トレンドおっちゃん

2006年06月15日18:09

カテゴリ: 相場の現状認識

優等生

金［やや強気］
　昨年1月からの上昇幅の3分の1ほどの下げ調整を完了した。NY市場は半値押しを完了している。大体いい水準ではないか。まずは東京市場、深くて半値押し水準ぐらいまでを想定した資金配分をして強気してゆこうと思っている。金が何故上げてきたのか、その要因にさほどの変化を来たしているとは思えず、いまだ原油の下げ見通しも予見できない

白金［強気］
　需給にタイト感があるとの見通しが示されている商品であり、金いわんや白金をやと考えている

エネルギー［強気］
　このたびの世界的な株・商品の下げスパイラルにおいて、現在のところまさに優等生と云えるだろう。先ごろの熱帯暴風雨「アルベルト」でもマーケット参加者の反応はきわめて神経質なものだった。これからの季節、上方向にに動意付きやすいとの見方は変わらない。NY原油の昨日の小幅反発に大きな意味を感じている

ゴム［いずれ強気］
　全体地合に一服を余儀なくされているものと解釈している。高値もみあい(中段）の可能性が大きい。下値も限られていると思われ、売り狙うべきではなく、買い狙うべきだと考えている

2006年06月14日19:08

カテゴリ: 食の楽しみ

ごまあじ

　我が家ではこの季節よく「ごまあじ」をやる。本当はそのような料理があるのかどうかは知らないのだが、福岡で暮らして以来、我が家ではそう呼んでいるのだ。
　福岡の郷土料理で「ごまさば」と言うのがある。さばの刺身に、醤油に酒みりん、いり白ごま青ねぎなどを調合した漬けだれ風のものをかけて10分ほどおいたもので、酒の肴にはもちろん、熱いごはんにのせたり、お茶漬けにもする。この「ごまさば」を小料理屋で食べて以来、根っから魚好きの僕は俄然ハマッテしまったのだった。福岡ではスーパーマーケットでもよく刺身用のサバ（マサバか関サバ）を売っている時がある。ある休日、意を決して買ってきてその味を再現してみせたところ、わが家族の嗜好に見事にハマッタのだった。小学生のせがれらは「ごまさば」で大きくなった。
　東京に舞い戻ってきて以来、サバの刺身でというわけにもゆかず、もっぱらアジの刺身で代用しているのだが、「ごまさば」ならぬ「ごまあじ」は、しみじみうれしくなつかしい味なのです。

2006年06月14日17:48

カテゴリ: 相場の現状認識

下げ相場は・・・

金［整理強要局面］
　下げ相場は崩落相場と言われるがまこと下げ足が速い。NY金は600ドルを割れたら550ドルと言われていたが一気に下げた。僕は600ドルは割らないだろうことを想定していたので今日の下げはこたえる。今回の調整は、昨年1月半ばからの上げに対する調整と見方を変えた。大勢は強気方針。それにしても寄りからストップ安ではリスク管理も何もあったものではないと愚痴りたくなる。

白金［トビ台強気］
　根本的に需給タイト感があることから、あてずっぽう4千円トビ台は強気で臨む所存。

エネルギー［分岐点］
　NY原油7月限は今晩のNY本セッションで終値が68.17ドル(5/22)のサポートラインを割り込むかどうかで目先のトレンドが決まってくると思っている。割り込むまではこれまでと同様強気で臨みたい。

ゴム・とうもろこし［今日が買い？］
　どうみてもつれ安。

2006年06月13日18:01

カテゴリ: 相場の現状認識

きびしい下げ

金［下値を模索中］
　一目均衡表で日々線が先行スパン帯を下まわっている。またこの下げは２月以来の上昇に対する調整と想定してきたのだが３分の２調整の水準を下まわっており、もっと以前からの上昇幅に対する調整だと考えざるを得ない

白金［地合悪化］
　２日の安値を下まわっており、目先厳しい下げも想定される

エネルギー［下値に限度］
　相変わらずのレンジ相場。拭い去れない供給に対する不安の表れだと思われる。ただ全体地合が悪いので６８㌦台ぐらいまでの下ぶれは考えられると思う

とうもろこし［様子見］
　シカゴ市場と東京市場の地合が異なっているように見てとれ手が出しづらい

ゴム［調整入り］
　今日の高値からの下げ方を見れば調整期に入ったと思われる。ただ今回の上昇の始点は4月末と思っているので上昇エネルギーも強いと思われそう大きな下げには至らないのではと思っている

2006年06月11日07:38

カテゴリ: 食の楽しみ

このヒトは何かを知っている・・・サバヒー異聞

　サバヒーという魚はどんな味がするんだろうと、いろいろ想像をめぐらしていた。英名でミルクフィッシュというらしいからミルキーな味？いや、でもお粥の上にのせて食されているらしいから、どちらかというと淡白で旨みの強い魚だろうな、いやそんなにうまい魚でもないだろう、なぜってそんなにうまい魚ならわが日本人がほうっておくはずはないな、などと想像していた。
　そんなことを思いながら先日ネットでサバヒーの写真を眺めていた時だった。「あら、それオツユにする魚じゃない？きっとそうよ」後ろから覗き込んでいた妻の声だった。「どんな味だった？」と聞くと「忘れた」、「名前はなんと言う魚？」「知らない」ここで久々の夫婦の会話は途切れた。忙しそうにさっさとむこうに行ってしまったのだ。
　このヒトはいつもこうなのだ。面倒なこと、ややこしいことには決して近づこうとしないし、なるべく避けて通るという人生を貫いている。ましてや突如として変なモノ（妻による解釈）に興味をもつ僕に対してはその態度はとりわけ一貫している。
　妻は南島の出身である。愛しのサバヒーについて、このヒトは何かを知っている・・・。
　
　

2006年06月09日18:43

カテゴリ: 相場の現状認識

足らないものは下がらない

金　［そろそろ下値探し］
3月安値からの上昇の半値以上を調整してきている上、3分の2調整もしくはその水準を下回ったら昨年のある時点からの上昇の3分の1の調整ぐらいだろうと見る

白金　［そろそろ下値探し］
供給不足が想定される商品でもあるので下値は限定的と思われる
金と同レベルに考えられないと思われ貴金属全体が調整している間は下位でのもみ合いが考えられる　安値の更新があるかどうかに注目

エネルギー　［地合厳しいが強気維持］
マーケットのセンチメントが悪化しているため様々な理由により売りが余儀なくされているように認識している　ＮＹ原油も70.05ドルを割り込んだら68ドル近辺を考えなくてはならないが供給不足傾向にあることには変わりはなく不足したら困る商品でもあるので下値は限定的だと見ている

とうもろこし　［三尊天井完成？］
日足で直近3本が期待を水の泡としてくれた　三尊天井が完成したように思われる
全体地合の悪さも手伝って目先は厳しい下げもありうると観測している

ゴム　［強気維持］
弱気を示す兆候がみてとれない　全体地合が悪く下げ傾向の日には少し下げるが至って堅調と観測している　国内で手当てされたモノが中国に流れているとも言われる
さもありなん中国はデフレを輸出しインフレを輸入しているのだ

2006年06月08日18:40

カテゴリ: 相場の現状認識

イランの核開発問題

　ＮＹ原油が、イラン核開発問題解決に対する米大統領の期待表明が報道されたことに加え、在庫増を嫌気して急落した。いわんや東京をやである。
　ＮＹ原油は、このところ一部機関投資家による打診的な買いも見られたりしていたが、やはり株式・商品市場のこのところのセンチメントには逆らえないということだろうか。同7月限の支持線は70.75ドルにあるが、この水準を下回ったら68ドル近辺が試されることになると思われる。
　いずれにせよ、（貴金属はいまだ調整過程にあることも手伝い）日柄の余地が残されているということだけで、およそ下値は限定的だと思っている。
　ところで、まったくの素人考えなのだろうが、イランによる核開発問題と言われるものの行き着くところは、イランの核保有だと思う。そう考える根拠（というほどのことでもないが）は　①科学技術というものは有史以来伝播してきたということ　②核保有をインドに容認して、イランには容認しないというのはその根拠に無理がある　③つまりアメリカ・欧州（それこそ地政学的リスク）にとってのgood boy・bad boyの差別でしかない　④そうは考えるが（今なお経済的繁栄・軍事力を誇る）アメリカにはとりあえず逆らわないでおこうという各国ーという構図はそういつまでも続かない・・・・と漠然と思っており、その道のりは簡単に解決するような問題ではなく長くて険しいものだと思っているのです。

2006年06月07日18:16

カテゴリ: 相場の現状認識

調整のなかにあって

　イラン問題解決に向けた交渉の過程に一喜一憂させられ、米国金利の先行きをめぐるＦＲＢ関係者の発言に、市場関係者の反応も猫の目のように変わっている。ひと月まえには、金利の引き上げやドル高もその上昇にブレーキをかけられなかった商品市場に、このところそのセンチメントに変化が起きてきている。ドルとの相関関係も再び見てとれるようにもなっている。全体地合に変化が起きてきているということをふまえて観測してゆかなくてはならないと思っている。
　貴金属は依然調整過程だと観測している。ただしプラチナはチャートを見た限りでは別に考えなくてならないかもしれないと見ている。

2006年06月06日18:24

カテゴリ: 相場の現状認識

ゴムの復活？

　ＮＹ原油は昨日の本セッションでも73ドルを超え一時73.84ドルをつけた。その後は利喰いなどに強く抑えられている。これまでの直近の高値であった5月30日の72.75ドルをひとまず超えた後、再びそれを割り込んで終えている。このことでこれまでのレンジから離れたと見るのは早計というものだろうが、近々上値が試される展開になりやすくなってきていると観測している。
　貴金属は調整過程にあると思われる。
　ゴムが極めて堅調に見てとれる。まったくのあてずっぽうだが、すでに調整を終え上昇トレンドに移っているかもしれない。仮に二番天井をとりにきているとしても5月30日の高値を上抜く可能性があると思っている。

2006年06月05日22:23

カテゴリ: 枕元の本

面白南極料理人　笑う食卓

　会社帰りに立ち寄った書店で「面白南極料理人　笑う食卓」が平積みになっているのを見つけミズテンで買ってすぐさま読んだ。著者、西村淳さんの前作「面白南極料理人」は以前に読んでいた。この人は現役の海上保安官で、若い海猿たちに囲まれて今も巡視船に乗務しているらしいのだが、過去に２度、南極観測隊に技師・調理担当として参加している。その体験を綴ったのが前作、そして料理にまつわる話を前作に大幅に補足し掘り下げたのが今回の作品というわけだ。
　南極観測隊というと有名なのはなんといっても昭和基地ということになるが、実は日本が維持管理している拠点がそのほかにいくつかあって、この著者が３８次隊で越冬したしたドーム基地は、設備の整った昭和基地から内陸側にはなれること1,000ｋｍ
標高3,800ｍ、平均気温－57℃、最低気温－80℃、ウィルスさえその生存が許されない極寒の地であるという。飲料水や生活用水は絶えず氷を溶かして作り続けなくてはならないし、火力も十分ではない、標高のため水の沸点は85℃といった所での「調理担当」というものを想像してもらいたい。
　その上、9人の男が共同生活するのだから当然そこには人間関係のきしみというものも生じてくる。著者はそれをたくみにユーモアで包み込んで語っている。著者自身、時たま頭にに血が上るとまさにストレートで「きおつけーーー！！姿勢を正して注目する！」と相手に号令というか金縛りをかけ説教をはじめるのだ。
　さまざまな障害にぶつかった時のこの著者の、根っからの楽天家ぶりと、サバイバル的な発想、それにパワフルな行動力が前作にまして痛快だった。
　料理のレシピについては、この著書は新作でもあるので前作からひとつパクる。カレーを作るのにガラムマサラがない場合、ハウスジャワカレーに太田胃散を小さじ1杯入れるとそれらしき味になるそうである。
　
　

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