「サバヒー」という語感に惹かれて、その魚についてネット上で調べていた。少しずつその知識も増えてきたので、以下に記す。

 サバヒーは虱目魚とも書き、主に台湾、フィリピン、インドネシアの近海に多く生息しており、また食されている魚らしい。養殖も簡単で盛んらしい。もともと海水魚だが汽水や淡水でもへっちゃらだとのこと。うなぎと同じだ。

 英名だとミルクフィッシュと言われる。アジアでは、主にお粥やスープにして食されているらしい。

 日本でも虱目魚倶楽部という有志のクラブがあって、メンバーを募っては台南方面に出かけて行ってサバヒー粥を食べている人たちがいるらしい。そもそもこのような人たちがいるということがとてもうれしい。

 日本のカツオ一本釣り漁で、その活き餌となるイワシ、キビナゴが激減しており(先週もテレビで報道されていた)そのピンチヒッターとして輸入され、その研究・実験がなされているらしい。

 最近の不幸は、サバヒーの養殖池が、ブラックタイガーエビの養殖池としてもおあつらえ向きだったことで、エビ好きニッポンの影響を受けて養殖池がそれに取って代わられているとのことだ。

 調べた成果は大体こんなところだ。じゃあ愛しのサバヒーに会ってどうしたいのかというと・・・まずは自己紹介とともに彼女(勝手にメスと決めているが)に、かねてからいたく惹かれていたことを告白しなければならないだろう。それから、「ウイヤツジャノゥ、モチットチコゥ、チコゥ」などと言いながら、その肢体をとくと眺め・・そして食べてしまうのだ。             −たぶんまだつづくー