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■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】決算堅調で株に押し目買い−円は対ドル153円付近に下落
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-01/SMA8XJT0AFB400?srnd=cojp-v2
・10月の米雇用者数は2020年以来の低い伸び−ハリケーンやストが影響
・円は151円79銭まで上昇後に上げを消す−米国債利回りは上昇


 1日の米株式相場は反発。ノイズの大きい経済指標や接戦となっている米大統領選を巡る不確実性よりも、米企業業績の強さが意識された。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 5728.80 23.35 0.41%
ダウ工業株30種平均 42052.19 288.73 0.69%
ナスダック総合指数 18239.92 144.77 0.80%
 業界の先行指標となる企業から相次いで堅調なシグナルが発信される中、S&P500種株価指数は3営業日ぶりに上昇。ここ最近の売りを一手に浴びていた大型テクノロジー株が上げを主導した。
 前日の決算が好感されたアマゾン・ドット・コムやインテルは急伸。エクソンモービルとシェブロンはいずれも純利益と生産量、売上高がアナリスト予想を上回った。長引くストライキの終結が近いとの楽観から、ボーイングも値上がり。一方、慎重な業績見通しを示したアップルは下落した。
 10月の米雇用者数は2020年以来の低い伸びとなった。一方で失業率は前月から変わらず。10月は大型ハリケーンや大規模なストライキが統計に影響した。来週は米大統領選の投票日を迎え、連邦公開市場委員会(FOMC)会合も開催される。今回の雇用統計は、これら2つのイベントの前に発表される最後の主要な経済データとなった。

国債
 米国債は下落(利回りは上昇)。雇用統計の発表後に買われる場面もあったが、売りに転じた。来週の四半期定例入札や米大統領選、FOMC決定を控え、リスクを減らす動きが進んだ。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 4.58% 10.1 2.26%
米10年債利回り 4.38% 9.7 2.27%
米2年債利回り 4.21% 3.5 0.84%
米東部時間 16時54分
 ブラックロックのリック・リーダー氏は「最終的には、この日の雇用統計に留意することになるが、天候の影響が不透明なため、これに執着することはない」と指摘。「結局、FOMCは来週25bpの利下げを実施し、恐らく12月にも行うと当社では考えている。しかし今後数日、数週間にわたって発表される一連のデータや情報にもわれわれは対応する準備ができている」と話した。

外為
 円は対ドルで下落。米雇用統計の発表直後にはドル売りが優勢となり、円は一時1ドル=151円79銭に上昇する場面もあった。その後は米選挙に注目が移るにつれてドルが買い戻され、円は一時0.7%安の153円09銭まで売られた。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1263.87 5.05 0.40%
ドル/円 \152.98 \0.95 0.62%
ユーロ/ドル $1.0835 -$0.0049 -0.45%
米東部時間 16時54分
 マネックスの外国為替トレーダー、ヘレン・ギブン氏は「今回の雇用データはネガティブな方向に傾くだろうと、トレーダーらは統計発表前から分かっていた。適切な判断でこれに反応している」と述べた。
 みずほ・インターナショナルのマクロ戦略責任者、ジョーダン・ロチェスター氏は「異例なほどに予測の難しい雇用者数だった」と指摘。「ハリケーンとストライキで雇用の伸びが抑えられた」と話した。その上で、「FOMCはこれを見越して判断するはずだ。彼らの見方がこれで変わるとは思えない。米選挙結果の方がはるかに重要だ」と続けた。
 クレディ・アグリコルCIBのG10為替調査・戦略責任者、バレンティン・マリノフ氏は「来週の米選挙にかけて、ドルは引き続き押し目で買われる可能性がある」と話した。
 米選挙を控えた安全逃避先としても、ドルは買われている。月間ベースでのドルは10月に2年ぶりの大幅高となった。一連の好調な経済指標で、米利下げペースが緩やかになることが示唆されたと受け止められた。

原油・金
 ニューヨーク原油相場は小幅ながら3日続伸。イランが数日中にイラク領内からイスラエルを攻撃する準備を進めている可能性があるとの報道に反応した。ただ週間では下落。中東紛争が供給の混乱につながるとの見通しに懐疑的な見方も広がっている。
 ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は今週、3.2%安となった。先週末のイスラエルによるイランへの攻撃が限定的なものとなり、対立により中東のエネルギーインフラが脅かされるとの見方が後退した。ただ原油先物が10月28日に大きく下げた後、市場は「あまりに急速に落ち着きを取り戻した」と一部の市場関係者は指摘。ここ数日は下落分の一部を取り戻す格好となっていた。
 ニュースサイトのアクシオスは、イランがイラク国内で支援する民兵組織を通じたイスラエル攻撃を準備していると報道。匿名のイスラエル情報筋2人の話として、無人機と弾道ミサイルを使用した攻撃になる見通しだと伝えた。この報道を受けた1日の市場で原油先物は一時急伸したが、その後は対立激化の程度やその可能性について懐疑的な見方が広がり、上げ幅を縮小した。
 レイモンド・ジェームズ・アンド・アソシエーツのアナリスト、パベル・モルチャノフ氏はイスラエルとイランについて「全面戦争を引き起こさずに強硬姿勢をアピールしようと、振り付け通りにダンスしているようなものだ。とはいえ、中東を巡リ日々報じられるニュースは重要な材料となっている」と指摘した。
 1日の原油市場でニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前日比23セント(0.3%)高の1バレル=69.49ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は29セント(0.4%)上昇し73.10ドルで引けた。

 金スポット相場は続落。朝方は堅調に推移し、米雇用統計の発表後には上げを拡大する場面もあったが、その後は下げに転じた。
 金スポット価格はニューヨーク時間午後3時24分現在、前日比8.59ドル(0.3%)安の1オンス=2735.38ドル。ニューヨーク商品取引所の金先物12月限は10セント下落し2749.20ドルで引けた。
◆金一段高を見込む市場、接戦の米選挙控え−「誰もが乗りたい箱舟」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-01/SM9XNFDWLU6800?srnd=cojp-v2
・金相場、年間ベースで1979年以来の大幅高となる勢い
・僅差の選挙結果となれば、投資家は安全資産に殺到も
 米大統領選が近代史上において特に接戦となる中、金相場が急伸している。安全資産に逃避する動きが強まっており、さらなる上昇を見込む投資家も多い。 [ 後略 ]
◆OPEC産油量は10月に増加、リビアが生産再開−ブルームバーグ調査
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-01/SMA17HT0G1KW00?srnd=cojp-v2

■米の中東停戦交渉が不発に終わる、外交筋「提案は非現実的」
https://jp.reuters.com/world/us/24DMXC7UVRKW5DEZK7JEFH7CZU-2024-11-01/
■米特使、北極圏での中ロの軍事協力 「懸念すべきシグナル」
https://jp.reuters.com/world/us/ROS6QUMFEJK5DHPK542UOF3ETA-2024-11-01/
■ハイテク大手、AI投資の勢い止まらず−今年の支出は30兆円超えに
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-01/SM9XSJT1UM0W00?srnd=cojp-v2
■英国の財政余力、当初想定より少ない見込み−予算責任局が誤り
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-01/SMA2RIT0G1KW00?srnd=cojp-v2
■ベトナム、中国に南シナ海で拘束の漁師の即時解放求める
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-01/SM9KW6T0G1KW00?srnd=cojp-v2
■中国、スロバキアとの緊密関係確認 EUと貿易対立下で
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/X2KUFRTX5BMLVDSXL3OJTU2TTQ-2024-11-01/
■ロ朝関係強化 中国、関知せず
https://www.afpbb.com/articles/-/3546842?cx_part=top_topstory&cx_position=2
■中国BYD、10月の世界販売台数が初の50万台超え−過去最高更
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-01/SM9WXKT1UM0W00?srnd=cojp-v2

●米雇用者数、10月は1.2万人増にとどまる−ハリケーンとスト影響
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-01/SM9USZDWLU6800?srnd=cojp-v2
・事業所調査の回収率「平均を大きく下回った」−労働統計局
・9月と8月の非農業部門雇用者数は共に下方修正された
 米国の10月の雇用者数は2020年以来の低い伸びとなった。一方で失業率は前月から変わらず。10月は強力なハリケーンや大規模なストライキが統計に影響した。
キーポイント
・非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比1万2000人増
・エコノミスト予想の中央値は10万人増
・前月は22万3000人増(速報値25万4000人増)に下方修正
・家計調査に基づく失業率は4.1%−前月と変わらず
・市場予想も4.1%
●【米雇用統計】来週の25bp利下げ「空模様晴れた」−市場関係者の見方
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-01/SM9XOLDWX2PS00?srnd=cojp-v2
●米ISM製造業指数、23年7月以来の低水準−7カ月連続で縮小圏
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-01/SM9YXQDWX2PS00?srnd=cojp-v2
●9月の米建設支出、前月比+0.1%=商務省
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/TZQPQ3OZM5NQXJPUKE4ZHMLSEA-2024-11-01/
●中国の住宅販売、10月は今年初の増加−政府の景気刺激策が奏功
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-01/SM92P0T0G1KW00?srnd=cojp-v2


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