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■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】S&P500種は小幅続伸、国債は反発−ドル144円台後半
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-06-09/SXLG0BDWRGG100?srnd=cojp-v2
・S&P500種は最高値まであと約2%、米中通商交渉は進展と当局者
・12日の30年債入札に注目、NY原油は3日続伸


 9日の米株式市場では、S&P500種株価指数が小幅続伸。米中の通商協議が進む中、買いがわずかに優勢になった。当局者は協議の進展を示唆した。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 6005.88 5.52 0.09%
ダウ工業株30種平均 42761.76 -1.11 0.00%
ナスダック総合指数 19591.24 61.29 0.31%
 S&P500種は2月に付けた最高値まであと約2%の水準にある。この日は大手ハイテク株が上昇をけん引した。テスラは約4.5%上昇。トランプ大統領がホワイトハウスにあるテスラ車とスターリンクは手放さないなどと語り、マスク氏との関係修復に前向きな姿勢を示したことが追い風となった。
 ただ、アップルは下落した。世界開発者会議(WWDC)で主要な人工知能(AI)関連の発表がほとんどなかったことが嫌気された。
 ロンドンでの協議に出席したベッセント米財務長官は、初日の会合後記者団に「良い話し合い」だったと述べた。同席したラトニック商務長官も「実りある」協議だったと振り返った。トランプ大統領はホワイトハウスで記者団に「中国とは順調にやっている。簡単な相手ではない」と述べ、「良い報告しか届いていない」と続けた。
 英ロンドンで9日午後に始まった米中の通商協議では、米国側は中国から希土類(レアアース)輸出規制緩和の確約が得られれば、一部のハイテク製品に対する輸出規制解除を検討する用意があることを示唆している。協議はロンドン時間10日午前10時に再開されるという。
 ウォール街のストラテジストらが米国株に対して楽観的な見方を強めている。モルガン・スタンレーやゴールドマン・サックス・グループのアナリストらも、堅調な経済成長が夏場の下落を限定的なものにとどめるとの見方を示している。

米国債
 国債相場は反発。大幅安となった前週末からやや安定した。ただ、国債への需要を再び試す30年債入札を12日に控え、様子見ムードも強かった。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 4.94% -2.8 -0.56%
米10年債利回り 4.47% -3.2 -0.71%
米2年債利回り 4.00% -3.7 -0.92%
米東部時間 16時53分
 早朝の取引では、欧州債の上昇につれて上昇。米国時間の取引が始まると、伸び悩む場面もあったが、その後は再び上昇した。 米消費者のインフレ期待低下が背景にある。
 アリストテレス・パシフィック・キャピタルのポートフォリオマネジャー、ジェフリー・クリンゲルホーファー氏は「30年債は一種のテールリスク型の金利だ」と指摘。30年債にとって財政赤字拡大への懸念は、短期債はもちろん、7−10年債よりもはるかに重大だと指摘した。
 30年債利回りは4月初旬から上昇を続け、5月22日には2023年以来の高水準となる5.15%を記録した。
 オールスプリング・グローバル・インベストメンツの債券ポートフォリオマネジャー、ローレン・バン・ビリヨン氏は30年債入札について「6月全体の方向性を決める重要なポイントになるだろう」とブルームバーグテレビジョンで発言。「長期資金調達に関する懸念がいかに強いかは、すでに明白だ」と話した。

為替
 外国為替市場ではブルームバーグ・ドル・スポット指数が下落。ただ、ロンドンで再開された米中通商協議への期待感から下げ渋る場面もあった。
 円は対ドルで、欧州時間に1ドル=143円98銭まで上昇したが、ニューヨーク時間には144円70銭台まで上げを縮小する場面があった。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1209.26 -2.48 -0.20%
ドル/円 \144.63 -\0.22 -0.15%
ユーロ/ドル $1.1419 $0.0022 0.19%
米東部時間 16時54分
 ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(BBH)のマーケット戦略グローバル責任者、ウィン・シン氏は「今週も貿易と財政政策の不確実性が継続しており、ドルを圧迫するだろう」と述べた。

原油
 ニューヨーク原油先物相場は3営業日続伸。ロンドンでの米中通商協議の開始を受けて、世界的な緊張緩和への期待が高まった。
 ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は1バレル=65ドル台に乗せ、4月初旬以来の高値で終了した。
 ブリッジトン・リサーチ・グループのデータによれば、値動きを加速させる可能性のある商品投資顧問業者(CTA)はこの日、WTIに対するショートポジションを解消した。今月5日時点では64%ショートの状態だった。原油相場が現行水準から3−4%上昇すれば、CTAは2月以来のネットロングになる可能性があると、ブリッジトンは指摘する。
 国際原子力機関(IAEA)は、イランがウランの備蓄を急速に拡大している現状に対し、国際社会は断固とした対応を取る必要があり、このまま容認することは許されないとの見解を示した。
 市場関係者は米国とイランの核協議の進展を注視している。協議が不首尾に終われば、イランからの原油供給に影響が生じる可能性がある。 
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、前営業日比71セント(1.1%)高い1バレル=65.29ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント8月限は57セント(0.9%)上昇し、67.04ドルで引けた。


 金スポット相場は反発。スポット相場はニューヨーク時間午後4時3分現在、前営業日比0.5%高の1オンス=3328.03ドル。
 ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は8.30ドル(0.25%)高の3354.90ドルで終えた。
 バンク・オブ・アメリカ(BofA)は金相場について、いずれ1オンス=4000ドルに達すると予想している。同行の商品・デリバティブ調査責任者、フランシスコ・ブランチ氏は「ただ、それは2026年の話かもしれない」とし、「相場が本格的に上昇するには実質的なショックが必要だ」とブルームバーグテレビジョンのインタビューで述べた。
◆米関税懸念でNYに金流入、貴金属取引5億ドルの高収益−1−3月期
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-06-09/SXLGZ3T0G1KW00?srnd=cojp-v2

■米中の通商協議、「簡単ではない」とトランプ氏−初日会合を終了
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-06-09/SXL951DWRGG000?srnd=cojp-v2
■米司法省が効力停止延長を要請−国際貿易裁判所の関税差し止め判断
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-06-09/SXM0D6DWLU6800?srnd=cojp-v2
■米国防総省が海兵隊員700人派遣、LA抗議デモ対応で州兵支援−関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-06-09/SXLLOBDWX2PS00?srnd=cojp-v2
■カリフォルニア州、連邦政府を提訴−LA抗議デモ巡る対立さらに激化
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-06-09/SXLLOBDWX2PS00?srnd=cojp-v2
■トランプ氏、イランのウラン濃縮容認要求に懸念表明−交渉は手ごわい
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-06-09/SXLU0BT0AFB400?srnd=cojp-v2
■メキシコ大統領、ロスのデモ暴徒化を非難 米との二国会談求める
https://jp.reuters.com/world/us/ZFFJDT4GCNOOTO3JX5KPB3I4BA-2025-06-09/
■カナダ首相、国防費増額を誓約 NATO目標の年度内達成目指す
https://jp.reuters.com/world/us/FQK2A4J5PBOQ7J2WPKH55NBKQA-2025-06-09/
■IAEA、イランによる高濃縮ウランの備蓄急増は容認できない
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-06-09/SXLN5QDWX2PS00?srnd=cojp-v2
■中国、ロンドン金融街近くに「スーパー大使館」−米が安全保障を懸念
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-06-09/SXK5W8DWX2PS00?srnd=cojp-v2
■太陽石油、米欧制裁のタンカーが輸送するロシア産原油を受け入れ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-06-09/SXL3BDT1UM0W00?srnd=cojp-v2

●米消費者のインフレ期待低下、労働市場への悲観和らぐ−NY連銀
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-06-09/SXLGHHDWRGG100?srnd=cojp-v2
●ECBに金利巡り最大限の柔軟性、今後の方針オープン−ナーゲル氏
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-06-09/SXJ7DSDWLU6800?srnd=cojp-v2
●欧米金融政策の乖離、常態化せず−シュナーベルECB理事
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-06-09/SXKB6WT0G1KW00?srnd=cojp-v2
●中国消費者物価、5月は4カ月連続の前年割れ−内需の弱さ際立つ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-06-09/SXKF09DWLU6800?srnd=cojp-v2
●中国の輸出、5月は伸び鈍化−関税「休戦」でも対米が落ち込み
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-06-09/SXKJVCDWRGG000
●日銀は国債の減額幅をほぼ半分に、月間購入2兆円程度へ−前田元理事
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-06-09/SXK9BCT1UM0W00?srnd=cojp-v2


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