3SDPBBEHFZIKBPLPU227H4XGVM-2025-07-14/
■EU、トランプ関税30%に報復含め対応検討−日本などと連携模索
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-14/SZDV51DWRGG000?srnd=cojp-v2
■中国、銀行の国債投資を支持−日本型不況懸念した昨年から論調変化
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-14/SZDTCXDWX2PT00?srnd=cojp-v2
■新世界発展、2930億円融資を目標期限内に確保できず−協議は継続
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-14/SZDTCDDWLU6800?srnd=cojp-v2

●パウエル議長、FRBの監察官に本部改修プロジェクトの調査を要請
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-14/SZED0IT1UM0W00?srnd=cojp-v2
●FRBは夏の冷や汗、トランプ関税ようやくCPI反映へ−発表前予想
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-14/SZE942DWLU6800?srnd=cojp-v2
●クリーブランド連銀総裁、一段のインフレ鈍化必要−早期利下げに慎重
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-14/SZE4NFDWX2PS00?srnd=cojp-v2
●英中銀総裁「不確実性が成長を圧迫」、市場混乱リスクへの警戒呼びかけ
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/L22S6GGQNVJKDJTEFG4K4GMKNY-2025-07-14/
●日銀追加利上げ時期、早ければ来年1月と予測−日証協の日比野会長
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-14/SZ6D1GT1UM0W00?srnd=cojp-v2


☆ ランキング参加中です クリック頂ければうれしいです
にほんブログ村 先物取引ブログへ人気ブログランキング





今週の主な予定 《あさイチ07.14》

☆ブログランキングに参加しております

にほんブログ村 先物取引ブログへ  人気ブログランキング




■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆円反発し147円前半、貿易摩擦の懸念再燃−トランプ氏が関税強化示唆
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-13/SZ78XUDWX2PS00?srnd=cojp-v2
◆FRBの9月利下げ観測に揺らぎ、今週発表のCPI注目度高まる
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-13/SZCT19DWLU6800?srnd=cojp-v2
◆CFTC 円 投機的ネットポジション
https://jp.investing.com/economic-calendar/cftc-jpy-speculative-positions-1614
◆CFTC ユーロ 投機的ネットポジション
https://jp.investing.com/economic-calendar/cftc-eur-speculative-positions-1611
◆CFTC 金 投機的ネットポジション
https://jp.investing.com/economic-calendar/cftc-gold-speculative-positions-1618
◆CFTC 原油 投機的ネットポジション
https://jp.investing.com/economic-calendar/cftc-crude-oil-speculative-positions-1653
◆来週の主な予定 日米消費者物価指数、ウォラー&ボウマン 参院選投開票 ベッセント米財務長官来日
https://fx.minkabu.jp/news/339037
・参院選投開票、与党が過半数維持できるかが焦点、過半数割れなら財政悪化懸念で日本売りか
・FRBブラックアウトを前にウォラー理事とボウマン副議長の講演、2人とも7月利下げに賛成
・米消費者物価指数 パウエルFRB議長は関税の影響でインフレは「夏にかけて」上昇と予想
・日本消費者物価指数 前回コアCPIは+3.7%と2年4カ月ぶり高水準、コメ中心に食品伸び加速
・ベッセント氏とラトニック氏が大阪万博イベント出席のため来日、赤沢再生相は会えるのか?


14日(月)
 日銀「生活意識に関するアンケート調査」
 中国貿易収支(6月)
 EU外相理事会(通商)EU米国・EU中国の貿易関係について協議
 ブイチッチ・クロアチア中銀総裁、クロアチア中銀年次総会出席
15日(火)
 中国GDP(第2四半期)
 中国新築住宅価格・中古住宅価格・不動産投資(6月)
 中国小売売上高・鉱工業生産・失業率(6月)
 ドイツZEW景況感指数(7月)
 カナダ消費者物価指数(6月)
 米消費者物価指数(6月)
 米NY連銀製造業景気指数(7月)
 EU外相理事会、ウクライナ情勢・中東情勢について協議
 リーブス英首相、年金制度見直し発表
 アルバニージー豪首相と李中国首相、豪中ビジネスCEO円卓会議出席
 ベイリー英中銀総裁、イベント講演
 ボウマンFRB副議長、FRB年次金融包摂会議開会挨拶(質疑応答なし)
 バーFRB理事、FRB年次金融包摂会議出席(質疑応答なし)
 バーキン・リッチモンド連銀総裁、イベント講演
 コリンズ・ボストン連銀総裁、全米企業エコノミスト協会(NABE)経済測定セミナー出席(質疑応答なし)
 全米企業エコノミスト協会(NABE)2025経済測定セミナー(16日まで)
 OPEC月報
16日(水)
 日銀議事録(2015年1月-6月開催分)
 訪日外客数(6月)
 英消費者物価指数(6月)※生産者物価指数の公表一時中止、夏に再開予定
 米生産者物価指数(6月)
 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
 ビルロワドガロー仏中銀総裁、イベント講演
 バーFRB理事、金融規制に関するイベント出席(質疑応答あり)
 ウィリアムズNY連銀総裁、米経済見通しおよび金融政策について講演
 ローガン・ダラス連銀総裁、米経済とFRBについて講演(質疑応答あり)
 ハマック・クリーブランド連銀総裁、イベント講演(質疑応答なし)
 バーキン・リッチモンド連銀総裁、イベント講演
 中国国際サプライチェーン促進博覧会(CISCE)(20日まで)エヌビディア初参加
 エヌビディアのファンCEOが中国商務相らと協議予定
17日(木)
 日本貿易収支(6月)
 豪雇用統計(6月)
 豪消費者インフレ期待(7月)
 英雇用統計(5月)
 米小売売上高(6月)
 米対米証券投資(5月)
 米新規失業保険申請件数(12日終了週)
 米フィラデルフィア連銀景況指数(7月)
 ウォラーFRB理事、米経済見通しおよび金融政策について講演(質疑応答あり)
 クックFRB理事、全米経済研究所(NBER)主催「デジタル経済と人工知能」出席(質疑応答あり)
 クーグラーFRB理事、米経済見通しについて講演(質疑応答なし)
 デイリー・サンフランシスコ連銀総裁、ブルームバーグTV出演
 G20財務相中銀総裁会議(南アフリカ、18日まで)※ベッセント米財務長官は欠席
 台湾TSMC四半期決算
18日(金)
 日本消費者物価指数(6月)
 米ミシガン大学消費者信頼感指数(7月)
19日(土)
 ベッセント米財務長官とラトニック米商務長官が大阪万博イベント出席のため来日 ※日米関税交渉の予定なし
 FRBブラックアウト期間入り(金融政策に関する発言自粛)(31日まで)
20日(日)
 参院選投開票

■トランプ米大統領、いら立ち隠さず−関税発動控え交渉の重大局面
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-13/SZB22GDWRGG000?srnd=cojp-v2
■トランプ大統領、EU・メキシコに30%関税通告−書簡で再び揺さぶり
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-12/SZADRHT0AFB400?srnd=cojp-v2
■メキシコ、30%関税の回避に自信−合意に向け米国と既に協議開始
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-13/SZCEYXDWLU6800?srnd=cojp-v2
■EU、対米報復の発動を8月1日まで延期−日本やカナダと連携強化も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-13/SZCA7KDWLU6800?srnd=cojp-v2
■FRB批判、トランプ陣営が新攻勢−議長解任なら米資産売りに
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-13/SZB233DWLU6800?srnd=cojp-v2
■エヌビディアCEO、中国軍が米AI半導体を使用する可能性は低い
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-13/SZCG09DWRGG000?srnd=cojp-v2
■中国の「反内巻」政策で投資家心理に変化−価格競争是正のシグナル
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-13/SZBAQPDWLU6800?srnd=cojp-v2


☆ ランキング参加中です クリック頂ければうれしいです
にほんブログ村 先物取引ブログへ人気ブログランキング


ドル上昇、147円台前半−トランプ氏の関税脅しが影響

☆ブログランキングに参加しております

にほんブログ村 先物取引ブログへ  人気ブログランキング




■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】S&P500種の記録更新ストップ、国債利回り軒並み上昇
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-11/SZ8WATDWRGG000?srnd=cojp-v2
・ドルは上昇し147円台前半、トランプ大統領の関税脅しが影響
・来週は大手米銀が決算を発表、ロシアに関するトランプ氏発表も注目


 11日の米株式相場は反落。S&P500種株価指数は前日に終値ベースで過去最高値を更新したが、この日は上昇一服となった。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 6259.75 -20.71 -0.33%
ダウ工業株30種平均 44371.51 -279.13 -0.63%
ナスダック総合指数 20585.53 -45.13 -0.22%
 S&P500種採用銘柄のうち400銘柄近くが下げる中、エヌビディアをはじめとする大型ハイテク株は好調となり、指数をこの日の安値から浮上させた。クラフト・ハインツ株は急伸。会社分割の準備を進めているとの報道が材料となった。大手銀行6行は来週発表予定の4−6月期(第2四半期)決算で、トレーディング収入の増加が明らかになるとアナリストは予想している。
 トランプ米大統領はカナダからの輸入品の一部に8月1日から35%の関税を適用すると明らかにした。NBCニュースとのインタビューでは、新たな関税率を提示していない大多数の貿易相手国・地域に対し、15%ないし20%の関税を一律に課す予定であり、数字をこれから詰めると述べた。
 ミラー・タバクのマット・メイリー氏は「株式相場が軟調なのは、トランプ大統領が関税に関する姿勢を一段と硬化したからだ」と指摘。「市場は買われ過ぎになっており、極めて割高だ。調整の時期を迎えつつある」と述べた。
 UBSグローバル・ウェルス・マネジメントのウルリケ・ホフマン・ブハーディ氏は今後数週間、貿易に関する悪いニュースや脅しのような発言が急増する可能性はあるが、米国の通商政策は今年後半にかけて安定性を増す方向だとみている。

米国債
 米国債市場ではインフレ懸念が再燃する中、利回りが軒並み上昇。国債相場は週間ベースで2週連続安となった。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 4.95% 8.2 1.68%
米10年債利回り 4.41% 6.1 1.41%
米2年債利回り 3.89% 1.7 0.44%
米東部時間 16時55分
 30年債利回りは一時9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)余り上昇し、10年債利回りは6月中旬以来となる4.42%を付けた。いずれも月初から20bp近く水準を切り上げた。
 連邦公開市場委員会(FOMC)は年末にかけて利下げを再開すると予想されているが、トランプ大統領による関税の脅しと原油高によるインフレへの影響に投資家は慎重になっている。
 TDセキュリティーズの米金利ストラテジスト、モリー・ブルックス氏は「この日の売りは主にインフレ懸念によるもののようだ」と話す。「金利は年末までに下がるはずだと当社ではなお考えている。FOMCは成長不安に対応し、10月に利下げに踏み切るだろう」と述べた。
 今年1−6月の米国債相場は、上期としては5年ぶりの堅調となったが、貿易相手国に対するトランプ氏の威嚇や、財政支出拡大への懸念で大きく変動することが時折あった。
 それでもボラティリティーは低下し、米国債利回りの予想変動を示すICE・BOFA・MOVE指数は、2022年1月以来の水準に低下した。
 ジェフリーズ・インターナショナルのチーフ欧州ストラテジスト、モヒト・クマール氏は、今週の10・30年債入札が良好な結果となり、いくらか懸念が和らいだとリポートで指摘。ただし、財政不安を理由に米国と欧州、英国の「長期債は引き続き敬遠している」と述べた。
 米財務省はこの日、四半期ごとのプライマリーディーラー調査で、国債買い戻しプログラムの改善について意見を募った。同省は5月の四半期定例入札で、幅広い変更案を検討していると述べていた。

外為
 ドル指数は上昇。大多数の貿易相手国・地域に対し、15%ないし20%の関税を一律に課すとしたトランプ氏の発言が影響した。対ドルでの下げは円が顕著となり、147円台前半。カナダ・ドルは関税を嫌気して圧迫されたが、予想外の雇用者大幅増で下げ渋った。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1199.49 2.75 0.23%
ドル/円 \147.42 \1.16 0.79%
ユーロ/ドル $1.1692 -$0.0009 -0.08%
米東部時間 16時55分
 週間ベースでのドル・円は2%余り上昇し、今年最良のパフォーマンス。この日は147円52銭まで上昇した。
 ジェフリーズの為替グローバル責任者、ブラッド・ ベクテル氏は今月20日の参院選について「市場の関心度は少し高まり始めた」と指摘。「選挙結果はドル・円相場をほんの少し動かしそうだが、いずれの方向でも1%を超えるような値動きは誰も予想していない」と述べた。
 「日本銀行は当面、追加利上げは不可能な状況にあり、それはしばらく続く可能性が高い」とベクテル氏。「日本の財政と経済を巡る状況はやや不安定で、これもしばらく続く可能性が高い」と述べた。
 主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は、週間ベースで0.7%上昇した。2月以来の大幅高となった。
 ミハリス・ルサキス、クラウディオ・パイロン両氏を含むバンク・オブ・アメリカ(BofA)のチームは「貿易政策の不確実性が高まっている」とし、選択的な措置や、見通せない結末、高いリスクプレミアムを指摘。「経済の不確実性に変わりはなく、いずれ起きる米利下げも重しとなり、ドルの大幅上昇は難しいだろう」と述べた。  

原油・金
 ニューヨーク原油先物相場は反発。ロシアのエネルギー輸出抑制を目指す米国の新たな取り組みが意識された。
 トランプ米大統領は、ロシアを巡り「重要な声明」を14日に発表する考えを示した。また、ロシアによるウクライナへの攻撃が続いていることを巡り、プーチン大統領を改めて批判した。少なくとも85人の米上院議員が支持する対ロシア制裁法案は、中国とインドに対して、ロシア産エネルギーを購入した場合は500%の関税を課す内容となっている。
 コメルツ銀行は「米国は早ければ来週初めにもロシアに対する新たな制裁を決定する可能性がある」とリポートで指摘。「石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスの大幅な生産引き上げにもかかわらず、原油相場がそれを吸収してこれまで比較的安定を保ってきたのは、ロシアからの原油供給の減少が一因とみられる」と続けた。
 国際エネルギー機関(IEA)によれば、OPECの盟主サウジアラビアは先月、OPECプラスが定めた割当量を大幅に上回る石油生産に踏み切った。イスラエルとイランの間で戦争が勃発する中で、ペルシャ湾の産油国が石油輸出を急いだ。
 CIBCプライベート・ウェルス・グループのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン氏は「市場はIEAのリポートを精査し、地政学リスクと同地域の需要が特に高まった局面に増産が実施されたと判断している」と指摘。「注目すべきは、サウジから中国への供給が8月に増加するとみられる点だ。価格が堅調を維持する中、これは6月の供給過剰よりも市場にとって重要なシグナルだ」と述べた。
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は、前日比1.88ドル(2.8%)上昇し、1バレル=68.45ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント9月限は2.5%高の70.36ドル。

 金相場は続伸。金スポット価格はニューヨーク時間午後3時36分現在、前日比35.12ドル(1.1%)高の1オンス=3359.17ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は38.30ドル(1.15%)高の3364ドルちょうどで終了した。
◆関税に動じぬ市場の楽観ムード、トランプ氏の強硬姿勢をむしろ後押し
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-11/SZ8JEDT0AFB400?srnd=cojp-v2
・株高は関税支持の証拠とトランプ氏、市場は関税方針の撤回を見込む
・関税が現状水準維持でも、インフレ悪化・経済圧迫へ−クレメント氏
 [ 後略 ]
◆夏までにピークアウトも、米株は上昇軌道を当面維持へ−BofA
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-11/SZ8OQEDWRGG000?srnd=cojp-v2
◆米国債のボラティリティー指数、3年半ぶり低水準−市場安定の兆し
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-11/SZ8JBCT0G1KW00?srnd=cojp-v2
◆頼みの綱失う英国債、リスクにより脆弱に−安定求める政府に打撃
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-11/SZ8C3ET1UM0W00?srnd=cojp-v2
◆OPECの盟主サウジが産油枠超え異例の増産、戦争勃発影響−IEA
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-11/SZ86ATDWLU6800
◆時価総額14.7兆円失ったアリババ、株価一段安の恐れ−競争激化で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-11/SZ7S45T1UM0W00?srnd=cojp-v2

■米国の関税収入が増加、過去最高更新−今年度累計で1000億ドル突破
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-11/SZ8Y51DWRGG000?srnd=cojp-v2
■ルビオ米国務長官、中国の王外相と会談−米中首脳会談は実現の公算大
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-11/SZ8C4MT0G1KW00?srnd=cojp-v2
■トランプ対策に苦慮、衝突回避も報復も奏功せず−カナダ首相に試練
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-11/SZ8S49T0AFB400?srnd=cojp-v2
■ブラジル大統領、報復辞さないと再表明 トランプ氏はいずれ協議の可能性示唆
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/WWUOXXOU5JMJHOSGRHZM4OOCZM-2025-07-11/
■NATO、ロシア抑止に長距離ミサイルの増強必要 米軍幹部が見解
https://jp.reuters.com/world/ukraine/LOM6IHQTLJILDPMPXGN6GTQBXI-2025-07-11/
■ロシア外相が北朝鮮訪問開始、その後中国で上海協力機構議出席へ
https://jp.reuters.com/world/security/5XOHNE2QHRJKLJY43UMXCT63J4-2025-07-11/
■英中外相が会談、協力可能な分野など協議 香港問題にも言及
https://jp.reuters.com/world/china/CNGT3SY3GFMHVGR2RQBKUHKOKA-2025-07-11/
■クルド人組織PKKが武装解除、トルコとの対立終結へ イラクで式典
https://jp.reuters.com/world/security/4QK2RNAZHBJLZHHP3O22ZCI7XU-2025-07-11/
■インドへの関税、20%未満に下がる可能性−米国と暫定合意に向け協議
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-11/SZ8Y6TDWX2PS00?srnd=cojp-v2
■中国は30兆円超の追加刺激策必要、米関税への対応で−人民銀顧問ら
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-11/SZ8041DWRGG000?srnd=cojp-v2
■北朝鮮、ロシア弾薬の4割供給−ウクライナ軍情報機関トップが指摘
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-11/SZ8HS3T0G1KW00?srnd=cojp-v2

●米財政収支、6月は270億ドルの黒字−市場予想300億ドルの赤字
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-11/SZ8XTLD2677M00?srnd=cojp-v2
●関税措置で利下げ遅れる可能性、見通し不透明─米シカゴ連銀総裁=報道
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/JSEMYYOMWBPQPJVCZPBWZRR5LM-2025-07-11/
●ECBシュナーベル理事、追加利下げのハードルは「極めて高い」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-11/SZ86GIT0G1KW00?srnd=cojp-v2
●英GDP、5月も0.1%減で2カ月連続マイナス成長−予想は0.1%増
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-11/SZ82AADWX2PS00?srnd=cojp-v2


☆ ランキング参加中です クリック頂ければうれしいです
にほんブログ村 先物取引ブログへ人気ブログランキング


トランプ大統領、15%または20%の関税を一律に課す計画

■トランプ大統領、15%または20%の関税を一律に課す計画−NBC
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-11/SZ7KDVT1UM0W00?srnd=cojp-v2
 トランプ米大統領は10日、NBCとのインタビューで、大多数の貿易相手国・地域に対し15%または20%の関税を一律に課す計画だと述べた。
 「20%か15%のいずれか、残りの国は全て支払うことになると伝えるだけだ。これから決める」と話した。トランプ氏が4月に発表した世界一律の基本関税は現在10%だ。
 トランプ氏は7日以降、日本に対する25%の関税率など、貿易相手に対する関税措置をあらためて発表。8月1日から発効するとしている。
■トランプ米政権、カナダからの輸入品に35%関税適用へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-11/SZ7KW4T0AFB400


☆ ランキング参加中です クリック頂ければうれしいです
にほんブログ村 先物取引ブログへ人気ブログランキング




ドル、上げを消す展開−146円台前半 《あさイチ07.11》

☆ブログランキングに参加しております

にほんブログ村 先物取引ブログへ  人気ブログランキング




■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】S&P500は過去最高値更新、30年債入札には強い需要
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-10/SZ71WTT1UM0W00?srnd=cojp-v2
・ドルは上げを消す展開、146円台前半−近く企業決算の発表が本格化
・原油は反落、需要減退の兆しを嫌気−トランプ関税で金への逃避続く


 米株式相場は続伸。トレーダーは企業の業績見通しを吟味しながら、比較的落ち着いた1日を過ごした。S&P500種株価指数は過去最高値で引けた。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 6280.46 17.20 0.27%
ダウ工業株30種平均 44650.64 192.34 0.43%
ナスダック総合指数 20630.66 19.32 0.09%
 数日後には大手銀行をはじめ企業決算の発表が本格化する。この日はデルタ航空が明るい需要見通しを示し、航空株が上昇した。テスラをはじめ大型ハイテク株に買いが入った。エヌビディアは時価総額が再び4兆ドルを上回った。ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は予定している訪中の前に、トランプ米大統領と会談する。
 JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは、市場にはトランプ大統領が計画する関税への警戒感が欠けているとの考えを示した。ダイモン氏はアイルランドのダブリンで開かれた同国のハリス副首相とのイベントで、欧州連合(EU)と米国との間で合意に達することが重要だとし、関税の枠組みを「まとめる必要がある」と述べた。
 ニュースレター「ザ・セブンズ・リポート」のトム・エッセイ氏は「8月1日までに関税の状況が明確になるチャンスはゼロだ。それが7月の利下げを不可能にしている」と指摘。「関税政策が次々と先送りされる現実は、9月利下げのチャンスを低下させ、高金利の長期化につながり得ると同時に、景気減速の可能性を高める」と述べた。
 セントルイス連銀のムサレム総裁は、インフレ率には上昇リスクがあると述べた。ただ関税が物価に与える影響が長期化するかどうかは、現時点ではまだ分からないという。サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は、年内2回の利下げが依然として可能性の高いシナリオだと指摘。また関税による物価への影響は当初の予想より穏やかになる可能性があるとの認識を示した。
 連邦公開市場委員会(FOMC)は今年、政策金利を据え置いているが、年内の利下げ回数予想でメンバーの見解は割れている。次回FOMCは29−30日に開催される。先物市場の織り込み具合によれば、投資家は年内2回の利下げを見込んでいる。

米国債
 米国債市場は総じて軟調。30年債は一時買われる場面があったが、前日とほぼ同水準で引けた。この日の30年債入札では強い需要が見られた。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 4.87% 0.0 0.00%
米10年債利回り 4.35% 1.6 0.36%
米2年債利回り 3.87% 2.7 0.71%
米東部時間 16時53分
 今週の中・長期債入札はこの日の30年債が最後。投資家の強い購入意欲が見られた。
 JPモルガン・インベストメント・マネジメントのポートフォリオマネジャー、プリヤ・ミスラ氏は「米財政軌道について懸念する声が多いが、10年債と30年債の入札は問題なく通過し、市場では入札前の大幅なコンセッション(事前調整)もなかった」と述べた。
 30年債入札(発行額220億ドル)では、最高落札利回りが4.889%と、応札締め切り前の利回り水準とほぼ変わらず。前日の10年債入札(390億ドル)も良好な結果で、利回りは低下していた。
 ミシュラー・ファイナンシャル・グループのマネジングディレクター、トム・ディガロマ氏は「今週は長期債に関して投資家の前向きな姿勢が見られた」と指摘。「とりわけ30年債利回りが5%に近い時に、長期債の購入に尻込みする投資家はいない」と述べた。
 英国でも歳出の財源確保で政府債の発行が増える可能性が懸念され、国債利回りが上昇していた。日本では今週最初の2日間で国債利回りが20ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇。参院選を控え、積極財政の公約が警戒された。10日の新発20年国債入札は無難な結果となり、一定の不安解消につながった。
  先週の米新規失業保険申請件数は4週連続で減少し、22万7000件。エコノミスト予想の23万5000件をわずかに下回った。米国債相場は統計の発表前と後でほぼ変わらなかった。
 金利スワップ市場では7月の金利据え置きと、年内2度の25bp利下げが引き続き織り込まれている。

外為
 ドル指数は朝方、失業保険申請統計を受けて下げを埋めた。一時0.3%近く上げる場面もあったが、最終的には前日比ほぼ変わらず。
 円は対ドルで小じっかりとなった。主要10通貨ではスイス・フランが軟調だった。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1196.74 0.11 0.01%
ドル/円 \146.27 \0.01 0.01%
ユーロ/ドル $1.1701 $0.0000 0.00%
米東部時間 17時00分
 円は対ドルで一時0.3%下げた。
 スコシアバンクのショーン・オズボーン、エリック・セオレ両氏は「円には貿易摩擦による圧力がかかっている」と指摘。「貿易動向は日銀にとって重要な判断材料だ。不確実性を一因に、日銀は政策引き締めを中断せざるを得ないでいる」とリポートで述べた。
 ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの市場戦略グローバル責任者ウィン・シン氏は「米国の労働市場はなお持ちこたえている」と指摘。「市場は静観しているが、『解放の日』のようなメルトダウン再来に向かって突き進んでいるとの感触を私は得ている」と述べた。
  ゴールドマン・サックス・グループのアナリストは、米ドルがここ数週間、落ち着いた値動きを見せているものの、再び「リスク資産的」な通貨として取引される可能性があると指摘している。

原油
 ニューヨーク原油先物相場は反落。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスが供給拡大を休止する可能性が報じられたが、需要減退の兆しと解釈され、売りが優勢になった。貿易戦争の悪化も売り材料。
 ブルームバーグはOPECプラスが10月からさらなる供給拡大を休止する方向で協議していると報じた。協議はまだ初期段階だという。トランプ大統領は、米国に石油を輸出しているブラジルに対する50%の関税を含め、新たな関税措置を発表した。
 サクソバンクの商品戦略責任者、オレ・ハンセン氏はOPECプラスの協議について、「市場がこれ以上、原油の供給増に対応できない」兆候と解釈された可能性が高いと指摘。需要のピーク期が過ぎると「供給過剰になるリスクがある」と語った。
 OPECプラスは8月の供給拡大ペースを一段と加速させる方針を5日に示したものの、原油価格は今週に入って小幅に上昇していた。コンサルティング会社エナジー・アスペクツは、米関税政策の圧力が高まる中で、世界の原油需要が第3四半期と第4四半期に日量100万バレル未満の増加にとどまると予想した。
 同社の市場インテリジェンス部門のディレクター、アムリタ・セン氏は「関税交渉を巡る懸念が再燃しているため、今年第4四半期から2026年にかけての動向を憂慮している」と述べた。
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前日比1.81ドル(2.6%)下落し、1バレル=66.57ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント9月限は2.2%安の68.64ドル。


 金相場は続伸。トランプ大統領が前日に発表した新たな関税措置を受け、長期的な影響に関する不透明感の高まりから安全資産としての金需要が高まった。
 金スポット価格はニューヨーク時間午後3時23分現在、前日比11.63ドル(0.4%)高の1オンス=3325.29ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は4.70ドル(0.1%)高の3325.70ドルで終了した。
◆ドル、政策の不確実性で再びリスク資産扱いの可能性も−ゴールドマン
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-10/SZ6N6KT1UM0W00
◆ブラジル資産急落、米政権が関税率50%を通知−首脳同士の対立強まる
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-10/SZ5K5RT0AFB400
◆OPECプラス、10月の供給拡大停止を協議-9月分は引き上げ検討
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-10/SZ6LS0T0AFB400

■米ロ外相が会談、ウクライナ巡る「新アプローチ」協議 対話継続へ
https://jp.reuters.com/world/ukraine/EX3GJ4MXMFM65I27E5GQVDUJUU-2025-07-10/
■米国務長官、ASEAN地域の重要性強調 関税攻勢の中
https://jp.reuters.com/world/security/W63C6MI5N5ILXJJECH4NAPXBVA-2025-07-10/
■パウエル氏にトランプ政権幹部が圧力−FRB本部改修「過剰」と主張
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-10/SZ77KBT0G1KW00?srnd=cojp-v2
■ブラジル大統領、米50%関税に報復示唆 緊張緩和へ外交も継続
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/XL74MEUBGRIC3LFPJCCLQEZNQU-2025-07-10/
■EU、AI規制法の「行動規範」を公表−著作権や透明性の規則を明記
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-10/SZ6KQKT0G1KW00?srnd=cojp-v2
■英仏首脳、核抑止で連携合意 ウクライナ支援も強化へ
https://jp.reuters.com/world/security/D54HSUHHLJOKLDJIV35ERZJRHI-2025-07-10/
■ウクライナ復興会議、100億ユーロ拠出確約 新基金も創設
https://jp.reuters.com/world/ukraine/T6CR73F7UJMFXJ2IYRMLX5QATE-2025-07-10/
■ゼレンスキー氏「米の政治的シグナル受け取った」、軍事支援再開巡り
https://jp.reuters.com/world/ukraine/45ZAJ44JK5NDPOBQ5QFPYRDVQE-2025-07-10/
■欧州議会、中国のレアアース輸出規制巡り決議 首脳会議前に解除要求明確化
https://jp.reuters.com/markets/commodities/NT7RJ2NL4JLVDG4LG5ERG2JQSI-2025-07-10/
■イランのIAEA協力再開、「二重基準」是正が条件=大統領
https://jp.reuters.com/world/security/UE7JIIYV7ZL7HCB2UNXOLIK7PU-2025-07-10/

●米新規失業保険申請、4週連続で減少−継続受給21年以来の高水準
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-10/SZ6O6SGQITJ400?srnd=cojp-v2
●ウォラー理事、FRBバランスシートは5.8兆ドルに縮小可能
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-10/SZ71BKT0G1KW00?srnd=cojp-v2
●SF連銀総裁、年内2回の利下げ見込む−関税の物価への影響は限定的
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-10/SZ7724DWLU6800?srnd=cojp-v2
●トランプ関税、インフレへの影響はまだ先−セントルイス連銀総裁
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-10/SZ6TUET0AFB500?srnd=cojp-v2
●日銀支店長会議、継続賃上げ必要も米関税に懸念の声−見極め局面続く
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-10/SZ4GM8T0AFB400?srnd=cojp-v2


☆ ランキング参加中です クリック頂ければうれしいです
にほんブログ村 先物取引ブログへ人気ブログランキング





トランプ大統領、新たに8カ国に関税通知 《あさイチ07.10》

☆ブログランキングに参加しております

にほんブログ村 先物取引ブログへ  人気ブログランキング




■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】株は反発、市場に「極端な強欲」−ドル小動き146円台前半
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-09/SZ597HT0AFB400?srnd=cojp-v2
・大型ハイテク株が上昇、エヌビディア時価総額は一時4兆ドル達成
・FOMC内で金利見通し分かれる、10年債入札好調で国債相場は反発


 9日の米株式市場で、S&P500種株価指数は反発。大型ハイテク株に買いが戻った。エヌビディアの時価総額は一時、史上初の4兆ドル(約585兆円)に達した。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 6263.26 37.74 0.61%
ダウ工業株30種平均 44458.30 217.54 0.49%
ナスダック総合指数 20611.34 192.88 0.94%
 貿易摩擦への懸念は、S&P500種の過去最高値接近を押しとどめるには至らなかった。株式市場の強気モメンタムを示すCNNの「恐怖と強欲指数」は「極端な強欲」を示唆している。大型ハイテク株の指数は1.1%上昇。エヌビディアは年初からの値上がり率が20%を上回った。
 トランプ米大統領はイラクやフィリピンなどに賦課する関税率を新たに発表した。ブラジルには50%を賦課すると明らかにした。
 パイパー・サンドラーのクレイグ・ジョンソン氏は「貿易戦争を巡る神経質なムードが戻ってきたが、それでも株式市場の環境は強気に見える」と指摘。「短期的に株式が圧迫される可能性はあるものの、関税ニュースへの市場の反応はますます鈍くなっており、それよりもトレンドラインが注目されている」と分析した。
 6月17−18日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によると、当局者の間で金利見通しに開きがあり、その主な要因は関税がインフレに与える影響についての見解の違いだった。
 議事要旨には「数人の参加者は関税が一時的な物価上昇を引き起こすものの、より長期のインフレ期待には影響しないと指摘した。しかし大部分の参加者は、関税がより持続的な影響をインフレに与えるリスクがあると主張した」と記された。

米国債
 米国債相場は反発。10年債入札(発行額390億ドル)で強い需要が見られ、米財政見通しへの不安が緩和された。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 4.87% -5.7 -1.16%
米10年債利回り 4.33% -6.7 -1.53%
米2年債利回り 3.84% -4.8 -1.22%
米東部時間 16時58分
 利回りは軒並み低下し、10年債では一時約6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)余り下げて4.33%となった。
 オックスフォード・エコノミクスのアナリスト、ジョン・キャナバン氏は「堅調な入札結果は、この日の市場ムードをさらに明るくした」と指摘。「安心感を与えるには十分良好な結果だった」と続けた。
 10年債入札では最高落札利回りが4.362%と、応札締め切り前に示唆された水準を小幅に下回った。これは需要が予想を上回ったことを意味する。
 先週明らかになった強い雇用データを受けて米利下げ期待が後退したほか、米減税・歳出法が成立したことから、利回りはこの1週間ほど上昇傾向にあった。
 6月のFOMC議事要旨によると、当局者の間で金利見通しに開きがあり、その主な要因は関税がインフレに与える影響についての見解の違いだった。
 短期債利回りもこの日は低下。2年債利回りはこの日の高水準からの下げが5bpを超えた。フェデラルファンド(FF)金利先物8月限への強い需要も背景にあった。
 6月の雇用統計が強い数字だったにもかかわらず、トランプ大統領からの圧力が続く中で、利下げ期待は高まりつつある。トランプ氏はパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の任期満了に伴い、利下げ要求に応じる人物を後任に指名すると公言しており、この日は米政策金利が少なくとも3ポイント高過ぎると述べた。

外為
 ドル指数は小幅もみ合い。オプション市場ではドル・ロングの需要が見られる。主要10通貨の中では、円とスイス・フランが対ドルで上昇。カナダ・ドルは軟調だった。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1196.63 -0.01 0.00%
ドル/円 \146.31 -\0.27 -0.18%
ユーロ/ドル $1.1722 -$0.0003 -0.03%
米東部時間 16時58分
 ドルは対円で一時0.2%下げ、146円25銭を付けた。
 UBSインベストメント・バンクは堅調を増すドル相場と日本銀行のハト派的姿勢を理由に、7−9月のドル・円相場見通しを従来の135円から、140円に引き上げた。「超ハト派的な日銀のスタンスと、幅広いポジション調整でドル全般が持ち直す可能性を考慮し、ドル・円が短期的に150円に近い水準である200日移動平均に向かう可能性は排除しがたい」とリポートで指摘。「日本が米国との交渉で上乗せ関税の回避で合意できなければ、日銀はさらにハト派的姿勢を強めることを促されるだろう」と分析した。
 主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は、一時約0.2%上昇。トランプ米大統領は新たな関税通告の書簡を発表した。発効は8月1日。
 主要通貨の中ではブラジル・レアルの下げが目立った。米国に対するブラジルの姿勢を批判していたトランプ大統領は、ブラジルへの関税率を50%と発表した。

原油
 ニューヨーク原油先物相場はほぼ変わらず。原油在庫が大幅に増加した一方、米国がイランの原油輸出を制限する新たな措置を講じたため、もみ合う場面が目立った。
 米エネルギー情報局によると、先週の米原油在庫は710万バレル増加し、1月以来の大幅増を記録した。一方、米財務省はイラン産原油の輸出を支援したとして22の外国組織を制裁対象に追加した。
 ケプラーの米州担当リード原油アナリスト、マット・スミス氏は「週次ベースで輸入が大幅に減少したにもかかわらず、精製活動の小幅な低下と輸出の鈍化が、原油在庫の大幅な増加につながった」と指摘した。
 ラボバンクのグローバル・エネルギー・ストラテジスト、ジョー・デローラ氏は、市場で実際に原油の供給量が大幅に減少するまで、制裁措置に関するニュースは限定的な上昇要因にとどまるとの見方を示した。「全ては見せかけだ」と指摘。「週末までに、制裁を受けた企業は全て新しい名前で新しい場所で営業を再開し、石油は流通し続けるだろう」と語った。
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前日比5セント(0.1%)上昇し、1バレル=68.38ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント9月限は4セント高の70.19ドル。


 金相場は反発。スポット価格は午前中にプラス圏に浮上したものの、FOMC議事要旨を待つムードが強かった。議事要旨公表後の動きはおおむね限定的だった。
 金スポット価格はニューヨーク時間午後3時14分現在、前日比14.25ドル(0.4%)高の1オンス=3316.17ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は4.10ドル(0.1%)高の3321ドルで終了した。
◆ウォール街、トランプ氏の関税通知をはったりと見抜く 「TACOチューズデー」とアナリスト
https://www.cnn.co.jp/business/35235284.html

■トランプ大統領、新たに8カ国に関税通知−対ブラジルは50%
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-09/SZ52EZT1UM0W00?srnd=cojp-v2
■トランプ氏が掲げる関税政策、現状とその目的・影響は−QuickTake
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-09/SZ3R3PT0AFB400?srnd=cojp-v2
■トランプ政権、ハーバード大が教育機関認可基準満たしていないと通告
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-09/SZ507AT0G1KW00?srnd=cojp-v2
■米ドル、第1・四半期の世界準備通貨の構成比が低下 ユーロ増大=IMF
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/QJMRQT57BBJRZPYQGOOJAM4ROI-2025-07-09/
■ロシア、ウクライナ東部要衝で前進と表明 弾薬庫や飛行場を攻撃
https://jp.reuters.com/world/ukraine/TTQZIECO7VIYBNPPSDV4MLWHL4-2025-07-09/
■ゼレンスキー氏、米特使と会談 防空強化など「実質」協議
https://jp.reuters.com/world/ukraine/VLR7A35TGZOIRAGCLYG4UBGOCI-2025-07-09/
■中国、雇用下支えへ支援策 米との貿易摩擦長期化で対応
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/JUYE444NQZNGJATCJSBZVH7CLU-2025-07-09/
■中国が欧州委員長に反論、「バランス取り戻すべきはEU側の考え方」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-09/SZ4WFIT0G1KW00?srnd=cojp-v2
■マレーシア首相、米関税引き下げ訴えへ−ルビオ米国務長官と明日会談
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-09/SZ47Q4T1UM0W00?srnd=cojp-v2
■【コラム】Mrジャパン怒らせるトランプ氏のコピペ関税−リーディー
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-09/SZ3TMWT0G1KW00?srnd=cojp-v2

●FOMC議事要旨、金利見通しに開き−関税の影響巡って見解相違
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-09/SZ58ORT0AFB400?srnd=cojp-v2
●FRB次期議長、利下げへの合意形成は困難−エコノミスト見通し
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-09/SZ4MZ5DWLU6800?srnd=cojp-v2
●ECBホルツマン氏、追加利下げの必要はない−MNIに語る
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-09/SZ4X1AT1UM0W00?srnd=cojp-v2
●ECB、追加利下げを計画も排除もすべきでない−ナーゲル独連銀総裁
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-09/SZ4SPHDWRGG000?srnd=cojp-v2
●英中銀、ヘッジファンドのレバレッジ戦略警戒−英債市場にリスク
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-09/SZ4L2VT0G1KW00?srnd=cojp-v2
●中国、生産者物価の下落続く−6月は23年以来の大幅なマイナス
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-09/SZ3YXXDWRGG000?srnd=cojp-v2


☆ ランキング参加中です クリック頂ければうれしいです
にほんブログ村 先物取引ブログへ人気ブログランキング





Profile

full3661

広告規制に基づく表示
Archives
記事検索
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ