トレンドおっちゃん

“トレンドおっちゃん”を自称する現役外務員による、日々の相場観測と 現状の認識を書き綴っています

今週の主な予定 《あさイチ09.17》

☆ブログランキングに参加しております

にほんブログ村 先物取引ブログへ  人気ブログランキング




■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆ウォール街、米50bp利下げに賭ける−理想的な投資環境見込む強気派
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-15/SJTNP9T0AFB400?srnd=cojp-v2
・世界の中銀、36時間の政策決定ラッシュ−市場はFRBと日銀を注視
・英中銀、金利据え置き見通し−ECB総裁の講演にも注目
 米国の金融緩和サイクルが今週始まれば、世界経済の地殻プレートが変動する。不安定な市場を背景にアジアや欧州など各国の中央銀行が金融政策を決める中で、そうした変化が生じる。
 18日に見込まれる米連邦準備制度の利下げ決定で、36時間にわたる金融市場のジェットコースターが始まり、締めくくりは日本銀行の植田和男総裁が20日に開く記者会見だ。日銀は、世界的な株安の種をまいた追加利上げ後初の政策を発表し、植田総裁がそれについて説明する。
[ 後略 ]
◆CFTC 円 投機的ネットポジション
https://jp.investing.com/economic-calendar/cftc-jpy-speculative-positions-1614
 円の買い越し増加
◆CFTC ユーロ 投機的ネットポジション
https://jp.investing.com/economic-calendar/cftc-eur-speculative-positions-1611
◆CFTC 金 投機的ネットポジション
https://jp.investing.com/economic-calendar/cftc-gold-speculative-positions-1618
◆CFTC 原油 投機的ネットポジション
https://jp.investing.com/economic-calendar/cftc-crude-oil-speculative-positions-1653
◆来週の主な予定 日銀会合に米小売売上高 FOMC大幅利下げ観測再燃、ブラジル中銀は再利上げ
https://fx.minkabu.jp/news/311306
・WSJ記者の「FRBは難しい決断に直面、利下げ幅決めかねている」記事を受け、FOMCの50bp利下げ観測が再燃
・FOMC前日には米小売売上高が発表される、マイナスに転じるようであれば50bp利下げ観測さらに高まる
・日銀会合 金融市場混乱や自民党総裁選があることから9月は据え置きとの見方、次の利上げ時期を探る
・カナダ消費者物価指数と小売売上高、カナダ中銀9月会合の議事録 年内さらなる利下げの可能性
・ブラジル中銀政策金利 高インフレと予想大きく上回るGDP受け再利上げ 年内さらなる利上げの可能性も


FRBブラックアウト期間(金融政策に関する発言自粛)(〜19日)

16日(月)
 米NY連銀製造業景気指数(9月)
 パネッタ伊中銀総裁、イベント出席
 敬老の日祝日のため東京市場は休場
 中秋節祝日のため中国市場は休場(17日まで)
17日(火)
 カナダ消費者物価指数(8月)
 米小売売上高(8月)
18日(水)
 月例経済報告(9月)
 訪日外客数(8月)
 英消費者物価指数・生産者物価指数(8月)
 ブラジル中銀政策金利
 米FOMC結果、経済予測公表、パウエルFRB議長記者会見
 カナダ中銀議事録(9月4日開催分)
 ナーゲル独連銀総裁、講演
 ホルツマン・オーストリア中銀総裁、講演
 ブイチッチ・クロアチア中銀総裁、講演
 中秋節翌日のため香港市場は休場
19日(木)
 NZ GDP(第2四半期)
 豪雇用統計(8月)
 英中銀政策金利
 米フィラデルフィア連銀景気指数(9月)
 米新規失業保険申請件数(14日終了週)
 ナーゲル独連銀総裁、講演
 シュナーベルECB理事、講演
 クノット・オランダ中銀総裁、講演
20日(金)
 日銀金融政策決定会合結果、植田日銀総裁記者会見
 日本消費者物価指数(8月)
 中国最優遇貸出金利(ローンプライムレート)
 カナダ小売売上高(7月)
 ラガルドECB総裁、IMFイベント講演
22日(日)
 英労働党大会(25日まで)

■トランプ氏の近くで発砲、本人無事 FBI「暗殺未遂」で捜査
https://jp.reuters.com/world/us/HTN4W4EQDVNCBDW7YRASSF2GLA-2024-09-15/
■核兵器巡るロシアとイランの情報共有、米英が懸念強める
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-15/SJTTSCT0AFB400?srnd=cojp-v2
■G7外相、イランの弾道ミサイル輸出非難 ロシア支援の停止要請
https://jp.reuters.com/world/ukraine/E2D7MLZHABMYTMCX4TIMNTP3YA-2024-09-15/
■ベネズエラ、外国人6人を拘束−大統領暗殺を企てたと主張
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-15/SJU3BRT0AFB400?srnd=cojp-v2
■ウクライナ、長距離兵器でロ領内攻撃する軍事的理由ある=NATO高官
https://jp.reuters.com/world/ukraine/L4BNLAKW4ZOYFNVAKIN4JHESPM-2024-09-15/
■ドイツ艦艇が22年ぶりに台湾海峡を通過−中国反発
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-14/SJSJYST0AFB400?srnd=cojp-v2
■比巡視船、南シナ海要衝から撤退 水食料枯渇、中国が支配固めるか
https://www.47news.jp/11488452.html
■中国全人代常務委、統計法改正を承認 データ巡る不正に対処
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/CAY4WR2CVZN2NMVLR6E4LGX73I-2024-09-13/

●FRBの利下げ開始待つ世界の中銀−日銀総裁会見まで市場の緊張続く
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-15/SJTO2FT1UM0W00?srnd=cojp-v2
●中国の住宅価格、8月は下落ペース加速−政府支援策の効果薄らぐ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-14/SJSG60T0AFB400
●中国経済、8月に失速−生産・消費・投資不調で成長目標達成に暗雲
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-14/SJS6WXT1UM0W00


☆ ランキング参加中です クリック頂ければうれしいです
にほんブログ村 先物取引ブログへ人気ブログランキング





金、連日の高値更新−50bp利下げを織り込む? 《あさイチ09.14》

☆ブログランキングに参加しております

にほんブログ村 先物取引ブログへ  人気ブログランキング




■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】円今年の最高値、一時140円付近−米大幅利下げ観測が復活
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-13/SJRG54DWLU6800?srnd=cojp-v2
・来週のFOMC、50bp利下げを市場織り込む−金は連日の高値更新
・S&P500種は週間で今年のベスト、金は連日の高値更新−原油反落


 13日の米金融市場では、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で50bpの利下げを予想した動きが顕著になった。外国為替市場ではブルームバーグ・ドル指数が下落。円は今年の対ドル最高値を更新した。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1226.11 -3.80 -0.31%
ドル/円 \140.90 -\0.92 -0.65%
ユーロ/ドル $1.1074 $0.0000 0.00%
米東部時間 16時51分
 ドルは対円で一時1.1%下げて140円29銭を付け、今年の最安値を更新した。次は140円が節目となる。オプション市場では一部のヘッジファンドが円に強気のポジションを積み増している。円は7−9月(第3四半期)に、世界の通貨の中で最高のパフォーマンスとなっている。
 来週のFOMCで50bp利下げが決まれば、ドルは140円を割り込む可能性があると、 ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループのグローバル為替責任者、ブラッド・ベクテル氏は予想。その水準まで円が上昇すれば、昨年7月以来となる。
 一方、日本銀行は19、20日の金融政策決定会合で、市場動向に配慮しつつ、経済・物価見通しが実現していけば緩和的な金融政策を調整する方針を改めて示すと予想されている。大半のアナリストは今回の金利据え置きを見込んでいるが、日銀当局者の発言は年後半の利上げがあり得ることを示唆している。
 ブルームバーグ・ドル指数は週間では2週連続の下落となる見通し。市場では50bp利下げが確率40%として織り込まれた。FOMCが利下げ幅を25bpにするか、50bpにするか検討しているとした、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)報道がきっかけ。
 JPモルガン・チェースのエコノミストは来週の会合では50bpの利下げが行われるべきだとの見解をあらためて示した。
 スイス・フランは対円で6日続落し、約1年ぶりの連続安。12月19日以来の安値となった。
 ユーロは対ドルで一時0.3%上昇し、1週間ぶり高値。対ポンドではほぼ変わらず。

米国株
 株式市場は続伸。大幅利下げ観測の台頭で、金融緩和の恩恵が期待できる銘柄へのローテーションが進んだ。S&P500種株価指数は週間ベースで今年ベストのパフォーマンスとなった。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 5626.02 30.26 0.54%
ダウ工業株30種平均 41393.78 532.07 1.30%
ナスダック総合指数 17683.98 114.30 0.65%
 景気に敏感な銘柄が、強気相場を率いてきた大型ハイテク株を上回るパフォーマンスを見せた。小型株のラッセル2000指数は2.5%上昇。
 S&P500種の均等加重バージョンであるS&P500イコールウエート指数は、S&P500種を上回り、株高の裾野が広がるとの期待を持たせた。イコールウエート指数ではエヌビディアもダラー・ツリーも同じウエートで算出され、トップ銘柄の変動の影響を受けにくい。
 BTIGのジョナサン・クリンスキー氏は「過去24時間で最大のニュースは、来週のFOMCで50bpの利下げが決まる確率に変化があったことだ」と語る。「リスクリワードという点では、小型株の方が有利だ。大型ハイテク株は再度買い一服となるだろう。ただS&P500種が最高値を更新すれば、大型株もその波に乗る」と述べた。
 ルネサンス・マクロ・リサーチのニール・ダッタ氏は、来週のFOMCが積極的な利下げに動く論拠は強いとみている。「50bp利下げを否定する理由としてよく言われるのは、『FOMCは私たちの知らない何かを把握している』と市場が受け止めかねないという主張だ。私はそうは思わない」とダッタ氏。「私自身の感触では市場は歓迎する。FOMCが早めに味方につくのは好ましいことだ」と述べた。

米国債
 つい数日前に消えたと思われていた50bp利下げの観測が復活し、市場に織り込まれた。フェデラルファンド(FF)金利先物10月限の取引が活発になり、同年限としては過去2番目の出来高を記録。大幅利下げ見通しを背景に、ショートカバーと新規のロングが混在する取引となった。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 3.98% -0.5 -0.13%
米10年債利回り 3.66% -1.9 -0.51%
米2年債利回り 3.58% -5.5 -1.50%
米東部時間 16時51分
 市場が織り込む50bp利下げの確率は13日に40%に上昇。今週初めの段階では4%だった。この動きを背景に米国債相場は上昇した。
 TCWグループのブライアン・ウェーレン氏は「来週の利下げ幅が25bpなら、FOMCは後手に回っていることになる」と話す。17日に発表される8月の小売売上高が予想外の弱い数字となれば、50bp利下げへのモメンタムは強くなると予想。「25bpにとどまるなら、債券にはむしろ強気だ。FOMCがこの先もっと行動せざるを得なくなることを意味するからだ」と述べた。
 50bp利下げ派と25bp利下げ派の綱引きとなったこの日の市場では、一時的に11月まで75bpの利下げが織り込まれた。次回2回の会合で一度50bp利下げがあるというトレーダーの見方を反映している。

原油   
 ニューヨーク原油先物相場は反落。暴風雨「フランシーヌ」が通過したメキシコ湾岸で、生産が再開されていることが材料視された。ただ、週間ベースでは1カ月ぶりの上昇。フランシーヌに伴う生産混乱や金融市場全般で広がるリスク選好ムードを背景に、売られ過ぎの状況は和らいだ。
 朝方は主にショートカバーから値上がりしていたが、英石油大手シェルがメキシコ湾での生産再開を明らかにすると、下げに転じた。ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物価格は10日に終値で1バレル=66ドルを割り込み、2021年12月以来の安値に下落。これを受けて弱気なポジションが積み上がっていた。
 みずほセキュリティーズUSAのエネルギー先物部門ディレクター、ロバート・ヨーガー氏は、この日発表された石油掘削装置(リグ)の稼働数の増加が原油を圧迫していると指摘。ポジションを手じまい、利益を確定させる動きが見られると述べた。
 マーカス・ガーベイ氏らマッコーリーのアナリストは「最近のリビアでの対立や近年の一連の地政学情勢を踏まえれば、相場に上昇余地がないわけではない」とリポートで指摘。ただし、「石油輸出国機構(OPEC)非加盟国の供給増加や需要低迷で、OPECプラスが計画通りに供給を増やす必要性は限られる」と記した。
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前日比32セント(0.5%)安の1バレル=68.65ドルで終了。週間では1.4%上昇し、8月初旬以来のプラスとなった。ロンドンICEの北海ブレント11月限は0.5%下げて71.61ドルで引けた。


 金相場は続伸し、スポット相場は連日で最高値を更新した。来週の米利下げが広く予想される中、買いが強まり、前日に2%近く上昇した流れが続いた。
 この日は一時1.1%高の1オンス=2586.10ドルまで買われた。週間での上昇率は3%を超える勢いだ。米金融緩和観測を追い風に、金は年初から25%余り値上がり。中央銀行による購入や、中東およびウクライナでの紛争を背景とした逃避需要にも支えられたほか、個人投資家の関心も高まっている。
 トレーダーの間では来週のFOMC会合での大幅利下げの見通しが復活。きっかけとなったのはウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の12日の報道だった。WSJによれば、政策当局者らは利下げ幅を巡り、通常の0.25ポイントか、もしくは0.5ポイントかで決めかねている。
 金利低下は利回りを生まない金にとって総じてプラスとされており、金の先高観は強いとトレーダーはみている。
 TDセキュリティーズのシニアマーケットストラテジスト、ダニエル・ガリ氏は金の最高値更新について、50bpの利下げ観測が強まっていることと関連していると述べた。
 RJOフューチャーズのシニアマーケットストラテジスト、ボブ・ハーバーコーン氏は、安全資産としての需要もあると指摘。今週発表の統計で示された米インフレの小幅加速や労働市場の弱さを挙げ、投資家はリセッション(景気後退)に備えて金で資産を守っておきたいと考えている可能性があると話した。
 金スポット価格はニューヨーク時間午後2時55分現在、前日比24.50ドル(1%)高の1オンス=2582.40ドル。ニューヨーク商品取引所の金先物12月限は30.10ドル(1.2%)上げて2610.70ドルで引けた。
◆来週のFOMC、市場は0.5ポイント利下げの確率40%と織り込む
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-13/SJQRF6T0AFB400
◆USスチール株が急騰、日鉄買収の判断は選挙後の可能性と報道
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-13/SJRD1FDWLU6800?srnd=cojp-v2
◆ヘッジファンド、円の一段高を予想−オプション市場で賭け拡大
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-13/SJQCP1T0G1KW00?srnd=cojp-v2

■バイデン米政権、対中関税引き上げを最終決定−9月27日に発効
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-13/SJR3J4DWRGG000?srnd=cojp-v2
■米、ウクライナ長距離ミサイル使用巡る政策に変更なし=高官
https://jp.reuters.com/world/ukraine/YA7HJ2ZWMNIATKSCRALDJKUTLI-2024-09-13/
■米国務副長官、中国のロシア経済支援に警戒呼びかけ−欧州に協調要請
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-13/SJPZK1T1UM0W00?srnd=cojp-v2
■ロシア国連大使、NATOに「直接戦争」警告 長距離攻撃容認なら
https://jp.reuters.com/world/ukraine/7LX2S6UMAVIJ7IZKZDM5YB5WQI-2024-09-13/
■越境攻撃「期待通りの効果」、東部でロシア軍停滞=ゼレンスキー氏
https://jp.reuters.com/world/ukraine/DVXIBSN6U5KH5CBFOACS77PBMY-2024-09-13/
■ハマス最高指導者、ヒズボラのトップに書簡、イスラエルとの戦闘支援に謝意
https://jp.reuters.com/world/security/GTWIY7GSGNNMBILYG54DOHXVLY-2024-09-13/
■中国が定年引き上げ、1978年以来−来年から15年かけ調整
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-13/SJQO3WT0AFB400
■中国の習氏、成長率目標の達成を全地域・部門に要請−弱い統計意識か
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-13/SJQBQWT0G1KW00
■7&iは外為法上の「コア業種」に分類−財務省が最新リスト公表
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-13/SJJ581DWX2PS00?srnd=cojp-v2

●米消費者マインド、4カ月ぶり高水準−1年先インフレ期待が低下
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-13/SJR8JJDWX2PS00?srnd=cojp-v2
●来週のFOMC、50bp利下げ以外なら落胆−市場関係者の見方
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-13/SJRDGCDWLU6800?srnd=cojp-v2
●FRBは0.25ポイントずつ年内3回の利下げへ−エコノミストが予想
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-13/SJPVZCT1UM0W00?srnd=cojp-v2
●FRB、利下げ幅決めかねている公算−NY連銀前総裁も50bpに言及
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-12/SJPZT8T0AFB400?srnd=cojp-v2
●ECB、10月の利下げ検討辞さないが12月の公算大−ラガルド総裁
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-13/SJQVJ5T0G1KW00?srnd=cojp-v2
●ロシア中銀が1ポイント利上げ、10月の追加引き締めも示唆
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-13/SJR20TDWX2PS00?srnd=cojp-v2


☆ ランキング参加中です クリック頂ければうれしいです
にほんブログ村 先物取引ブログへ人気ブログランキング





ECB、予想通り利下げ 《あさイチ09.13》

☆ブログランキングに参加しております

にほんブログ村 先物取引ブログへ  人気ブログランキング




■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】主要株価指数が軒並み高い、円は対ドルで141円台に上昇
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-12/SJPJEFT0G1KW00?srnd=cojp-v2
・PPIはやや加速も前月は下方修正、利下げサイクルへ予想変わらず
・ECBは予想通り利下げ、ラガルド総裁は今後の示唆与えず


 12日の米国株式相場は続伸。今週はすでに1兆3000億ドル(約184兆円)を超える時価総額がS&P500種株価指数に上乗せされている。この日発表された経済統計は、今後の利下げサイクル予想を変えるには至らなかった。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 5595.76 41.63 0.75%
ダウ工業株30種平均 41096.77 235.06 0.58%
ナスダック総合指数 17569.68 174.15 1.00%
 S&P500種の主要セクターは軒並み上昇。大型株と小型株の両方がS&P500種を上回る勢いを見せた。
 8月の米生産者物価指数(PPI)はエコノミスト予想をわずかに上回る伸びにやや加速したものの、前月分は下方修正された。米金融当局が重視するインフレ指標に反映される項目は総じて抑制された水準だった。先週の米新規失業保険申請件数は小幅に増加した。
 エバコアISIのクリシュナ・グーハ氏は「今のFOMCは『ハト派』のサプライズを与えても、『タカ派』のサプライズをもたらすことはできない。われわれはそれを認識した上で、この日のPPIは50bpで利下げを開始する可能性を残すものだと考える。その方がソフトランディング(軟着陸)へのリスクが小さい」と述べた。

米国債
 米国債相場は小幅安となった。FOMCは来週の会合で決定する利下げ幅を25bpにするか、50bpにするか検討していると米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報道。これを受けてスワップ市場では50bp利下げの織り込み具合がやや強まった。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 3.99% 2.6 0.66%
米10年債利回り 3.68% 2.3 0.62%
米2年債利回り 3.64% 0.2 0.05%
米東部時間 16時50分
 朝方の取引はドイツ連邦債の軟化が影響した。ECBが予想されていた通りの利下げを発表した後、ラガルド総裁は金利について特定の道筋を約束することはないとあらためて表明した。米国債の軟調は午後も続き、30年債の入札では最高落札利回りが入札前取引(WI)水準を1.4bp上回った。

外為
 ECBは広く予想されていた通り、政策金利を25bp引き下げ、ユーロは一段高となった。ブルームバーグ・ドル指数はほぼ1週間ぶりの大幅な下落。円は対ドルで上昇。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1229.91 -5.20 -0.42%
ドル/円 \141.80 -\0.56 -0.39%
ユーロ/ドル $1.1073 $0.0061 0.55%
米東部時間 16時50分
 日本銀行の田村直樹審議委員は、日銀が示している2026年度までの見通し期間の後半には1%程度まで政策金利を引き上げておくことが必要との見解を示した。
 トレーダーによれば、短期のオプションでは対円で豪ドルのダウンサイドに強い需要が見られる。
 ユーロは対ドルで一時0.5%上昇し、1.1066ドルを付けた。ECBによる利下げは今年2回目。中銀預金金利は3.50%となった。
 ラガルド総裁は「われわれはデータに依存する姿勢を崩さない」と記者会見で表明。「利下げの道筋は、順序についても規模についても、事前に決定されるものではない」と語った」と述べた。
 ブルームバーグ・ドル指数は米PPI統計の発表後に0.3%下落。日中の動きとしては今月6日以来の大幅な下げとなった。統計は来週のFOMCに対する見方を変えるには至らなかった。

原油   
 ニューヨーク原油先物相場は続伸。ハリケーンだった「フランシーヌ」は暴風雨に勢力を落としたものの、メキシコ湾岸の原油生産に混乱をもたらした影響が続いている。アルゴリズム取引によるここ最近の激しい売りも一巡した。
 原油相場のボラティリティーは10日に9カ月ぶりの高水準に達した後、足元の上昇に伴い、落ち着いている。
 米安全環境執行局(BSEE)によると、フランシーヌの上陸により、メキシコ湾では日量約67万バレルの石油生産が停止を余儀なくされた。これは同地域の産油量の3分の1余りに相当する。
 アルゴリズム取引を活用する商品投資顧問業者(CTA)として知られる投資家も、売りを控えているもようだ。
 ブリッジトン・リサーチ・グループのスティーブン・ロゼム氏は、現時点で売りは見られないとし、「相場が再び下げに転じれば、新たな売りがいずれ出るだろうが、目先はそうではない」と述べた。
 国際エネルギー機関(IEA)はこの日、中国経済の冷え込みにより世界石油需要の伸びが「急減速」し、石油価格が3年ぶりの安値になったと月報で指摘した。
 サクソバンクの商品戦略責任者オレ・ハンセン氏は「現在の水準で悪材料が織り込まれ過ぎているのではないかという疑問に市場は向き合う必要がある」と指摘。「IEAの見通しがそれほど楽観的でないことはほぼ確かで、中国経済減速のシナリオをおおむね確認した。フランシーヌの影響が今後数日に弱まる中、市場は新たな売り圧力を受けやすい」と話した。
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は、前日比1.66ドル(2.5%)高の1バレル=68.97ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は1.9%上げて71.97ドルで引けた。


 金相場は反発し、スポット相場は最高値を更新した。米インフレ指標はまたも予想を上回る伸びを示した一方、米失業保険申請件数は増加し、米金融当局が来週利下げを実施するとの見方はほとんど変わっていない。
 同経済指標の発表を受けて、ドルが下げる中、金は一時1.9%高の1オンス=2559.40ドルを付けた。これはニューヨーク時間午後4時26分時点で史上最高値。
 ECBはこの日、政策金利引き下げを発表した。インフレ率が2%に向かって低下する一方で景気への懸念は深まり、6月に続き今サイクルで2回目の利下げを決めた。
 サクソバンクの商品戦略責任者オレ・ハンセン氏は「ECBの利下げと米失業保険申請件数の小幅増加、米PPIの小幅加速という材料は、金を新たな高値に押し上げるのに十分だった」と述べた。 その上で、米国でも利下げサイクルが始まれば、利下げの幅に関係なく、金相場の支えとなる可能性が高いと付け加えた。
 投資家による金買い戻しの動きも金の上げに寄与した。米商品先物取引委員会(CFTC)の最新データによれば、ニューヨーク商品取引所(COMEX)金先物におけるヘッジファンドのグロスショートポジションは9月3日終了週に4週間ぶりの高水準となっていた。
 金スポット価格はニューヨーク時間午後2時46分現在、前日比44.10ドル(1.8%)高の1オンス=2555.86ドル。ニューヨーク商品取引所の金先物12月限は38.20(1.5%)上げて2580.60ドルで引けた。
◆原油先物2%高、ハリケーン「フランシーヌ」の影響見極め
https://jp.reuters.com/markets/commodities/SLUUEHEG45IHFPMTFDZOPRS2MY-2024-09-12/
◆世界石油需要の伸び、中国低迷で2020年以来の小ささ−IEA
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-12/SJOWZRT0AFB500

■ハリス氏リード拡大、米大統領選支持率 TV討論会で弾み=調査
https://jp.reuters.com/world/us/XS4PIKYV4VKZZF5KAZRP7PSJQ4-2024-09-12/
■トランプ氏、ハリス氏との再度の討論会を否定−既に勝利したと主張
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-12/SJPU9WT0G1KW00?srnd=cojp-v2
■クアッド首脳会合、21日開催 バイデン氏地元の米デラウェア州
https://jp.reuters.com/world/security/3IW33XBGQVNKLLCEFZUHIBS2EA-2024-09-12/
■ウクライナの長射程兵器使用、ポーランドが制限解除求める
https://jp.reuters.com/world/ukraine/Q55R7TF2HVPXDMFISOT3MKKMUA-2024-09-12/
■黒海穀物船にミサイル攻撃、ルーマニア領海付近 ウクライナが非難
https://jp.reuters.com/markets/commodities/3DUKXTGREJK4TLWO5ODN3V2QB4-2024-09-12/
■ウクライナ大統領、中国とブラジルの和平構想を「破壊的な提案」と非難
https://jp.reuters.com/world/ukraine/NLWAEK3FBNM4JKHND2RDIAK5SU-2024-09-12/
■中国の習主席、24年経済成長目標達成への努力求める
https://jp.reuters.com/world/security/NGTAXFLE4RMXDN2ICA35JPBSJM-2024-09-12/
■中国、インベストメントバンカー拘束相次ぐ−締め付け強化の動き
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-12/SJOF6QT0AFB400?srnd=cojp-v2

●米PPI、8月は伸びが市場予想やや上回る−前月分は下方修正
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-12/SJP9GZT0AFB400?srnd=cojp-v2
●米新規失業保険申請、3週ぶりに増加−雇用の緩やかな減速と整合
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-12/SJP9LHDWLU6800?srnd=cojp-v2
●米家計純資産、再び過去最高を更新−不動産と株の価値上昇が押し上げ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-12/SJPNOQDWLU6800?srnd=cojp-v2
●ECBが追加利下げ、予想通り−インフレ率低下と景気低迷を受け
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-12/SJP963T0AFB500?srnd=cojp-v2
●ECB次回利下げはいつか、ラガルド氏ヒント示さずーデータ待ち強調
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-12/SJPLW1DWRGG000?srnd=cojp-v2
●ECB、10月利下げの可能性まだ閉ざしていないー関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-12/SJPJ11DWRGG000?srnd=cojp-v2
●日銀の次回利上げ、エコノミストの半数以上が12月と予想−サーベイ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-12/SJOWZTT0G1KW00?srnd=cojp-v2


☆ ランキング参加中です クリック頂ければうれしいです
にほんブログ村 先物取引ブログへ人気ブログランキング





CPI統計、コア指数が予想をやや上回り 《あさイチ09.12》

☆ブログランキングに参加しております

にほんブログ村 先物取引ブログへ  人気ブログランキング




■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】テク主導で株上昇、CPI後の売り克服−142円40銭台
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-11/SJNR1KT0G1KW00?srnd=cojp-v2
・S&P500種は3日続伸、エヌビディアなど半導体が上昇をけん引
・短期債中心に利回り上昇、9月の大幅利下げ観測が後退


 11日の米株式相場は上昇。S&P500種株価指数は3日続伸となった。米消費者物価指数(CPI)統計で、食品とエネルギーを除いたコア指数の伸びが市場予想を上回ったため、売り優勢で始まったが、大手ハイテク株を中心に買いが入り、上げに転じた。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 5554.13 58.61 1.07%
ダウ工業株30種平均 40861.71 124.75 0.31%
ナスダック総合指数 17395.53 369.65 2.17%
 エヌビディアは8%上昇し、半導体株の上げをけん引した。
 リーガン・キャピタルのスカイラー・ウィナンド氏は「このところ業績や経済統計が不安定で、株価はやや下げているが、利下げが始まり選挙を通過すればもっと順風になると予想している。不透明感が薄れ、2025年の業績の織り込みが始まるためだ」と語った。
 コアCPIは前月比0.3%上昇。前年同月比では3.2%上昇した。ブルームバーグの算出によると、コア指数は過去3カ月の年率では2.1%上昇。7月の1.6%上昇から伸びが加速した。
 エバコアISIのクリシュナ・グーハ氏は「コアインフレ率が予想を上回ったことで、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が9月に50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げを実施することは難しくなるだろう」と指摘。「当社は引き続き50bpで利下げを開始するのが適切な行動であり、今でもやり遂げることは可能だと考えている。しかし、その可能性は低く、結果として市場とソフトランディングへのリスクが高まっている」と述べた。
 インディペンデント・アドバイザー・アライアンス(IAA)のクリス・ザカレリ氏は「この先のリスクとしては、明らかに景気減速と労働市場の悪化の方に重点が置かれる。年内あと3回しかFOMCはないのに、今も4回の25bp利下げが織り込まれているのはそのためだ(つまり少なくとも1回の会合で50bpの利下げがあるとの見方を意味する)。しかし、突然リセッション(景気後退)に陥るような展開は回避しつつ、このまま景気の減速が続けばFOMCは毎回25bpの慎重なペースで金利を引き下げられるだろう」と語った。

米国債
 米国債市場では期間短めの国債を中心に利回りが上昇。FOMCが段階的に利下げに踏み切るとの観測から上昇した。金利スワップ市場では、来週のFOMC会合での0.25ポイント利下げが完全に織り込まれている。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 3.97% 1.0 0.24%
米10年債利回り 3.66% 1.7 0.46%
米2年債利回り 3.65% 5.1 1.43%
米東部時間 16時45分

為替
 外為市場では、円が対ドルでCPI発表後に1ドル=142円54銭まで下げた。その後141円台前半まで買われる場面もあったが、午後にはほぼ変わらずの142円台半ばまで上げを縮小した。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1235.11 -1.33 -0.11%
ドル/円 \142.41 -\0.03 -0.02%
ユーロ/ドル $1.1015 -$0.0005 -0.05%
米東部時間 16時45分
 CPI統計では、コア指数が予想をやや上回り、来週に実施される利下げの幅が0.25ポイントにとどまるとの見方が強まった。  
 オスカー・ムニョス氏らTDセキュリティーズのストラテジストは「市場は2024年の米利下げをほぼ目いっぱい織り込んでいたため、米経済指標の安定の兆しには弱い」と、11日付のリポートで指摘。ドルはマクロ経済や政治、地政学的な面での長引く不確実性を踏まえると構造的に割安に見えると述べた。

原油・金
 ニューヨーク原油先物相場は反発し、2週間ぶりの大幅高。米メキシコ湾岸の主要産油地帯がハリケーン「フランシーヌ」に襲われたことから、ショートカバーの動きが出た。
 BOKファイナンシャル・セキュリティーズのトレーディング担当シニアバイスプレジデント、デニス・キスラー氏はこの日の相場上昇について、ハリケーンの影響で石油会社が一帯で原油生産の約25%を停止したことを受けて、ショートカバーが発生したためだと分析。
 「世界的な需要は弱まっているが、ハリケーンで油井の操業停止が何日も続けば、米国の供給はさらに引き締まる可能性がある」と続けた。
 エクソンモービルやシェルなどの石油大手は作業員を退避させ、海洋掘削装置(リグ)の操業を停止した。
 米エネルギー情報局(EIA)のデータでは、米国の原油在庫は83万3000バレル増加したことが示された。米国石油協会(API)は279万バレルの減少を予測していたほか、ブルームバーグ調査では70万バレルの縮小が見込まれていた。
 シティグループのコモディティー調査責任者マックス・レイトン氏は「来年は高い確度で供給余剰になりそうな様相だ」とブルームバーグテレビジョンで話した。
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は、前日比1.56ドル(2.4%)高の1バレル=67.31ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は2.1%上げて70.61ドルで引けた。

 金相場は反落。基調的な米インフレが8月に予想外に加速し、来週の大幅利下げ観測が後退したことが背景にある。
 ブルー・ライン・フューチャーズのチーフ市場ストラテジスト、フィル・ストライブル氏は、8月のコアインフレ圧力の強まりは「先行きの利下げ回数が減る可能性」があることを意味すると指摘。「全てはその道筋次第だが、道のりが非常に長くなりつつある。突如として2025年の利下げ回数が減ることにもなり、そうなれば金市場にとってやや問題含みだ」と述べた。
 その上で、金は最高値付近で推移しているため「最近は市場に油断が広がっていた。トレーダーはやや神経質になっており、利益を確定して市場から引き揚げたい様子だ」と続けた。
 金スポット価格はニューヨーク時間午後3時8分現在、前日比6.50ドル(0.3%)安の1オンス=2510.23ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は70セント(0.1%未満)下げて2542.40ドルで引けた。

■バイデン大統領への圧力高まる 長距離兵器によるロシア領攻撃容認求め
https://www.cnn.co.jp/usa/35223817.html
■米大統領選討論会、支持者の反応は対照的−マスク氏は司会者を批判
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-11/SJNSLJDWLU6800?srnd=cojp-v2
■トランプ氏、ハリス氏との討論には大勝−追加討論「する気はない」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-11/SJNNAZT1UM0W00?srnd=cojp-v2
■米英外相がキーウ訪問、新たな支援発表 長距離攻撃容認は継続協議
https://jp.reuters.com/world/ukraine/ESVAMECHZNL2DBGP2LKBWK4HKE-2024-09-11/
■イラン製ミサイル運搬の貨物船、ロシア南部の港に停泊 衛星画像で確認
https://www.cnn.co.jp/world/35223815.html
■ロシア、クルスク州で本格的な反撃開始か−ウクライナ越境攻撃後で初
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-11/SJNJNRDWLU6800?srnd=cojp-v2
■ロシア、戦争の拡大警告 米がウクライナに長距離ミサイル使用容認なら
https://jp.reuters.com/world/ukraine/IFNLT2LVMVOA5OG4TYPWQYRQXI-2024-09-11/
■プーチン氏、ニッケルやウランなどの輸出制限の検討を政府に求める
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-11/SJNM2SDWLU6800?srnd=cojp-v2
■ハマス、米の従来案に基づき「停戦の用意」 新たな条件拒む
https://jp.reuters.com/world/security/BDVLF64DI5IWNOOBMABVAX6NG4-2024-09-11/
■中国が約40年ぶりの定年引き上げへ、13日にも承認か−全人代常務委
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-11/SJMXYLT0G1KW00?srnd=cojp-v2
■中国、売れ残り住宅の買い取り進まず−地方政府の慎重姿勢顕著
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-11/SJMDWUT1UM0W00?srnd=cojp-v2

●米CPI、コア指数が予想外に伸び加速−大幅利下げの可能性低下
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-11/SJNEVZDWLU6800?srnd=cojp-v2
●【米CPI】25bpで利下げ開始が「既定路線」に−市場関係者の見方
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-11/SJNIJFDWLU6800?srnd=cojp-v2
●米住宅ローン金利が大幅低下、23年2月来の低水準−借り換え広がる
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-11/SJNJ8WDWLU6800?srnd=cojp-v2
●ゴールドマンCEO、50bp利下げなおあり得る−確率は30%台前半
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-11/SJNS5PDWX2PS00?srnd=cojp-v2


☆ ランキング参加中です クリック頂ければうれしいです
にほんブログ村 先物取引ブログへ人気ブログランキング





北海ブレント、およそ2年ぶりに70ドルの節目を割り込み 《あさイチ09.11》

☆ブログランキングに参加しております

にほんブログ村 先物取引ブログへ  人気ブログランキング




■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】ハイテク株高い、ブレント70ドル割れ−ドル142円台前半
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-10/SJLXNSDWLU6800?srnd=cojp-v2
・金融株は下落、大手米銀トップの慎重な発言で
・米国債相場は上昇、原油安で−3年債入札好調


 10日の米株式市場ではS&P500種株価指数が続伸。大手ハイテク株を中心に買いが入った。一方、大手米銀トップの慎重な発言を受けて、金融株は売られた。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 5495.52 24.47 0.45%
ダウ工業株30種平均 40736.96 -92.63 -0.23%
ナスダック総合指数 17025.88 141.28 0.84%
 アナリストの強気な見解を受けて上昇したテスラを中心に大型株が上げた。オラクルは最高値を更新。一方、バンク・オブ・アメリカ(BofA)は投資銀行の業績が一部市場予想を下回るとの見通しを示した。JPモルガン・チェースはアナリスト予想が楽観的過ぎると指摘した。前日にはゴールドマン・サックス・グループが、第3四半期のトレーディング部門が10%減益となる可能性を示唆していた。
 10日夜に米大統領選の民主党候補ハリス副大統領と共和党候補のトランプ前大統領による討論会を控え、選挙リスクも意識された。
 11日の消費者物価指数(CPI)発表を前に、22Vリサーチが実施した調査によると、コアCPIが米金融当局が望むような軌道にあるとの回答比率は56%だった。一方、リセッション(景気後退)を予想する投資家の割合は高止まりしている。
 CPIに対する市場の反応については、48%が「まちまち・無視できる程度」、32%が「リスクオン」と回答。「リスクオフ」を予想したのは20%にとどまった。
 ウェルズ・ファーゴ・インベストメント・インスティチュートのサミーア・サマナ氏は「市場が米利下げを積極的に期待していることを考えると、CPIが上振れすれば、下方向の荒い値動きにつながるだろう」と指摘。「CPIが下振れすれば、利下げ余地が大きくなる一方、景気が予想以上に減速していることを示し、上下両方向のリスクが高まる」と述べた。
 米国で近く利下げが見込まれる中、リセッションリスクはなお低いとして、米ゴールドマン・サックス・グループのストラテジストは、米国株が20%超の大幅安となる可能性は低いと予測した。

米国債
 米国債相場は上昇。原油安を受けて買いが入った。午後には規模580億ドルの3年債入札で強い需要があり、堅調を維持した。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 3.95% -4.6 -1.15%
米10年債利回り 3.64% -6.2 -1.67%
米2年債利回り 3.59% -7.7 -2.09%
米東部時間 16時48分

為替
 外国為替市場ではドル指数と円が上昇。米大統領選の候補者による討論会を前に、リスク回避の動きとなった。
 円は対ドルで上昇。一時は1ドル=142円20銭まで上げた。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1236.44 1.31 0.11%
ドル/円 \142.49 -\0.69 -0.48%
ユーロ/ドル $1.1021 -$0.0014 -0.13%
米東部時間 16時49分
 クレディ・アグリコルCIBのG10為替調査・戦略責任者、バレンティン・マリノフ氏は「この値動きは、ドル・スマイル理論が依然として外為市場の支配的なひな形であることを浮き彫りにしている。実際、米緩和観測が引き続きドルに打撃を与える可能性がある一方、リセッション懸念を背景とした市場のリスク回避志向はリスク関連通貨に対してドルを下支えするはずだ」と述べた。

原油・金
 原油相場は国際指標である北海ブレント先物がおよそ2年ぶりに1バレル=70ドルの節目を割り込んだ。堅調な供給と需要低下への懸念に加え、投機的な売りが下げを加速させた。
 10日発表された弱い中国の輸入データを含め、米中両国のさえない経済統計により需要への懸念が強まり、来年に供給過剰に陥るリスクが意識された。石油輸出国機構(OPEC)非加盟の産油国で生産量が急増していることも、こうした懸念に拍車をかけており、弱気なポジションは記録的な水準に膨らんでいる。
 CIBCプライベート・ウェルスのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン氏は「押し目買いへの自信が失われており、原油は底打ちが難しい状況だ。大きな材料も限定的で、エアポケット(航空機が急激に下降する空域)が生じている」と指摘。「中国のデータは引き続き低調だ」と述べた。
 OPECは世界の石油需要見通しをおおむね横ばいで維持した。国際エネルギー機関(IEA)も今週、月報を公表する。IEAはこれまで、来年の供給過剰を予想している。
 BOKファイナンシャル・セキュリティーズのシニアバイスプレジデント、デニス・キスラー氏は「中国の需要軟化が最大の弱気要因となっている。今や多くのトレーダーがアジアの需要低迷は長期的な問題になると考え始めている」と述べた。
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は、前日比2.96ドル(4.3%)安の1バレル=65.75ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は3.7%下げて69.19ドル。WTI、ブレントともに終値で2021年12月以来の安値となった。

 金スポット相場は続伸。今週発表される米インフレ統計に注目が集まる中、日中はもみ合いの展開となった。同統計は利下げサイクルの道筋に関して手掛かりを提供する可能性がある。
 米CPIが11日、米生産者物価指数(PPI)は12日にそれぞれ公表の予定で、米金融当局にとって利下げの判断材料になるとみられている。
 FHNファイナンシャルのクリス・ロウ氏は「インフレは重要だ」と指摘。「弱めの数字となれば、米金融当局に50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げを促す可能性がある。高めが出れば、25bpが確実になり得る」と述べた。
 金利低下は、利回りを生まない金にとって強材料とされる。
 金スポット価格はニューヨーク時間午後2時3分現在、前日比6ドルちょうど(0.2%)高の1オンス=2512.38ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は10.40ドル(0.4%)上げて2543.10ドルで引けた。
◆JPモルガン、楽観見通し「妥当ではない」−銀行株全般に売り拡大
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-10/SJLRDUT0AFB400?srnd=cojp-v2
◆フランス国債、日本の投資家の資金が流出−政治混乱で信頼低下か
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-10/SJLHITT0AFB400?srnd=cojp-v2
◆中国中銀、利回り低下阻止で国債売り介入の兆し−マクロ統計期待外れ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-10/SJL9KGT0AFB400?srnd=cojp-v2
◆中国の1日当たり原油輸入量、8月は1年ぶり高水準 価格下落で
https://jp.reuters.com/markets/commodities/62B6PE4EKZJE3I34TKRCOUZ3UA-2024-09-10/
◆中国の石油製品需要、23年がピークで減少幅加速へ 研究者が予想
https://jp.reuters.com/markets/commodities/63M3M4CV6JK6TKC5FY3YDHBZAU-2024-09-10/

■ウクライナに供与の長距離兵器、使用制限解除「調整中」=米大統領
https://jp.reuters.com/world/ukraine/MDOS4QY62FIFTNSVK75E4YWAMY-2024-09-10/
■米大統領選討論会、トランプ氏とハリス氏が迎える天王山−勝敗の鍵は
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-10/SJLXQIT0G1KW00?srnd=cojp-v2
■FRB、大手米銀の資本要件引き上げを半減へ−計画案を大幅変更
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-10/SJLOAFT0G1KW00?srnd=cojp-v2
■米「イランがロシアにミサイル供与」、欧米相次いで制裁発表
https://jp.reuters.com/world/ukraine/PQTKSEZLW5K6BCFUXE5QAFTHM4-2024-09-10/
■アップルとグーグルが敗訴、追徴税と制裁金巡るEUとの法廷闘争
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-10/SJL73MDWRGG000?srnd=cojp-v2
■独VW、30年来の雇用保障協定を破棄へ−コスト削減の一環で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-10/SJLPQ5T0AFB400?srnd=cojp-v2
■ウクライナ、イランと国交断絶も 対ロシア兵器供与巡り
https://jp.reuters.com/world/ukraine/X7FFR2LYIFPAZKRVVFZBN7UZXE-2024-09-10/
■ロシア、イランとの新二国間条約締結の手続きほぼ完了=前国防相
https://jp.reuters.com/world/ukraine/5SDAHLUVO5P43M5UVWAA2RGACY-2024-09-10/
■ロシア前国防相、中国外相と会談 緊密な協力に期待表明=報道
https://jp.reuters.com/world/china/NC4B3O3VMJOPLMLSOKHAIEGN7U-2024-09-10/
■イスラエル、ハマス最高幹部のガザ脱出を提案−人質解放が条件
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-10/SJM2CRT0G1KW00?srnd=cojp-v2

●米消費者信用残高、7月は255億ドル増−22年11月以来最大の増加
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-09/SJK7T6GQOFSW00?srnd=cojp-v2
●米実質世帯所得が4年ぶりに増加、パンデミック前の水準は依然下回る
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-10/SJLQBCDWRGG000?srnd=cojp-v2
●中国の輸出額が2年ぶり高水準、景気にプラス材料−輸入伸び悩み
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-10/SJKUU3T0AFB400?srnd=cojp-v2
●日銀は今月会合で政策維持へ、利上げ急ぐ必要性低いとの見方−関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-10/SJKVV8DWX2PS00?srnd=cojp-v2


☆ ランキング参加中です クリック頂ければうれしいです
にほんブログ村 先物取引ブログへ人気ブログランキング





《あさイチ09.10》

☆ブログランキングに参加しております

にほんブログ村 先物取引ブログへ  人気ブログランキング




■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】株は押し目買いで反発、CPIに注目−ドル143円台前半
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-09/SJJ4MET0AFB400?srnd=cojp-v2
・短期債利回りが上昇、長期債利回りは低下に転じる
・円は早朝に143円80銭に下落、その後は下げ渋る


 9日の米株式相場は反発。前週末は景気に対する懸念から売りが優勢になったが、この日は押し目買いが入った。米金融当局の利下げ幅を予想する上で、市場は今週のインフレ指標に注目している。  
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 5471.05 62.63 1.16%
ダウ工業株30種平均 40829.59 484.18 1.20%
ナスダック総合指数 16884.60 193.77 1.16%
 S&P500種はすべての主要セクターが上昇。テスラとエヌビディアが超大型株の上昇をけん引した。アップルは主力製品のスマートフォン「iPhone」最新版、iPhone16を発表。人工知能(AI)の利点活用に重点を置いて設計されていると、ティム・クック最高経営責任者(CEO)はイベントで述べた。アップル株は2%近く下げる場面もあったが、ほぼ変わらずで終えた。

米国債
 米国債市場では利回りがこの日の最高水準から離れる展開。年内の米利下げ幅を見極めるため、市場では今週のインフレ指標の発表が待たれている。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 4.00% -1.3 -0.33%
米10年債利回り 3.70% -0.6 -0.15%
米2年債利回り 3.68% 2.9 0.79%
米東部時間 16時53分
 金融政策の変化に敏感な短期債利回りは前営業日比でプラスを維持した。午後の取引で、長期債利回りは低下に転じた。
 9月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合での0.5ポイント利下げの確率は先週の50%から20%前後に低下した。同時に、12月または来年3月までの利下げ幅の見通しが拡大した。
 ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(BBH)のシニア・アナリスト、エリアス・ハダッド氏は11日発表の米消費者物価指数(CPI)について「予想より高ければ、大幅利下げ観測が弱まる」と述べた。
 グレンミードの投資戦略・調査主任ジェーソン・プライド氏は「0.25ポイント利下げの可能性の方が高いが、0.5ポイント利下げは可能性がわずかに低いに過ぎない」と発言。「FOMCは7月会合で利下げを見送り、その後2カ月分のデータを得ているため、9月会合での0.5ポイント利下げを正当化することはかなり容易だ」と述べた。

為替
 外国為替市場ではドルが主要10通貨のほぼ全てに対して上昇。米国のインフレ指標と大統領選候補者の討論会を控え、短期国債利回りが上昇したことがドル買いを誘った。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1235.13 3.27 0.27%
ドル/円 \143.12 \0.82 0.58%
ユーロ/ドル $1.1038 -$0.0046 -0.42%
米東部時間 16時53分
 円相場は対ドルで下落。ニューヨーク時間の早朝に1ドル=143円80銭まで下げた。日本の4−6月期の実質国内総生産(GDP)改定値が前期比年率2.9%増と、速報値から下方修正されたことなどが材料視された。ただ、その後は下げ渋る展開となった。

原油・金
 ニューヨーク原油先物相場は反発。先週は約1年ぶりの安値に下げていた。市場は需要見通しのリポートに目を向けている。
 原油が最近急落していた背景には、米国と中国で景気の弱さを示す兆候が見られ、供給が潤沢なタイミングで需要減退への懸念が高まっていることがある。
 今週は石油輸出国機構(OPEC)と米エネルギー情報局(EIA)、国際エネルギー機関(IEA)の月間見通しが公表される。
 BOKファイナンシャル・セキュリティーズのシニアバイスプレジデント、デニス・キスラー氏は「最近の9ドル近い下げはやや行き過ぎだった」と指摘。「市場は売られ過ぎの状況に近づきつつある。恐らくあまりに速く、大幅に下げ過ぎた」と述べた。
 天候を巡る懸念も浮上しており、供給へのリスクとなる可能性がある。熱帯性暴風雨「フランシーヌ」は勢力を強めながらメキシコ湾岸を北上しており、石油掘削業者は既に作業員を避難させ、沖合での原油生産を一部停止し始めている。
 ベテラン商品アナリストであるカーライル・グループのジェフ・カリー氏は「原油に関しては、現物市場のファンダメンタルズはまだ損なわれておらず、在庫は減少している」とブルームバーグテレビジョンのインタビューで指摘。「しかし弱気なのは金融市場で、今日ではなく先行きの見通しを取引している」と述べた。
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比1.04ドル(1.5%)高の1バレル=68.71ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は1.1%上げて71.84ドルで引けた。

 金相場は小幅上昇。米CPI統計の発表を11日に控え、方向感の乏しい展開となった。同統計は来週のFOMC会合での利下げ幅に関して手掛かりを提供するとみられている。
 ブルームバーグのエコノミスト調査では、8月のCPIは前年同月比2.6%上昇の予想。実際にそうなれば、2021年以来の低い伸びとなる。
 先週発表された8月の米雇用統計が強弱まちまちの内容となり、来週のFOMC会合での利下げ幅を巡る議論が活発化している。米金融当局者は目下、インフレよりも労働市場へのリスクが気がかりだとの考えを示している。金利低下は、利回りを生まない金にとって強材料とされる。
 ING銀行の商品ストラテジスト、エワ・マンティー氏は「待望の米利下げが金を新たな高値に押し上げるだろう」とリポートで指摘。「金は10−12月(第4四半期)に平均で1オンス=2580ドルになり、年間平均は2388ドルになる見通しだ」と述べた。
 金の上向きモメンタムは来年も続き、平均価格は2700ドルになると、マンティー氏はみている。
 ベテラン商品アナリストであるカーライルのジェフ・カリー氏は、「中国の不動産所有者が同国の不動産市場低迷に対するヘッジとして購入しているのが金だ」とブルームバーグテレビジョンで指摘。「金は近く実施が見込まれる利下げと相性が良い。金は景気不透明感がある局面で好調だ」と述べた。
 金スポット価格はニューヨーク時間午後3時11分現在、前営業日比5.88ドル(0.2%)高の1オンス=2503.29ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は8.10ドル(0.3%)上げて2532.70ドルで引けた。
◆モルガンS、原油価格予想を引き下げ 過去の景気後退期と類似
https://jp.reuters.com/markets/commodities/FZPBWKGNINIETFFOJT7IQ4XVGE-2024-09-09/
◆中国株下落、CSI300指数が5年ぶり安値目前−景気回復の期待後退
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-09/SJIZ0BT0AFB400?srnd=cojp-v2

■米金融規制当局、大手銀行の資本要件引き上げを19%から9%と半分に
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-09/SJKF1RT0G1KW00?srnd=cojp-v2
■退役米軍高官10人、ハリス氏への支持表明 「トランプ氏は危険」
https://jp.reuters.com/world/security/AM52MQNGFBM6HEQ7MDMS2GILZM-2024-09-09/
■ハリス氏、チップ収入の労働者にも一般の最低賃金適用を−政策案発表
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-09/SJJT2HT0AFB400?srnd=cojp-v2
■EUは存続の危機、巨額投資と共同債が必要−ドラギ前ECB総裁
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-09/SJJFSWT1UM0W00?srnd=cojp-v2
■ドイツ、全ての陸上国境管理 不法移民に対応 16日から6カ月間
https://jp.reuters.com/world/security/XVKLYNS6CRKQZDS6HVIPJJCZVA-2024-09-09/
■EU、イラン製ミサイルの対ロ移転情報を共有 「重大な結果」もたらすと米警告
https://www.afpbb.com/articles/-/3537925?cx_part=top_topstory&cx_position=1
■ロシア外相、サウジ皇太子とOPECプラス協力を協議
https://jp.reuters.com/markets/commodities/2RMCYFIVQNM43CLXDPVDJWGE4M-2024-09-09/
■HSBC、商業銀行と投資銀行の統合を検討−コスト削減に向け
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-09/SJJOUQT1UM0W00?srnd=cojp-v2
■イラン、ロシアへの弾道ミサイル移転巡る報道を否定
https://jp.reuters.com/world/ukraine/DQYO35Y7LRNKFOMEBUGT5MRJ3Y-2024-09-09/
■トルコ大統領、イスラム首脳会議の招集要請 ガザ戦争巡り
https://jp.reuters.com/world/us/K2MVPKCDZJLZLBUZ2KPGS433T4-2024-09-09/
■ファーウェイ、三つ折りスマホの予約注文300万件突破
https://jp.reuters.com/markets/world-indices/TMSIBD34EROYDIYMUOYVNPKMFA-2024-09-09/
■「日本株式会社」の中国投資熱冷める−政治と無縁の時代終焉
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-09/SJIL4ET0G1KW00?srnd=cojp-v2

●米消費者インフレ期待ほぼ横ばい、返済遅延見通し悪化−NY連銀
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-09/SJJWD0T0AFB400?srnd=cojp-v2
●米消費者信用残高、7月は255億ドル増−22年11月以来最大の増加
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-09/SJK7T6GQOFSW00?srnd=cojp-v2
●米個人消費に変調の兆し、生活必需品に支出シフト−シティCFO
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-09/SJK4B4DWX2PS00?srnd=cojp-v2
●中国のデフレスパイラル、危険な新局面入り−早期の措置が必要にも
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-09/SJJQD1DWRGG000?srnd=cojp-v2


☆ ランキング参加中です クリック頂ければうれしいです
にほんブログ村 先物取引ブログへ人気ブログランキング





今週の主な予定 《あさイチ09.09》

☆ブログランキングに参加しております

にほんブログ村 先物取引ブログへ  人気ブログランキング




■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆中国人民銀行、8月も金購入見送り 4カ月連続
https://jp.reuters.com/markets/commodities/3XLSCK4RVVL3RC2UMXJVREB44M-2024-09-08/
◆CFTC 円 投機的ネットポジション
https://jp.investing.com/economic-calendar/cftc-jpy-speculative-positions-1614
◆CFTC ユーロ 投機的ネットポジション
https://jp.investing.com/economic-calendar/cftc-eur-speculative-positions-1611
◆CFTC 金 投機的ネットポジション
https://jp.investing.com/economic-calendar/cftc-gold-speculative-positions-1618
◆CFTC 原油 投機的ネットポジション
https://jp.investing.com/economic-calendar/cftc-crude-oil-speculative-positions-1653
◆来週の主な予定 ECBと米消費者物価 最も「タカ派」田村日銀委員の講演 トランプ前大統領とハリス氏直接対決
https://fx.minkabu.jp/news/310685
・日本GDP改定値 小幅上方修正の見通し、インフレと賃金の堅調な伸び受け年内追加利上げも視野に
・最も「タカ派」とされる田村日銀委員の講演、前回3月末には予想外のハト派発言で円売りが強まった
・ECB理事会 賃金上昇率の伸び急減速しインフレの伸びは鈍化した、利下げは確実との見方
・米消費者物価指数 前年比で5カ月連続で伸びが鈍化する見通し、ただ9月利下げは織り込み済み
・中国主要経済統計 8月は悪天候や消費低迷で総じて弱い内容か、景気減速懸念一段と高まる恐れ
・米大統領選候補者討論会、トランプ氏とハリス氏の直接対決 アップル製品発表イベント「iPhone16」披露か


FRBブラックアウト期間(金融政策に関する発言自粛)(〜19日)

9日(月)
 日本GDP改定値(第2四半期)
 中国消費者物価指数・生産者物価指数(8月)
 米NY連銀インフレ期待(8月)
 米アップル、製品発表イベント開催
10日(火)
 中国貿易統計(8月)
 英週平均賃金(7月)
 シルクNZ中銀総裁補、会議出席
 中国全人代常務委員会(13日まで)
 米大統領選候補者討論会、共和党トランプ前大統領と民主党ハリス副大統領の直接対決
 第79回国連総会開幕
 OPEC月報
11日(水)
 米消費者物価指数(8月)
 中川日銀審議委員、金融経済懇談会出席
 ハンター豪中銀チーフエコノミスト兼総裁補佐、経済フォーラム出席
12日(木)
 日本国内企業物価指数(8月)
 ECB政策金利、ラガルドECB総裁 記者会見
 米生産者物価指数(8月)
 米新規失業保険申請件数(7日終了週)
 田村日銀審議委員、金融経済懇談会出席
 自民党総裁選告示(27日投開票)
13日(金)
 市場調査会社イプソス英インフレ態度調査(8月)
 米ミシガン大学消費者信頼感(9月)
 EU財務相非公式理事会(14日まで)
14日(土)
 中国新築住宅価格・中古住宅価格・不動産投資(8月)
 中国鉱工業生産・小売売上高・失業率(8月)
 ナーゲル独連銀総裁、講演

■イエレン米長官「これこそソフトランディング」、赤信号点灯せず
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-08/SJH88LT0G1KW00?srnd=cojp-v2
■米当局、銀行の資本規制強化案の大幅修正を今月にも公表へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-07/SJF3E7T1UM0W00?srnd=cojp-v2
■ハリス氏とトランプ氏、支持率ほぼ拮抗=NYT全米世論調査
https://jp.reuters.com/world/us/R5VO63QLHBJ7TGUJF5UUXOWVJM-2024-09-08/
■トランプ氏、脱ドル化の国々に100%の輸入関税賦課へ−返り咲きなら
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-08/SJH1J9T1UM0W00?srnd=cojp-v2
■クシュタール、7&i買収意欲を再表明へ−当初案拒否の回答後も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-08/SJIBGWDWX2PS00?srnd=cojp-v2
■イスラエルがガザ空爆、48時間で61人死亡=パレスチナ医療関係者
https://jp.reuters.com/world/us/QSQZ2FHTJNIJJFC7HB6M35MTUY-2024-09-08/
■ヨルダン境界検問所で銃撃事件、イスラエル人3人死亡
https://jp.reuters.com/world/mideast/JPSVQ3SWKRPZ7O5YCL3WEEBRSI-2024-09-08/
■北朝鮮の金総書記、海軍力強化の必要性指摘−朝鮮中央通信
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-08/SJH5M7T1UM0W00?srnd=cojp-v2

●米利下げ幅0.25ポイントで十分か、判断迫られるFRB−議論白熱化へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-08/SJGOZST0AFB400?srnd=cojp-v2
●ECB追加利下げの見通し−世界の主要中銀の大多数が同時緩和の様相
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-08/SJHEMWT1UM0W00?srnd=cojp-v2
●中国外貨準備、8月は3.288兆ドル 15年以来の高水準
https://jp.reuters.com/opinion/forex-forum/6JMC3CJPIJMUFGU6D6OD6EXSOM-2024-09-08/


☆ ランキング参加中です クリック頂ければうれしいです
にほんブログ村 先物取引ブログへ人気ブログランキング





米雇用者数の伸び、市場予想に届かず 《あさイチ09.07》

☆ブログランキングに参加しております

にほんブログ村 先物取引ブログへ  人気ブログランキング




■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】株下落、米雇用統計で景気懸念再燃−ドル一時141円78銭
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-06/SJEQK4DWLU6800?srnd=cojp-v2
・非農業部門雇用者数、3カ月平均では2020年半ば以来の低い伸び
・米雇用統計、9月利下げ幅の決め手にならず−市場で議論活発化


 6日の米株式相場は下落。S&P500種株価指数は週間ベースでは2023年3月以来の大幅安となった。8月雇用統計を受け、景気の冷え込みに対して米金融当局が後手に回っているのではないかとの懸念が再燃した。  
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 5408.42 -94.99 -1.73%
ダウ工業株30種平均 40345.41 -410.34 -1.01%
ナスダック総合指数 16690.83 -436.83 -2.55%
 ウェルズ・ファーゴ・インベストメント・インスティテュートのスコット・レン氏は「金融市場の関心は、米金融当局がどの程度の緩和を進めていくか、景気がどの程度のペースで減速するかに移っている」とし、「短期的にボラティリティーは続くだろう」と語った。
 8月は非農業部門雇用者数が前月比14万2000人増と、市場予想を下回る伸びにとどまった。3カ月平均では2020年半ば以来の低い伸び。失業率は4.2%と、5カ月ぶりに低下した。一時的なレイオフ増加の流れが反転したことを映している。
 「8月の雇用統計では、景気の糸が切れて変曲点に近づきつつある状況が引き続き描かれた」と、TSロンバードのスティーブン・ブリッツ氏は指摘。「変曲がリセッション(景気後退)につながるか、そこまで悪くはならないかは、米金融当局が現在の負のモメンタムにどれほど積極的に対抗できるかにかかっている」と述べた。
 市場関係者の間では、予想される米利下げがどの程度の幅になるかを巡ってさまざまな見解が示されている。
  米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事はこの日、労働市場にはさらなる軟化のリスクが増えており、連邦公開市場委員会(FOMC)が今月の会合で利下げを開始することは重要だと述べた。
 同理事の発言について、エバコアISIのクリシュナ・グーハ氏は、9月に25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)で利下げを開始し、雇用へのリスクが高まれば11月またはそれ以降の会合で50bpに加速する用意があることを明確に示したと指摘。「これは最悪のアプローチではない。しかしリスク管理という点では、まだ十分に前のめりではない。従って、市場にとって『リスクフレンドリーではない』というのが当社の見解だ」と語った。

 米国債相場は雇用統計や金融当局者の発言に敏感に反応する展開。2年債利回りはウォラーFRB理事の発言後、15ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下する場面もあった。金利スワップ市場ではウォラー氏の発言を受け、9月FOMC会合での50bpの利下げを織り込む動きが一時強まったが、そうした動きは再び失速した。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 4.03% 0.9 0.22%
米10年債利回り 3.72% -0.6 -0.15%
米2年債利回り 3.66% -8.3 -2.21%
米東部時間 16時32分

為替
 外国為替市場ではドルが方向感の定まらない展開となった。雇用統計を受けた市場では、9月FOMC会合でどの程度の利下げが行われるかについて見解が割れている。
 「雇用統計前に市場はドルのショートに傾き過ぎていた」と、 ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループのブラッド・ベクテル氏は指摘。ドル上昇はショートポジションの「買い戻しによるものだ」と述べた。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1231.86 1.12 0.09%
ドル/円 \142.35 -\1.10 -0.77%
ユーロ/ドル $1.1087 -$0.0024 -0.22%
米東部時間 16時32分
 ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(BBH)の通貨戦略グローバル責任者ウィン・シン氏は「今週は製造業と非製造業での価格指数上昇など、インフレ面で一部に上振れサプライズがあった。雇用統計でも平均時給の伸びが加速した」と指摘。「来週の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)は脇役のような扱いになっていたが、9月の利下げ幅が0.25ポイントになるか0.5ポイントになるかを決める要因になるかもしれない」と述べた。
 円も不安定な値動きとなった。雇用統計発表前には1ドル=143円台前半で推移していたが、発表直後には142円01銭まで上昇。その後、143円台後半まで下げる場面もあったが、再び買いが優勢になると141円78銭を付けた。
 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のアナリストは、対円でドルをショートにすることを推奨している。リー・ハードマン、アブドゥルアハド・ロックハート両氏は「FOMCが早ければ今月に0.5ポイントの大幅利下げを決定して緩和サイクルをスタートさせると決まったわけではないが、最近の弱い雇用の伸びは、大幅利下げが必要になるのは時間の問題だという当社の見方を裏付けている」とリポートで説明した。
 円には一段の上昇余地があると、アムンディのチーフストラテジストはみている。円キャリートレードの解消は今後も続くとの見方だ。アムンディ・インベストメント・インスティテュートの責任者、モニカ・ディフェンド氏は日本銀行による7月の利上げと政策シフトの見通しは円にとって「ゲームチェンジャー」だと指摘。「円のフェアバリューはこれまで140円だったし、現在でもそうだと、われわれは考えている」と続けた。

原油
 原油は下落。米雇用統計が軟調だったことから、世界最大の原油消費国である米国の需要が低迷するとの懸念が強まった。週間ベースでは11カ月ぶりの大幅下落となった。
 ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は2%余り下げて終了。週間では2023年10月以来の大幅安。8月の雇用統計を受けて米連邦公開市場委員会(FOMC)が大幅利下げに動くとの観測が強まる一方、ここ数週間にわたり原油相場の重しとなってきた原油消費の減退というシナリオを裏付けることにもなった。
 CIBCプライベート・ウェルスのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン氏は「市場は世界経済の強さとFOMCの行動をなおも見極めようとしており、神経質な状態が続いている」と分析した。
 最近見られた供給抑制の動きも原油価格の下落を止められていない。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成される「OPECプラス」は、10月から日量18万バレルの供給拡大を計画していたが、その計画を2カ月遅らせることで合意した。日量220万バレル相当の減産を1年かけて段階的に巻き戻す長期計画は維持され、完了時期が2025年12月に2カ月先送りされた。
 市場ではOPECと米エネルギー情報局(EIA)、国際エネルギー機関(IEA)が来週公表する月例の市場見通しに注目が集まっている。
 エリック・リー氏らシティグループのアナリストは「OPECプラスによる減産巻き戻しの先送りや、地政学的情勢、ポジショニングがブレント原油の価格を1バレル=70−72ドルで支えている」とリポートで分析。その上で「2025年にはかなりの供給超過が表面化し、60ドル前後に下落する」と予想した。
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前日比1.48ドル(2.1%)安の1バレル=67.67ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は2.2%下げて71.06ドルで引けた。


 金相場は下落。金は雇用統計発表後に一時上昇したが、その後下げに転じた。
 ブルー・ライン・フューチャーズのチーフ市場ストラテジスト、フィル・ストライブル氏は「FOMCが50bpの利下げを実施し、それ1回で終わってしまうこと」が金のトレーダーが抱いている懸念だと指摘。「それでは金にとって良い状況にはならない」と述べた。「どれだけの期間にどれだけ多くの利下げがあるか」をトレーダーは見極めようとしているとした上で、金が今後さらに上昇するためには、「継続した利下げ」が必要になると付け加えた。
 金スポット価格はニューヨーク時間午後2時27分現在、前日比21.16ドル(0.8%)安の1オンス=2495.60ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は18.50ドル(0.7%)下落し2524.60ドルで引けた。
◆9月の0.5ポイント米利下げ、確率50%に−雇用統計受け米国債上昇
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-06/SJE66KT0G1KW00?srnd=cojp-v2
◆円は1ドル=140円も、キャリー取引の時代は終わった−アムンディ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-06/SJEHELT0AFB400?srnd=cojp-v2

■バイデン米大統領の側近ら、政府系ファンドの創設案に着手
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-06/SJEPLXDWX2PS00?srnd=cojp-v2
■イエレン米財務長官、雇用統計は「極めて健全な」労働市場を裏付け
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-06/SJELNMDWRGG000?srnd=cojp-v2
■トランプ氏の「口止め料」裁判、量刑言い渡しを大統領選後に延期
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-06/SJEJDTT0G1KW00?srnd=cojp-v2
■ロシア国営TV、米有権者をトランプ氏に誘導か=米情報当局者
https://jp.reuters.com/world/security/G3WIV2K6PBJBFJBMJQTSQEAGNY-2024-09-06/
■中国は対ロ支援停止を、ウクライナ戦争を長期化=NATO事務総長
https://jp.reuters.com/world/ukraine/JVKZZU232FOPVBWERHVXNDCX7Q-2024-09-06/
■オランダ、ASML一部製品の対中輸出監督権を米から取り戻す
https://jp.reuters.com/world/security/WIHKHDZ7MBIBDBKTTQ32EUDF4I-2024-09-06/
■ロシア主要行、中銀に人民元流動性不足の対策要望
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/2GGYCUSRQJN4PKW2AW2BVP477Y-2024-09-06/
■ベラルーシ、日本大使に抗議 「スパイ活動」巡り
https://jp.reuters.com/world/europe/IZQ7HEFJGRJERBMTDE7W3Z3AQE-2024-09-06/
■イスラエル軍、ヨルダン川西岸ジェニンから撤退 中心部は大破
https://jp.reuters.com/world/security/KPXAU74WOVOUHNTPIMP2MY32GE-2024-09-06/
■中国、カナダにWTO協議要請 EV・鉄鋼・アルミ製品関税巡り
https://jp.reuters.com/world/china/IK2WHMT7BJLORGTIM3NZEU5A7Q-2024-09-06/

●米雇用者数の伸び、市場予想に届かず−利下げ幅巡る議論活発化へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-06/SJE5JQT1UM0W00?srnd=cojp-v2
・8月非農業部門雇用者14.2万人増、予想16.5万人増−前月も下方修正
・失業率は4.2%に低下、前月4.3%−一時的レイオフ増の流れに歯止め
 8月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を下回り、6、7月分も下方修正された。予想される米金融当局の利下げがどの程度の幅になるかを巡って、議論が活発になりそうだ。
[ 後略 ]
●【米雇用統計】9月利下げ幅の決め手にはならず−市場関係者の見方
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-06/SJEAXBDWRGG000?srnd=cojp-v2
●ウォラーFRB理事、大幅利下げの可能性に「オープンマインド」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-06/SJECEST0AFB400?srnd=cojp-v2
●米雇用統計、9月利下げ幅の予想を難しくした−サマーズ氏
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-06/SJEHZ8T1UM0W00?srnd=cojp-v2
●NY連銀のウィリアムズ総裁、利下げが「適切になった」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-06/SJE66MT0AFB400?srnd=cojp-v2
●ユーロ圏、1人当たり雇用者報酬の伸びが鈍化−ECBに安心感
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-06/SJDWHWT1UM0W00?srnd=cojp-v2


☆ ランキング参加中です クリック頂ければうれしいです
にほんブログ村 先物取引ブログへ人気ブログランキング





ADP雇用者数、予想下回る−円は一時142円85銭に上昇 《あさイチ09.06》

☆ブログランキングに参加しております

にほんブログ村 先物取引ブログへ  人気ブログランキング




■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】S&P500種続落、関心は雇用統計に集中−ドル143円台
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-05/SJCVS2T0AFB400?srnd=cojp-v2
・ADP雇用者数は予想下回る−円は一時1ドル=142円85銭に上昇
・雇用統計への市場の反応、投資家の44%は「リスクオン」を予想


 5日の米株式相場でS&P500種株価指数は続落。投資家の関心は6日発表の8月雇用統計に集中している。市場では、雇用統計の強弱が17−18日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)会合での利下げ幅を左右するとみられている。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 5503.41 -16.66 -0.30%
ダウ工業株30種平均 40755.75 -219.22 -0.54%
ナスダック総合指数 17127.66 43.36 0.25%
 この日発表された経済指標では、8月のISM非製造業総合景況指数は予想を上回り、2カ月連続で活動拡大を示した。同月のADP民間雇用者数は2021年1月以来の低い伸びにとどまった。先週の新規失業保険申請件数は減少し、市場予想を下回った。

経済指標
米ISM非製造業指数、小幅に予想上回る−2カ月連続で拡大圏
米ADP民間雇用者数、21年初め以来の低い伸び−市場予想下回る
米新規失業保険申請件数、前週比0.5万件減の22.7万件−予想23万件
 「統計は強弱まちまちだった。明日の雇用統計で、投資家は労働市場の状況をより明確に把握することになる」と、モルガン・スタンレー傘下Eトレード・ファイナンシャルのクリス・ラーキン氏は指摘。「現在は『良いニュースは良いニュース、悪いニュースは悪いニュース』の環境にあり、市場は景気が過度に減速していないか、米金融当局が後手に回っていないかをまだ見極めようとしている」と述べた。
 先月発表された7月雇用統計が市場に衝撃を与えただけに、明日の8月雇用統計を前に投資家が「神経質」になっているのも無理はないと、eToro(イートロ)のブレット・ケンウェル氏は指摘。雇用統計が予想を大きく下回った場合は9月の0.5ポイント利下げを織り込む動きが強まると同氏はみている。「0.5ポイント利下げは株の強気派には朗報のように見える。しかし、米金融当局が大幅利下げに踏み切らざるを得ないと考える状況は、雇用市場には従来の認識より大きな懸念があることを示唆しているかもしれない」と語った。
 22Vリサーチの調査によると、投資家の44%は雇用統計に対する市場の反応が「リスクオン」になると予想。「リスクオフ」の予想は27%で、「反応薄・まちまち」との回答が29%だった。
  インタラクティブ・ブローカーズのスティーブ・ソスニック氏は、熱すぎず冷たすぎない「ゴルディロックス」シナリオこそ、株の強気派が求めるコンセンサス的認識だと述べた。
 個別銘柄では半導体のエヌビディアが反発。バンク・オブ・アメリカ(BofA)のアナリストは、最近の株価下落で買いの好機が「強まった」とリポートで指摘した。同社を含む大型ハイテク7銘柄「マグニフィセント・セブン」の指数は1.6%上昇。

 米国債相場は上昇(利回りは低下)。トレーダーは年内に計1ポイント余りの利下げを織り込んでおり、これは少なくとも1回の大幅利下げを見込んでいることを示す。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が労働市場に重点を置いていることを踏まえると、雇用統計次第で9月の利下げ幅が0.25ポイントになるか0.5%になるか決まるとの声がウォール街では多い。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 4.02% -4.2 -1.04%
米10年債利回り 3.72% -3.4 -0.90%
米2年債利回り 3.74% -1.5 -0.39%
米東部時間 16時34分

為替
 外国為替市場でドルは小幅安。トレーダーが雇用統計に身構える中、神経質な動きとなった。ブルームバーグ・ドル指数の翌日物インプライドボラティリティー(IV、予想変動率)は2023年3月以来の高水準に上昇している。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1230.71 -2.33 -0.19%
ドル/円 \143.40 -\0.34 -0.24%
ユーロ/ドル $1.1110 $0.0028 0.25%
米東部時間 16時34分
 UBSグローバル・ウェルス・マネジメントのブライアン・ローズ氏は「6日の雇用統計で雇用者数の伸び悩みや失業率の上昇が示されれば、市場は0.5ポイント利下げを完全に織り込むかもしれない」とリポートで指摘。「17日発表の8月小売売上高も極めて重要だ。消費者が支出を控えるようになれば、景気拡大を維持することは難しくなるからだ」と記した。その上で、年末までに計1ポイントの利下げと景気の「ソフトランディング」がメインシナリオだとした。
 円相場も方向感を欠く動き。ニューヨーク時間午後4時15分現在は1ドル=143円台前半で推移。朝方のADP民間雇用統計発表直後は円買いが優勢となり、一時142円85銭と1カ月ぶりの円高ドル安水準を付けたが、その後は144円台前半まで押し戻される場面もあった。 

原油
 原油先物相場はほぼ変わらず。約1年ぶり安値付近にとどまった。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成される「OPECプラス」は計画していた供給拡大を2カ月遅らせることで合意したが、金融市場全体に広がったリスクオフのセンチメントが重しとなった。
 国際指標である北海ブレントはほぼ変わらずの1バレル=72.69ドルと、終値としては2023年6月下旬以来の安値。OPECプラスに関する報道を受けて一時2%余り上昇する場面もあった。10月から日量18万バレルの供給拡大が計画されていたが、主要メンバー国はこれを2カ月間遅らせる方針を固めた。この日は株式相場が軟調な展開となり、リスク資産のモメンタムが失速、原油の上げ縮小につながった。
 最近の原油下落は、トレンドフォロー型のアルゴリズム取引によって加速。原油市場におけるロングポジションは記録的な水準に落ち込んだ。商品投資顧問業者(CTA)のポジションが既に最大限のショートとなる中、市場参加者はこの日の早い時間の上昇はそうした投資家による押し目買いがもたらしたと捉えている。
 TDセキュリティーズのコモディティーストラテジスト、ダニエル・ガリ氏は「向こう1週間にCTAのショートカバーに火は付くのは難しいことではないだろうが、買い戻しの規模はそれほど大きくはならないとみられる」と分析。「これは目先の価格反発には好材料だ。ただ中期的には下落圧力が強まり続けるだろう」と述べた。
 ロンドンICEの北海ブレント11月限は1セント安の1バレル=72.69ドルで終了。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は、5セント(0.1%未満)下落し69.15ドルで引けた。


 金スポット相場は続伸。米政策金利の道筋を見通す上で手掛かりとなり得る雇用統計を翌日に控える中、朝方発表された労働市場関連データを消化する展開となった。
 ADPが発表した8月の米民間雇用者数は、2021年1月以来の低い伸びにとどまった。先週の新規失業保険申請件数は市場予想を下回った。こうしたデータは労働市場の減速を示唆する新たな兆候であり、物価上昇圧力を一層抑制する上でプラスに働く可能性がある。
 米金融当局者らはインフレよりも労働市場へのリスクを懸念するようになったと表明している。物価上昇圧力が新型コロナ禍のピークから大きく後退していることから、当局は9月に利下げを開始すると見込まれている。
 金スポット価格はニューヨーク時間午後2時20分現在、前日比19.37ドル(0.8%)高の1オンス=2515.09ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は17.10ドル(0.7%)上げて2543.10ドルで引けた。
◆米50bp利下げの行方、雇用統計が左右へ−市場は大幅変動に身構え
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-05/SJCCWYDWLU6800?srnd=cojp-v2
◆OPECプラス、10月からの減産縮小の延期で合意 原油安受け
https://jp.reuters.com/markets/commodities/IQJOMLFNSNLKPIHWVB7XQ2P7XE-2024-09-05/

■米、先端技術を巡る新たな規制公表 英などと共同歩調
https://jp.reuters.com/world/us/ZUYQYIVIAVODJDSZL5WKFWKYTQ-2024-09-05/
■イエレン米財務長官、労働市場なお「健全」−データは減速を示唆
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-05/SJCM89T1UM0W00?srnd=cojp-v2
■トランプ氏、法人税率15%への引き下げ主張−ハリス氏との違い強調
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-05/SJCNGKT1UM0W00?srnd=cojp-v2
■クルスク越境攻撃「成功」、東部でロシア軍前進せず=ウクライナ総司令官
https://jp.reuters.com/world/ukraine/AUP6CVFRQRMDPLKEMO4TTYYG4M-2024-09-05/
■ハマスとの停戦合意、近くない−イスラエル首相
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-05/SJCFNKT0G1KW00?srnd=cojp-v2
■エジプト大統領が12年ぶりトルコ訪問、関係改善へ多分野で協力
https://jp.reuters.com/world/security/NSQRHZ4BBFKUJP3YJ4R3Z3HNIY-2024-09-05/
■マレーシア首相がロシア訪問、プーチン大統領を称賛−関係深化を約束
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-05/SJBOO5DWLU6800?srnd=cojp-v2
■中国製品に対する関税、米国は全て即時撤廃を=商務省
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/KOZG6NIUERO5PNPXBOFUQLEX5I-2024-09-05/
■中国当局、英アストラゼネカ従業員を拘束 違法活動疑いで=報道
https://jp.reuters.com/world/china/62TZ46B3GVO6HKBVBB46IRDOY4-2024-09-05/

●米ADP民間雇用者数、21年初め以来の低い伸び−市場予想下回る
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-05/SJCA2PT0AFB400?srnd=cojp-v2
●米ISM非製造業景況指数、2カ月連続で拡大圏−上昇幅はわずか
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-05/SJCEXBT1UM0W00?srnd=cojp-v2
●中国人民銀、預金・貸出金利の追加引き下げには制約−貨幣政策局長
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-05/SJC037T0G1KW00?srnd=cojp-v2


☆ ランキング参加中です クリック頂ければうれしいです
にほんブログ村 先物取引ブログへ人気ブログランキング





米大幅利下げ観測強まる−弱い求人統計に反応 《あさイチ09.05》

☆ブログランキングに参加しております

にほんブログ村 先物取引ブログへ  人気ブログランキング




■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】円上昇、対ドル143円台−米大幅利下げ観測で金利急低下
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-04/SJB15KT0AFB400?srnd=cojp-v2
・米求人件数は全エコノミスト予想下回る−2021年1月以来の低水準
・逆イールド一時解消−米2年債利回りが10年債利回りを下回る


 4日のニューヨーク外国為替市場で、円相場は対ドルで1%余り上昇し、一時1ドル=143円76銭を付けた。米労働市場の冷え込みを示す新たな経済指標を受け、トレーダーの間では米金融当局による大幅利下げの観測が強まった。ドル指数は6営業日ぶりに下落。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1232.99 -4.18 -0.34%
ドル/円 \143.79 -\1.69 -1.16%
ユーロ/ドル $1.1080 $0.0037 0.34%
米東部時間 16時24分
 7月の米求人件数は767万3000件に減少。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は810万件だった。同統計発表前に円は1ドル=144円台後半で推移していた。
 金融政策当局はこれまで、労働市場におけるこれ以上の冷え込みは歓迎しないことを明確にしている。今月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合では政策金利が引き下げられると広く予想されている。
 ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(BBH)の通貨戦略グローバル責任者ウィン・シン氏は、「9月に50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げが行われる確率は今週初めの時点では25−30%だったが、約50%に上昇した」と述べた。
 バークレイズの外為ストラテジスト、スカイラー・モンゴメリー・コニング氏は「今週のトレーディングは昔ながらのリスクオフになっている」と指摘。「それで逃避先通貨が上昇しているが、日本銀行と他の主要国中銀の間で政策のかい離が予想されるため、円が選好されている」と語った。

国債
 米国債利回りは統計への反応で直ちに低下し、2年債利回りは一時10年債利回りを下回った。逆イールド(長短金利差逆転)の解消は2022年より後ではこれが2度目。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 4.06% -6.2 -1.49%
米10年債利回り 3.76% -7.4 -1.93%
米2年債利回り 3.76% -10.3 -2.67%
米東部時間 16時24分
 「市場は1カ月前ほど神経質にはなっていないかもしれないが、景気が過度に冷え込んでいないことを引き続き確認しようとしている」と、モルガン・スタンレー傘下Eトレード・ファイナンシャルのクリス・ラーキン氏は指摘。「今週これまでのところ、それはまだ確認できていない」と語った。
 米利下げ開始がほぼ確実視される中、市場は最初の引き下げ幅がどの程度の大きさになるかに神経をとがらせている。先月発表された7月雇用統計で米景気への懸念が強まったこともあり、投資家は6日発表の8月雇用統計を注視している。
 金利スワップ市場は9月FOMCでの25bp利下げを確実視しているほか、30%以上の確率で50bp利下げを織り込んでいる。年内残る3回の会合では、合計100bpを超える利下げが見込まれている。
 22Vリサーチのデニス・デブシェール氏は「パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長がいかに労働市場に重点を置いているかを踏まえれば、 労働市場の弱さが示唆されれば金利と利下げ期待に非常に大きな影響を与える。そのため金利市場は反応しているが、今週は雇用統計が全てだ」と述べた。  
 エバコアISIのクリシュナ・グーハ氏は、7月の米求人件数統計は全体的に「弱め」だったが、労働市場の急速な悪化を示唆するものではないと分析。「レイオフが依然として低水準で雇用も小幅に増加していることは、労働市場に亀裂が入っていないことを示している」とし、「求人件数は強弱差し引いた結果、雇用統計が9月の0.5ポイント利下げを催促するハードルをわずかに低くしたが、大きく下げたわけではない」と述べた。

株式
 S&P500種株価指数は下落。日中は前日比プラス圏に浮上する場面もあったが、終盤にかけて売りが強まった。半導体大手エヌビディアは続落。2日間の下げとしては2022年10月以来の大きさとなった。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 5520.07 -8.86 -0.16%
ダウ工業株30種平均 40974.97 38.04 0.09%
ナスダック総合指数 17084.30 -52.00 -0.30%
 その他の個別銘柄では、USスチールが大幅安。バイデン米大統領は日本製鉄によるUSスチール買収計画を阻止する準備を進めていると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズも安い。関係者によると、同社はフロンティア・コミュニケーションズ・ペアレントの買収を目指しており、両社の交渉は進んだ段階に入っている。
 ゴールドマン・サックス・グループのスコット・ルブナー氏は、8月雇用統計が弱い数字となった場合、株式市場は調整局面に入る可能性があるとみている。
 バンク・オブ・アメリカ(BofA)の顧客は2週連続で米国株を売り越した。ジル・キャリー・ホール氏ら同行クオンツ担当ストラテジストが4日まとめた顧客リポートによると、8月30日に終了した週は機関投資家やヘッジファンド、リテール顧客が全て売り越し、その規模は80億ドルに達した。

原油
 原油先物相場は下落し、約1年ぶり安値となった。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成される「OPECプラス」が増産を遅らせる可能性はあるものの、市場では需要減退を巡る懸念が根強く続いた。
 国際指標である北海ブレントは2023年6月以来の安値で引けた。OPECプラスは10月に予定している供給拡大を遅らせることで合意が近いと、参加国代表らが非公開情報を話しているとして匿名を条件に述べた。
 サウジアラビアとロシアが主導するOPECプラスは、10月から日量約18万バレルの追加供給を計画していた。一方、必要に応じて追加供給を「一時停止ないし反転」させることもあり得るとも繰り返し表明してきた。
 アンティモのシニア・ポートフォリオ・マネジャー、フランク・モンカム氏は「OPECプラスが追加供給を撤回する可能性があるとのニュースを受けて、市場は早い時間には一息つくことができたが、現時点ではシステマティックなファンドやマクロ系ファンドからのモメンタムが非常に強く、この状態は状況が明らかになるまで続きそうだ」と語った。
 原油先物は3日も大きく下落していた。中国と米国の経済指標が低調だったことを受けて、原油の2大消費国である両国の需要不安が広がり、来年は供給過剰になるとの懸念が強まった。
 このほか弱気要素としては、権力闘争が続くリビアで問題が解決に向かう可能性があることだ。同国のカビール中央銀行総裁は3日、問題を解決し石油生産の再開につながる合意が迫っている様子だと語った。
 ロンドンICEの北海ブレント11月限は1.05ドル(1.4%)安の1バレル=72.70ドル。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は1.14ドル(1.6%)下げて69.20ドルで引けた。


 金スポット相場は下げを埋める展開。米求人件数統計で労働市場減速の兆候が強まり、金融当局が近く利下げに動く道が整った。
 求人件数の発表後、米国債利回りとドルが大きく下げ、それまで下げていた金は反転。一時0.3%高となった。金利スワップ市場は現在、年内に1ポイントの利下げがあるとの見方を織り込んでいる。
 ゼイ・キャピタル・マーケッツの最高投資責任者(CIO)ナイーム・アスラム氏は、金が朝方下落していたことについて、エヌビディア株急落でマージンコール(追加証拠金請求、追い証)を支払う必要性が生じた一部投資家が、現金調達のため金を売却したと分析した。
 トレーダーは現在、6日に発表される8月の米雇用統計に注目している。ブルームバーグが実施したエコノミスト調査によれば、非農業部門雇用者数は前月比約16万5000人増が見込まれている。労働セクターの軟化を示唆する何らかの兆候があれば、金融当局による一段と積極的な緩和転換を裏付けるとみられ、金にはプラスとなる可能性がある。
 金スポット価格はニューヨーク時間午後2時52分現在、前日比98セント(0.1%未満)上昇の1オンス=2493.89ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は3ドル(0.1%)高の2526ドルちょうどで引けた。
◆米大幅利下げ観測強まる、弱い求人統計に反応−逆イールドが一時解消
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-04/SJAMKVDWRGG000?srnd=cojp-v2
◆USスチール株急落、日鉄の提示額47%下回る−買収実現の期待しぼむ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-04/SJB3H2DWX2PS00?srnd=cojp-v2
◆OPECプラス、10月からの減産縮小の延期を検討=関係筋
https://jp.reuters.com/markets/commodities/JQSVOGYDQ5KZVFOO57QPB4SNYM-2024-09-04/

■日鉄のUSスチール買収計画、バイデン米大統領が阻止へ−関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-04/SJAX0XDWRGG000?srnd=cojp-v2
■ハリス氏、キャピタルゲイン課税の税率28%提案−年収100万ドル以上
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-04/SJB03DDWLU6800?srnd=cojp-v2
■中国の安保フォーラムに国防総省高官を派遣予定=米高官
https://jp.reuters.com/world/taiwan/H7QGNH5GLBNWJMJOFZF6L4TNU4-2024-09-04/
■ドラギ氏、EUの経済課題を概説 報告書公表を来週に控え
https://jp.reuters.com/business/ZHZGBHG5ORJS7E7WJHBLYQUSBU-2024-09-04/
■米、「越えてはならない一線」を軽視すべきでない=ロシア外相
https://jp.reuters.com/world/ukraine/4RXUFGVDWJLRLOWJY523JQFMXA-2024-09-04/
■ロシアの核ドクトリン見直し、西側による「脅威」が要因=大統領府
https://jp.reuters.com/world/ukraine/3JR2CK6JBBMWXHMBYOHFMMRRTA-2024-09-04/
■ガザ・エジプト境界、安全保証されるまで撤退せず=ネタニヤフ首相
https://jp.reuters.com/world/security/5KULHDLHBNIRFJXCV27UPHO3CU-2024-09-04/
■中国、タンザニア─ザンビア鉄道改修で覚書調印
https://jp.reuters.com/markets/commodities/Q3LNF46CXBKZDPOOXWRXOXNXFU-2024-09-04/
■容姿端麗な外国人スパイに注意 中国当局、学生に呼び掛け
https://www.afpbb.com/articles/-/3537157?cx_part=latest

●米求人件数、全エコノミスト予想下回る−2021年1月以来の低水準
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-04/SJAKB2DWLU6800?srnd=cojp-v2
・レイオフは2023年3月以来の多さ、雇用は小幅に増加
・失業者1人当たりの求人件数は3年ぶり低水準、離職率は小幅上昇
 米国の求人件数は7月に減少し、2021年1月以来の低水準。レイオフは増加し、労働力需要の減速を示す他の兆候と整合する内容となった。
●米地区連銀報告:経済活動は大半の地区で横ばい、ないし低下
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-04/SJAVQFT0AFB400?srnd=cojp-v2
●米製造業新規受注、7月は前月比5.0%増 予想上回る増加
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/VH37O2I72NJKVOVNWUT6OS7WOM-2024-09-04/
●アトランタ連銀総裁、雇用とインフレ目標へのリスクは均衡している
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-04/SJAKYDT1UM0X00?srnd=cojp-v2
●カナダ中銀が政策金利を4.25%に下げ、3会合連続−追加緩和を示唆
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-04/SJAK02DWRGG000?srnd=cojp-v2



☆ ランキング参加中です クリック頂ければうれしいです
にほんブログ村 先物取引ブログへ人気ブログランキング





Profile

full3661

広告規制に基づく表示

こちら は必ずご覧下さい
GOLD
WTI
Archives
記事検索
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ