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■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】株反発、米国債の落ち着きを好感−ドルは151円台半ば
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-10/S3X7JIDWRGG001?srnd=cojp-v2
・ハイテク急伸でS&P500種は節目超え、マイクロソフト上場来高値
・ドル指数反落も週間では上昇、原油は株高背景に続伸


 10日の米株式相場は反発。11月に入ってからは堅調な地合いとなっている。大型ハイテク株が急伸し、米国債市場のボラティリティー(変動性)は低下。米連邦準備制度理事会(FRB)関係者から予想外の発言は出てこなかった。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 4415.24 67.89 1.56%
ダウ工業株30種平均 34283.10 391.16 1.15%
ナスダック総合指数 13798.11 276.66 2.05%
 S&P500種株価指数は節目の4400を上回り、100日移動平均も上抜けた。テクニカル分析上、こうした動きは強気のシグナルとされている。同指数は7週ぶり高値に上昇した。大型ハイテク株の比重が高いナスダック100指数は2%を超える上昇。マイクロソフトは上場来高値を更新、エヌビディアは8日連騰した。
 ウォール街の関心は引き続き米当局者発言に向けられている。アトランタ連銀のボスティック総裁は追加利上げを必要とせずに政策当局者は米国のインフレ率を目標値まで引き下げることが可能との見解を示した。サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は、インフレ抑制の進展が失速し経済が力強く推移する場合、政策金利を再び引き上げざるを得なくなる可能性があると述べた。
 米ミシガン大学が発表した11月の消費者調査(速報値)では、長期のインフレ期待が2011年以来の高水準となった。
 米連邦準備制度理事会(FRB)はインフレの2%目標に対するコミットメントを強調すると投資家は考えるだろうが、長期のインフレ期待が上昇していることはFRBが責務を完遂できないと消費者が確信していることを示していると、LPLファイナンシャルのチーフエコノミスト、ジェフリー・ローチ氏は指摘した。
 過去3カ月にわたって株式市場に広がっていた警戒感は、「年末の強欲」に変わってしまったと、バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジスト、マイケル・ハートネット氏が指摘。米国債利回り低下への期待が背景にあるという。

米国債
 米国債市場では短・中期債が下げた一方、長期債は上昇した。朝方のミシガン大消費者マインド指数が最も材料視された。利回り曲線の調整および取引の巻き戻しが価格を動かす展開が続いた。格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは10日、米国の信用格付け見通しを従来の「安定的」から「ネガティブ」に修正した。財政の健全性にリスクがあると指摘している。
国債 直近値 前営業日比(BP) 変化率
米30年債利回り 4.76% -0.6 -0.12%
米10年債利回り 4.65% 2.6 0.56%
米2年債利回り 5.06% 4.4 0.88%
米東部時間 16時58分
 ミシガン大の消費者調査ではインフレ期待の上昇が明らかになり、米国債市場では午前のうちにフラットニングの動きが始まった。ニューヨーク時間午後3時までの先物取引高は20日平均の80%程度。担保付翌日物調達金利(SOFR)先物も全般に通常より薄い商いだった。

外為
 ドル指数は反落。ただ、週間ベースでは2カ月ぶりの大幅高となった。この日はノルウェー・クローネが1%上昇し、主要10通貨をアウトパフォーム。同国中銀による来月の利上げ観測が広がっている。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1266.15 -1.88 -0.15%
ドル/円 \151.53 \0.18 0.12%
ユーロ/ドル $1.0685 $0.0017 0.16%
米東部時間 16時58分
 ブルームバーグ・ドル指数は週間ベースで0.8%上昇。この日の下げはパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長による前日の発言が響いた。市場の焦点は14日発表の10月消費者物価指数(CPI)に移った。
 ドルは対円で5日連続で上昇。一時は1ドル=151円60銭まで上げた。
 FRBのタカ派的な姿勢を予測してドルのロングポジションを積み上げていた投資家が、急速に手じまっているとBofAのストラテジストはリポートで指摘。ドル・ロングは今年特に集中した取引だったという。「ドル・オーバーウエートのポジションは劇的に縮小され、センチメントは2021年初期以来の顕著な変化を迎えた」と説明している。

原油
  ニューヨーク原油先物相場は続伸。株高を背景に買いが優勢になった。ただ、週間では3週連続安となった。世界の需要を巡る懸念が強まっていることに加え、イスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘によって押し上げられたリスクプレミアムの巻き戻しが背景にある。
 ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油先物はこの日、おおむね堅調に推移した。米ミシガン大学が発表した11月の消費者調査(速報値)は大きな材料にならなかった。需要減退や供給増をめぐる懸念が長期的な下落基調を招いている。
 マイケル・トラン氏らロイヤル・バンク・オブ・カナダのアナリストは「先物相場は売られ過ぎのようだ」とリポートに記述。「原油価格は短期的に上昇する可能性があるが、需要鈍化への懸念の高まりは、向こう数週間の相場回復期待を十分抑制するだろう」と続けた。
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比1.43ドル(1.9%)高の1バレル=77.17ドル。北海ブレント1月限は1.42ドル高の81.43ドルで引けた。


 金は反落。スポット価格は週間ベースでは2週連続で値下がりし、9月以来の大幅安となった。安全な資産としての逃避需要が後退したほか、米金融政策当局者がハト派的な金融政策に否定的な見解を示したことが手掛かりとなった。
 ブリオン・ボールトの調査責任者、エイドリアン・アッシュ氏は「イスラム組織ハマスの奇襲攻撃以降、金に対する投機的な見方が強まっていたが、その勢いは失速した。今は中央銀行による買いとアジアの祝日に伴う需要が強固な支えとなっている」と指摘。「短期金利が近く低下する可能性が低い中で、金のロングポジションを新たに積み上げるには新しい材料が必要だろう」と述べた。
 金スポット価格はニューヨーク午後4時15分現在、前日比21.53ドル(1.1%)安の1オンス=1937.02ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は32.10ドル(1.6%)下げて1937.70ドルで引けた。

■米中首脳が15日に会談へ、1年ぶり−世界的な懸念を議論する機会に
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-10/S3WCJ3DWX2PS01?srnd=cojp-v2
・両首脳の会談は2022年以来、米中の認識のずれを取り除くことが焦点
・軍の意思疎通やAI、合成オピオイド、中国での米国人拘束など議論へ
■米中経済閣僚会談、対話の強化で合意−イエレン氏は来年に中国再訪へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-10/S3XBILDWLU6801?srnd=cojp-v2
■パレスチナ人の死者「あまりにも多い」、米国務長官が非難
https://jp.reuters.com/world/security/PCU7623OXZN6HCHY5N4Y5M2L2A-2023-11-10/
■米国への怒り、アラブ世界で高まる 米外交官がバイデン政権に警告
https://www.cnn.co.jp/usa/35211389.html
■米信用格付け、見通し「ネガティブ」に修正−ムーディーズ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-10/S3XGJ2DWX2PS01?srnd=cojp-v2
■ガザ病院爆発、27人死亡 双方が相手側攻撃と非難 市民の犠牲増
https://jp.reuters.com/economy/AEGNRDSXEZKNDLLX3TEFPACRMA-2023-11-10/
■ネタニヤフ氏「ガザ占領求めず」 ハマス壊滅まで侵攻と主張
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb8e1e4283043c57ff97329ff518f3b71f233f67
■独政府、電力料金高騰で国内産業支援へ 来年は最大120億ユーロ
https://jp.reuters.com/world/environment/VBXCSA6WW5I53EBGPH73RDT2OA-2023-11-10/
■中国船が補給船団に放水砲、フィリピン「理不尽な威圧」と非難
https://jp.reuters.com/world/taiwan/LYESHVUC2JPORLYRK2FV2MB5AE-2023-11-10/
■途上国の対中債務、少なくとも166兆円 返済期限迎えるも多くの国が財政難
https://www.cnn.co.jp/business/35211368.html

●米消費者5−10年先インフレ期待、12年ぶりの高水準−ミシガン大
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-10/S3WXOXDWX2PS01?srnd=cojp-v2
・消費者マインド指数、6カ月ぶり低水準−全ての予想を下回る
・耐久消費財の購買状況を示す指数、昨年11月以来の大幅な落ち込み
●アトランタ連銀総裁、インフレ目標の達成にはまだ時間が必要
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-10/S3WXGVDWLU6801?srnd=cojp-v2
●SF連銀総裁、追加利上げに含み持たせる−高インフレと高成長続けば
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-10/S3X99CDWLU6801?srnd=cojp-v2
●ECB、4%の金利維持でインフレ抑制には十分−ラガルド総裁
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-10/S3WT1KDWX2PS01?srnd=cojp-v2
●英経済、7−9月期は停滞−金利上昇の影響が浸透
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-10/S3WCNYT0AFB401?srnd=cojp-v2


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