2009年8月、「国民の生活が第一」とのマニュフェストをひっ下げ、国民の期待を一身に背負った野党が、ついに歴史的な政権交代を果たしました。国民は、「何かが変わるだろう」という期待に賭けてみたのでした。

 のちに、バラマキ4Kと言われるようになった、およそ経済成長戦略でもない、「人気取り政策」によって国民におもねているうちは、国民は、「まぁまぁ、政権をとったばかりだしなぁー」と様子見を決め込んだものでした。沖縄基地移転問題での紛糾の際にも、「お花畑の世界で遊んではいても、訴えかけたいことがあって、あり余る想いからだったんだよなぁー」と、それでも暖かく見守ってきたものでした。
 
 しかるに、3・11の発災。人類史上でも未曾有の長期にわたるデフレに苦しみ続けている国に、未曾有の地震・津波という大災害が襲いかかりました。その上、想定外の津波によって原子力発電所が電源消失という事態を経て、放射能漏れという事態に至ったのでした。

 今から一年ほど前に、偶然のめぐりあわせから後継の首相となった、市民運動家の香りを漂わせる現首相には、もとより、「宰相としての準備」もなければ、国家を率いる「指導者の見識」というものはまったく持ち合わせてはいませんでした。

 首相に選任された時、ガッツポーズで笑顔を見せていた、小市民である現首相はあわてました。発災当時こそ、理系出身という「妙な自負」から、原発対応のおいて、周囲に対し「苛立ちの指示」をしていたようです。

 しかし、すぐに現場指揮は断念したようです。自身に、国家を率いる準備・見識がないであろうことを、身をもって自覚したのでしょう。思いつめた果てに、さまざま担当組織、担当を乱立するに至りました。その上、懸案事項はすべて組織・担当に丸投げ、その責任は組織、担当に押し付けられたのです。そして自らは、国民の風見鶏と化して、ひたすら国民受けする「人気取り発言」を繰り返すだけの、「偶然、権力を持ってしまったポピュリズム市民運動家」に成り果ててしまいました。


現在の政治・経済の戦略的優先順位はどのようなものなのでしょう。「これじゃぁ、いくらなんでもお粗末過ぎる!」と、この頃は怒りが収まらないおっちゃんは、以下のように言い切ってしまいます。

 1. 被災地域の地域コミュニケーションの復旧、ふるさとの再生
 2. 破壊されたインフラのすみやかな強靭化と再構築
 3. 原発事故の収拾
 4. 震災を契機にし、長期に渡るデフレから脱却する意志と政策の断行
 5. 政治は、上記を増税ではなく、国債発行という政策覚悟をもって徹底すること

現在の日本が絶対にやってはならないこと
 1. 今の段階での財政均衡論議、増税、原発是非、再生可能エネルギーなどの論議
 2. TPP・自由化・規制緩和・構造改革などといった、耳に心地よいだけの危険な政策。
    これらは言いえれば、日本が戦後から蓄積してきた世界一の資産が、日本のためではなく、
    外国のために使われることになるおそれがある政策です
 

今こそ、日本は大震災による巨大需要の発生を契機に、強い意志と覚悟を持って、世界でも類を見ないデフレからの脱却をはかるべきなのです。そして、このことこそ後の世代への責務なのです。


政治の話題から入って、相場での優先順位の話題に入って行こうとしたのです。それが・・酔いも手伝って、こんな方向・結末に・・  でも、修正もいまさら面倒だし・・  すみません・・ でも、このまま エーイ!
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