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◆【米国市況】円一時149円台に上昇、9月利下げ示唆で株・国債に買い
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-31/SHI7WRT0G1KX00?srnd=cojp-v2
・「早ければ」9月会合で利下げも−パウエル議長が会見で発言
・米国債利回りは軒並み大幅低下、原油は地政学リスクで急反発


31日の外国為替市場で円相場は対ドルで一時149円台に上昇し、3月以来の高値を付けた。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1253.77 -7.04 -0.56%
ドル/円 \150.03 -\2.74 -1.79%
ユーロ/ドル $1.0825 $0.0010 0.09%
米東部時間 16時49分
 日本銀行による追加利上げと長期国債買い入れ減額計画の発表を受けて東京時間に円買いが加速した流れが継続。ニューヨーク時間午前の取引では、米指標の発表後に一時149円64銭まで買われた。その後、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明の発表を受けて、151円台前半まで上げを縮小する場面もあったが、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見を消化するのに伴い、149円61銭まで値上がりした。パウエル議長は会見で「早ければ」9月にも利下げを行う可能性があると述べた。
 ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(BBH)のシニア・アナリスト、エリアス・ハダッド氏は「日銀の植田和男総裁の発言が円上昇の起爆剤となった」と指摘。ドル・円相場のテクニカルな支持線である151円60銭(200日移動平均線)を超えたことで、さらなるドル安・円高につながる可能性があると指摘。148円50銭近辺のトレンドラインの下値支持線が次の重要なサポート水準になるだろうと付け加えた。
 ノムラ・インターナショナルの通貨ストラテジスト、宮入祐輔氏(ロンドン在勤)は「日本側から見れば、日銀による0.25%への利上げはまだ小さな一歩だ。ただ最終的には、より大きなトレンドの始まりと見ることができるようになるかもしれない」と指摘。「市場の見通しがよりタカ派的になれば、円がさらに上値を伸ばす余地も大きくなる」と述べた。
 円はこのところ、キャリー取引の急激な巻き戻しからも追い風を受けており、7月3日につけた38年ぶりの安値からは7%余り上昇した。
 JPモルガン・チェースは26日、主要10通貨のキャリー取引のうちおよそ40%が過去数週間に巻き戻されたとの試算を明らかにした。また、同日公表されたデータは、ヘッジファンドの円ショートが2011年前半以来の大幅な減少となったことを示した。
 ウェルズ・ファーゴのストラテジストは、円の売り持ちが減少していることから、巻き戻しによる追い風が弱まり、円の上値を抑える要因になるとみている。同行のエリック・ネルソン、ジャック・ボスウェル両氏は31日、ドル・円相場が150円付近で値固めとなる中、「この水準かその前後での円売り・ドル買いが得策かもしれない」と指摘した。

 米国株式市場は上昇。パウエル議長のハト派発言を受けて、S&P500種株価指数は2月以来の大幅高となった。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 5522.30 85.86 1.58%
ダウ工業株30種平均 40842.79 99.46 0.24%
ナスダック総合指数 17599.40 451.98 2.64%
 FOMC会合では、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを5.25−5.5%に据え置くことを決定。声明では「2大責務の両面のリスクに留意する」とし、インフレリスクにのみ焦点を合わせてきた従来の文言から修正された。
 ルネサンス・マクロ・リサーチの米経済調査責任者ニール・ダッタ氏は「記者会見は声明文よりもややハト派的だった」と指摘。「全体として、米金融当局者はただ待つために待っているような印象を受けた。結局のところ、パウエル議長自身が認めたように、すべてのデータはすでに議長が見たい方向を指している」と述べた。
 バンクレートのグレッグ・マクブライド氏は「インフレ統計が協力的であることが前提だが、米金融当局は9月の利下げに向けてうまく準備を整えた。利下げに踏み切らないとすれば、インフレが目標の2%に向かって一貫して低下しない場合だ」と指摘。「FOMC声明の中には、雇用市場の状況が変化していることを認める文言の変更が4カ所もあった。これから9月会合までの間に、雇用市場が懸念すべきペースで冷え込む兆しが出てくれば、最初の利下げ幅が0.50ポイントになる可能性もある。実際にそうなる場合には、事前に十分な予告があるだろう」と述べた。
 キー・ウェルスのラジーブ・シャルマ氏はFOMC会合について「9月利下げへの扉をさらに開いたが、確約するまでには至らなかった」と指摘。「8月下旬に行われるジャクソンホール会合(カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム)で、パウエル議長が9月利下げへのシグナルを送ると想定すべきだ。それまでにはあと1カ月分の雇用・インフレ統計も入手できる」と述べた。
 ナスダック100指数は3%高。マグニフィセント・セブンに関するブルームバーグの指数は3.5%、小型株で構成されるラッセル2000指数は0.5%それぞれ上昇した。エヌビディアは13%急伸。モルガン・スタンレーのアナリストが選ぶ米半導体銘柄のトップピックに半年ぶりに復帰したことが追い風となった。引け後に決算を発表したメタ・プラットフォームズは時間外取引で上昇。
 米金融当局が注視する米雇用コスト指数は4−6月(第2四半期)に前期比0.9%上昇。伸びは予想の1.0%上昇を下回り、インフレ圧力の緩和を示した。7月の米ADP民間雇用者数は12万2000人増と、1月以来の低い伸びとなった。一方、6月の米中古住宅販売成約指数は3カ月ぶりに上昇した。

 米国債は年限全般で利回りが大幅低下。パウエル議長の発言に反応した。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 4.30% -9.1 -2.07%
米10年債利回り 4.03% -11.0 -2.65%
米2年債利回り 4.26% -10.3 -2.37%
米東部時間 16時50分
 米財務省は四半期定例入札での中長期債の発行規模を2四半期連続で据え置き、「向こう数四半期」は中長期債の発行を増やす必要はないとのガイダンスも維持した。
 原油先物相場は急反発。イスラエルによるとみられる空爆でイスラム組織ハマスの政治指導者イスマイル・ハニヤ氏がイランで死亡したことで、世界の原油生産量の約3分の1を占める中東での緊張が高まった。
 中東情勢以外に目を向けると、米国の原油在庫は先週344万バレル減少し、2月以来の低水準に落ち込んだ。5週連続の減少は2022年1月以来の長さ。
 市場参加者は、新たな地政学的緊張がイランなど中東産油国の生産と輸出にどう影響するかを見極めようとしている。
 CIBCプライベート・ウェルス・グループのシニアエネルギートレーダー、レベッカ・バビン氏は「現時点では、2ドルの地政学的なリスクプレミアムを上乗せするのはショートカバーの動きであり、実際の供給を巡る懸念ではないと考えられる」と述べた。
  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限は、前日比3.18ドル(4.3%)高の1バレル=77.91ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント9月限は2.09ドル(2.7%)上げて80.72ドルで引けた。同限月はこの日が最終取引日。中心限月の10月限は80.84ドル。 

 金相場は続伸。最新の米経済指標を消化しつつFOMC政策発表を待つ展開となる中、総じて買い優勢となった。中東情勢の緊迫化も安全な逃避先としての金の妙味を高めた。
 金価格は今月に入って過去最高値を更新し、月間ベースでは約4%上昇。アジアでの現物需要の高まりや、中央銀行による買いが相場を支えている。
 金スポット価格はニューヨーク時間午後2時45分時点で前日比21.44ドル(0.9%)高の2432.22ドル。
 ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、FOMC政策発表前に前日比21.10ドル(0.9%)高の2473ドルちょうどで引けた。
◆米財務省、四半期入札の規模を据え置き−「数四半期」は規模維持
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-31/SHHMZ7DWRGG000?srnd=cojp-v2
◆円が対ドルで一時149円台、3月19日以来−米ADP統計後に一段高
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-31/SHHNEST0AFB400?srnd=cojp-v2

■トランプ陣営、ハリス氏の勢い止められず−攻撃の戦略仕切り直し難航
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-31/SHHLQDT1UM0W00?srnd=cojp-v2
■米国、中国のAIメモリーチップへのアクセスに新たな制限を検討
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-31/SHI160DWX2PS00?srnd=cojp-v2
■日本とオランダ、米国の新たな対中半導体制限から除外−関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-31/SHHEC6T0G1KW00?srnd=cojp-v2
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-31/SHI68CDWX2PS00?srnd=cojp-v2
■F16戦闘機、ウクライナにようやく最初の引き渡し分が到着
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-31/SHHYGIT0G1KW00?srnd=cojp-v2
■ロシア、戦術核演習の第3段階開始 配備を訓練
https://jp.reuters.com/world/ukraine/UZKBDIMS6JIENMSWJ3DF3V3XFA-2024-07-31/
■ヒズボラ、司令官の死亡確認 イスラエルのベイルート空爆で
https://jp.reuters.com/world/security/4YSELUPKHJKQLF3VBG5363EER4-2024-07-31/
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-31/SHI68CDWX2PS00?srnd=cojp-v2
■ハマス指導者殺害、なぜ起きたのか−イランの深刻な欠陥を露呈
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-31/SHHTOWT0G1KW00?srnd=cojp-v2

●パウエル議長、利下げは9月のFOMCで選択肢になる可能性も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-31/SHI214DWX2PS00?srnd=cojp-v2
・FF金利の誘導目標レンジは5.25−5.5%、8会合連続で据え置き
・「2大責務の両面のリスクに留意する」−声明
 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、9月にも利下げに動く可能性があるとの見解を示した。米連邦公開市場委員会(FOMC)は、7月30−31両日に開催した定例会合で、主要政策金利を約20年ぶり高水準で据え置くことを決定した。据え置きは8会合連続。
 パウエル議長は会合後の記者会見で「例えばインフレ率が急速ないしほぼ予想通りに低下し、成長はまずまず力強く、そして労働市場は現状との整合性が維持されるならば、9月会合で利下げが選択肢になり得ると考えられる」と述べた。
 フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジは5.25−5.5%。据え置きの決定は全会一致だった。[ 後略 ]
●FOMC声明:2つの責務、両サイドに対するリスクに注意払っている
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-31/SHI21QDWRGG000
●米ADP民間雇用者数、1月以来の低い伸び−賃金も伸び鈍化
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-31/SHHM2IT0G1KW00?srnd=cojp-v2
●米中古住宅販売成約指数、3カ月ぶり上昇−最も高い予想も上回る
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-31/SHHQWVT0G1KW00?srnd=cojp-v2
●米雇用コスト指数、伸びが予想下回る−インフレ圧力の緩和示唆
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-31/SHHN0JT0G1KW00?srnd=cojp-v2
●ユーロ圏インフレ、7月は予想外に加速−ECBのかじ取り困難に
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-31/SHHD30T0G1KW00?srnd=cojp-v2
●中国の消費低迷、スタバやユニクロ直撃−倹約志向も外国勢には重し
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-31/SHH74FT1UM0W00?srnd=cojp-v2
●植田日銀総裁が利上げに積極姿勢、タカ派発信で年内追加観測も浮上
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-31/SHGUKVT1UM0W00?srnd=cojp-v2


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