朝食をとりながらその日の新聞を読む習慣がある。この月曜日いつものように新聞をめくっていたのだが、いきなり「サバヒー」という活字に目が止まった。「ん?サバヒー?ん?」初耳、いや初目(?)だった。無知にして今まで見聞きしたことがなかった言葉だったが、いたくその「語感」に惹かれたのだった。産経新聞の「食の政治学」という欄だったのだが、読んでいくうちに「サバヒー」というのは台湾、とりわけ台南などで養殖もされてもいる魚だそうで、代表的な庶民の味らしい。英名ミルクフィッシュ、お粥にのせたりスープにしたりするのだそうである。
その夜、子供の本棚から小学館の魚の図鑑を取り出し調べてみたら、ちゃんと載っているではないか。その姿をあえて形容するなら、ニシンを少しスマートにして尾の切れ込みをカッコよく流線的に整え、ウロコを小ぶりに上品に、そして全体に色白にした感じだった。
日本にはいないのだろうか。どこに行けばサバヒーに会えるのだろう。沖縄あたりまで行けば会えるのだろうか。サバヒーに会いたい。
ーたぶん続くー
その夜、子供の本棚から小学館の魚の図鑑を取り出し調べてみたら、ちゃんと載っているではないか。その姿をあえて形容するなら、ニシンを少しスマートにして尾の切れ込みをカッコよく流線的に整え、ウロコを小ぶりに上品に、そして全体に色白にした感じだった。
日本にはいないのだろうか。どこに行けばサバヒーに会えるのだろう。沖縄あたりまで行けば会えるのだろうか。サバヒーに会いたい。
ーたぶん続くー