トレンドおっちゃん

“トレンドおっちゃん”を自称する現役外務員による、日々の相場観測と 現状の認識を書き綴っています

サバヒーに会いたい-たぶんその1

 朝食をとりながらその日の新聞を読む習慣がある。この月曜日いつものように新聞をめくっていたのだが、いきなり「サバヒー」という活字に目が止まった。「ん?サバヒー?ん?」初耳、いや初目(?)だった。無知にして今まで見聞きしたことがなかった言葉だったが、いたくその「語感」に惹かれたのだった。産経新聞の「食の政治学」という欄だったのだが、読んでいくうちに「サバヒー」というのは台湾、とりわけ台南などで養殖もされてもいる魚だそうで、代表的な庶民の味らしい。英名ミルクフィッシュ、お粥にのせたりスープにしたりするのだそうである。
 その夜、子供の本棚から小学館の魚の図鑑を取り出し調べてみたら、ちゃんと載っているではないか。その姿をあえて形容するなら、ニシンを少しスマートにして尾の切れ込みをカッコよく流線的に整え、ウロコを小ぶりに上品に、そして全体に色白にした感じだった。
 日本にはいないのだろうか。どこに行けばサバヒーに会えるのだろう。沖縄あたりまで行けば会えるのだろうか。サバヒーに会いたい。
                               
                               ーたぶん続くー

軒並み上昇

 商品は軒並み上昇した。
 金先限は2,448円、前日比78円高となった。昨日で高値から220円の下げを演じたわけであるが、昨日の安値から今日の高値までの戻り幅は86円、3分の1戻りは既に達成している。強い相場であるゆえ半値あるいは3分の2戻りぐらいは観ておくべきか。
 NY原油は4月24日以来、その戻り高値を切り下げてきており、戻り高値を結んだラインの水準に反発している。これでは判らない。今夜のNY市場を待ちたい。
 

その後の展開

 東京金が前日比64円安の2,370円で終わった。
 5月11−12両日の高値2,587円まで上昇した波動は、その始点が2月14日の2047円と考えられるので、直近の下落幅は上昇幅の2分の1に相当する270円を中心に206円から334円ぐらいを想定しておけば良いだろう。今日の終値で下げ幅は217円となっているので、3分の1程度の調整は完了している。
 もっとも今日の下げは東京市場がNY市場に比べ先行しているので、ドル安とか、地政学的リスクとかでNY市場が反発する局面も考えておく必要があるだろう。
 
 いずれにせよ、下げるところまで下げた後の展開の方が、今回は問題だと考えている。

調整へ・・・

 貴金属4品ストップ安となった。
 金は日々線が一目均衡表の基準線をわずかながら下抜き、プラチナは転換線をやはりわずかながら下抜いている。銀、パラジウムはすでに転換線が基準線を下抜いていた。調整期に入ったと仮定しており、戻りがあれば売場を狙いたい。あとはどのあたりが支持帯になってくるかだが、金で2,200円台、プラチナで4,000円とび台を大雑把に想定している。
 NY原油だが、このあたりで上昇に転じなければ、しばらく調整相場に入ると思っている。
 トウモロコシだが、今日日々線が再び基準線を割り込んだ。週前半のうちに上昇に転じなければ買方は注意を要すると思われる。

週末の海外市場 5・27

 今週末の海外市場週足を一目均衡表で見た場合、今週の終値で新たに転換線を下抜いた銘柄はNY銀・パラジウム・砂糖、CRB先物指数、LMEアルミである。
 NY原油・ガソリン・灯油は今週の下ひげで一旦下抜いている。NY金・CRB先物指数は長大陰線となっている。
 来週はこれらの事から、当面の高値を付けたかもしれないと想定して臨みたい。 

ミャンマーの柳生一族

 かれこれ1ヶ月以上も前に買って枕元本(注)になっていた高野秀行の新刊「ミャンマーの柳生一族」をようやく読んだ。著者は「ホントかよ」と思われるようなものを探して世界各地に遠征する辺境作家である。今度の旅の様相はこれまでとは違っていて早大探検部出身の先輩作家である船戸与一のミャンマー取材旅にガイドとして同行した顛末記なのだが、あらかじめお膳立てされた快適旅らしいので「らしくないな」と少し用心しながら読み進んだ。
 しかし、そこはやはり高野秀行だった。ミャンマーの「いま」を日本の江戸時代にスルドクあてはめ、その国情、社会構造というものを見事に浮き彫りにしてくれている。アウン・サン将軍=徳川家康、スー・チー=千姫、軍部=柳生一族、軍情報部=裏柳生といった具合だ。
 ミャンマーなどといわれても、この空気頭にはこれまでスー・チー女史を軟禁状態に置いているオドロオドロシイ軍事独裁政権の国ぐらいのイメージしかなかったが、どうやらミャンマーという国とその人々は世界の現状とか趨勢というものとはおよそかけ離れところにある、まさに江戸の鎖国日本であった。久々の高野本であり、目からウロコの本だった。
  
    (注)マクラモトボン 寝る前に読む本で未読のものを含めおよそ10冊前後が枕元に置いてある 

  

NY金の上ひげ

 昨日のニューヨーク市場で金、白金とも長い上ひげをつけている。息をひそめて注目している。

気がかりな原油

 ゴムが昨日の気勢を削がれた鬱憤をはらすかのような上昇をみせた。基調が強いことが確認できたのではなかろうか。
 トウモロコシは、昨日「上昇基調を継続する気なら一目均衡表の基準線を日々線が早期に上回る必要がある」と指摘したが、今日で早くも上回っている。ひとまず上昇基調は維持されたと思われる。
 さて、気になっている原油だが4月20日以来の下げ基調が、一目均衡表の先行スパン帯(雲)の上限にへばりついている。市場参加者が強気なら日々線が早期に基準線を上回ってくる必要がある。自らは、厳しいかなーとの見当をつけている。
 

いつも・・・

 相場の下げはいつも突然だ。
 年初来の高値を更新し勢いづくかと思われたゴムまでが、その買気を削がれた格好になった。「今度こそは・・・」の下げになるのだろうか。金、銀、プラチナは一目均衡表で見るとストップ安でもまだ転換線の水準にさえ下げていない。どの辺りで支持勢力が出てくるのか、原油・石油製品は昨年10月以来の先行スパン帯(雲)割れが示現するかどうかだ。
 東京とうもろこしを一目均衡表で見ると、今月9日に先行スパン帯の上限すぐ上で下げから反転している。今後上昇していくのなら日々線が早期に基準線を上回る必要があると思う。上回る事が出来ないなら次は先行スパン帯を下回るを可能性が大きくなると思われる。
 
 

あっぱれ!プラチナ

 東京プラチナ全限月が先週11日、12日に付けた高値をあっさり更新した
11日には今年最高の出来高89,289枚を記録していたので注目していたのだが こうもあっさり上抜くとは・・・もっともニューヨーク市場の足は連日の高値更新だったが
 今日は英ジョンソン・マッセイ社の需給報告が発表になる予定 前回発表の同社の予想レンジは上限1,030ドル下限930ドルだった 現在の価格はこのレンジを大きく上回っているのだが 同社の予想上限をこれほど市場価格が上回ったことは近年になかった 現状追認のレンジとなるのだろうか
 東京プラチナは今週あるいは来週中に当面の高値を付けるのではと大雑把に見当をつけている 
 あとは日々の確認作業を継続してゆくつもりだ 
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