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■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】S&P500種は小幅安、押し目買いで下げ削る−円上昇
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-01-29/T9NAJ8T9NJLT00?srnd=jp-homepage
・S&P500種一時1.5%安、AI投資への懐疑論が重し−景気敏感株に買い
・米金利は低下、株安や貴金属の下落で逃避買い−原油3日続伸


 29日の米国株市場はS&P500種株価指数が小幅安。人工知能(AI)への巨額投資が資本に見合う成果を生むのかとの懸念から、一時大きく下げていたが、終盤にかけて押し目買いが入った。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 6969.01 -9.02 -0.13%
ダウ工業株30種平均 49071.56 55.96 0.11%
ナスダック総合指数 23685.12 -172.33 -0.72%
 S&P500種は一時1.5%安となる場面もあったが、景気敏感株の上昇で下落分をほぼ取り戻した。メタ・プラットフォームズは10%高。決算で堅調な見通しを示し、支出計画への懸念が和らいだ。一方でマイクロソフトは10%下落と、2020年以来最大の下げとなった。AI投資の回収に時間がかかるとの懸念が広がった。
 28日には連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利の据え置きを決定した。トランプ米大統領は29日、米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長の指名候補を「来週」発表すると述べ、次期議長が利下げを行うとの見方を改めて示した。
 ミラー・タバクのマット・メイリー氏は、「投資家が売りに出ているのは、半年前に期待していたほどAIテーマの投資で利益を上げられないと気づき始めたからだろう」と分析。「投資家は過熱しているAIトレードの評価を見直しており、ポートフォリオにおける大型テック株の配分調整を進めている」と語った。

国債
 米国債は上昇。米国株の下落に加え、高騰していた貴金属も値下がりする中、安全資産として米国債を買う動きが広がった。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 4.86% 0.0 0.00%
米10年債利回り 4.23% -1.2 -0.28%
米2年債利回り 3.56% -1.6 -0.45%
米東部時間 16時46分
 短期債中心に利回りが低下。2年債利回りは一時3.54%と、15日以来の低水準を付けた。
 TDセキュリティーズの米国金利戦略責任者、ジェナディー・ゴールドバーグ氏は「今回の金利低下は、株式相場の下落を受けた安全資産への逃避が背景にあるようだ」と分析。「安全資産としての米国債の地位を疑問視する声も出ていたが、きょうのような本格的なリスクオフ局面では期待を裏切ることはほとんどない」と語った。
 ただ米国債への需要は相対的に抑制されていた。この日実施された7年債入札(発行額440億ドル)では最高落札利回りが4.018%と、応札締め切り直前の4.014%をわずかに上回った。
 ソシエテ・ジェネラルのストラテジスト、スバドラ・ラジャッパ氏によると、過去1週間半にわたるドル安を巡る投資家の不安も、米国債の上昇を抑える要因となった。
 「投資家がリスク資産に対してやや神経質になっており、特にドルやドル建て資産からの資金シフトが進む中で、限定的な質への逃避が起きている」とラジャッパ氏は語った

為替
 外国為替市場ではブルームバーグのドル指数が小幅に下落。米国債の低下に連れ安となった。米国株安や不安定な金属価格がドルの重しとなった。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1177.90 -1.56 -0.13%
ドル/円 \153.11 -\0.30 -0.20%
ユーロ/ドル $1.1969 $0.0015 0.13%
米東部時間 16時47分
 この日は月末要因による資金フローも意識されたほか、トランプ政権の動向やイランに対する軍事行動の可能性を巡る報道も材料視されている。
 ウェルズ・ファーゴの新興国担当エコノミスト兼為替ストラテジスト、ブレンダン・マッケナ氏は「ドルの下落トレンドは行き過ぎていたように見える」とし、「特に、FOMCが利下げに踏み込む姿勢を明確に示さなかったこともあり、小幅な調整が入る局面だった」と述べた。
 円は対ドルで堅調に推移。ニューヨーク時間にはおおむね、1ドル=152円台後半から153円台半ばで推移した。

原油
 原油先物は3日続伸。トランプ米大統領がイランへの軍事攻撃に踏み切る可能性が意識された。紛争で重要な海上輸送ルートが封鎖されれば、イランからの原油輸出に混乱が生じ、世界市場全体に影響が波及する恐れがある。
 ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は1バレル当たり65ドルを上回ったほか、国際指標となる北海ブレントは昨年7月以来となる70ドル台で終了した。
 トランプ氏は前日、「必要とあらば、迅速かつ暴力的に任務を遂行する用意がある」とSNSに投稿。AP通信はこの日、イランがホルムズ海峡での実弾射撃を含む演習を来週実施する計画だとして航行中の船舶に警告を出したと報じた。
 この報道を受けて、ホルムズ海峡が封鎖される可能性を巡る懸念が強まった。同海峡は世界の原油輸送量のおよそ5分の1が通過している。イランの産油量は日量およそ330万バレルで、世界供給の約3%を占める。
 アンソニー・ユエン氏らシティグループのアナリストは、「イランが攻撃を受ける可能性があることから、原油価格の地政学プレミアムがバレル当たり3−4ドルほど押し上げられている」と指摘。「年初時点では大幅な供給過剰が見込まれていたが、原油価格は大方の想定よりも高い水準で推移する可能性がある」と述べた。
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前日比2.21ドル(3.5%)高の1バレル=65.42ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は2.31ドル(3.4%)高の70.71ドル。


 金スポット相場は急落し、昨年10月以来の大幅安となった。アジア時間には1オンス=5500ドルを突破し最高値を更新していたが、リスク回避の動きが強まる中、株式など他資産での損失を補おうと金属の売りが優勢になった。
 ドルの反発を背景に、金スポット価格は一時5.7%安の5106.21ドルをつけた。日中の下げ幅としては昨年10月21日以来の大きさ。ただ、その後は下げ幅を縮小した。銀は一時8.4%下落した。
 ブルー・ライン・フューチャーズのチーフ市場ストラテジスト、フィル・ストライブル氏は「高揚感は頭打ちになったようだ」と指摘した。
 ING銀行のコモディティーストラテジスト、エワ・マンティー氏は、「金は安全逃避先というよりも、流動性を確保する手段として扱われている」と述べた。
 金は今年に入り、地政学的緊張の高まりや米連邦準備制度理事会(FRB)の独立性を巡る懸念を背景に急伸してきた。月初来の上昇率は約20%に達しており、テクニカル指標の一部は短期的な調整を示唆している。
 ジュリアス・ベア・グループのカルステン・メンケ氏は「市場の過熱感に加え、ファンダメンタルズよりも資金フローが相場を左右している状況を踏まえれば、調整が入るのに大きなきっかけは必要ない」と述べた。
 金スポット相場はニューヨーク時間午後2時44分現在、前日比100.96ドル(1.9%)安の1オンス=5316.25ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は14.60ドル(0.3%)高の5354.80ドルで引けた。
◆マイクロソフト株下落、クラウド成長鈍化−AI向け設備投資急増
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-01-28/T9LF8DT9NJMN00
◆金価格が10月以来の大幅安、足元の急騰から一転−利益確定が優勢に
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-01-29/T9MV18KIP3IJ00?srnd=jp-homepage
◆ブレント原油、バレル70ドルに上昇−米国の対イラン圧力強化で
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-01-29/T9MD3ZT9NJLU00
◆米、中国に人民元の上昇求める−「大幅に過小評価」と為替報告書
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-01-29/T9NA0VKK3NY800
◆オランダの年金PME、欧州重視へ転換−米国は「もはや信頼できず」
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-01-29/T9MH8PKIJH8U00?srnd=jp-homepage
◆中国の不動産株急伸−「3つのレッドライン」報告義務廃止報道で
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-01-29/T9LVIKT9NJLS00

■トランプ氏、次期FRB議長候補を来週発表と表明−再び利下げ要求
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-01-29/T9MZ2XKJH6V500?srnd=jp-homepage
■トランプ氏、空母展開でイラン攻撃選択肢拡大−目標なお定まらず
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-01-29/T9N6CHKIP3I900
■本題から逸れるトランプ氏、生活費の問題に手打てず−中間選挙に影
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-01-29/T9MOLXKGIFR300?srnd=jp-homepage
■新疆ウイグル自治区の収容施設撮影した中国人男性、米裁判所が亡命認定
https://www.afpbb.com/articles/-/3619945?cx_part=top_topstory&cx_position=5
■EUの米国産LNG依存を懸念、輸入先多様化が必要−欧州委員
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-01-29/T9LL4YKJH6V400
■EU、イラン革命防衛隊をテロ組織に指定 デモ弾圧で制裁強化
https://jp.reuters.com/world/us/O7PLBUB6INNVHLAZGNY3EGRHOQ-2026-01-29/
■ロシア防衛産業、成長が息切れ−政府は戦費拡大より経済安定にシフト
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-01-29/T9MGWGKJH6V500?srnd=jp-homepage
■中国習主席、英国との関係改善に期待示す−スターマー首相と会談
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-01-29/T9LVHZKJH6V400
■中国軍で何が起きているのか−忠誠心試す習氏、異例の粛清続ける
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-01-29/T9LVEOKK3NY800?srnd=jp-homepage
■中国大使、オーストラリアに警告 ダーウィン港買い戻すなら「中国企業の利益を守るため行動」
https://www.afpbb.com/articles/-/3619995?cx_part=top_topstory&cx_position=1
■台湾軍、中国の海上侵攻想定し演習 無人機とミサイルで上陸阻止
https://jp.reuters.com/world/taiwan/YWS3YR25WRLEBBTZFTII3URJHM-2026-01-29/

●米貿易赤字、前月の約2倍の水準に拡大−トランプ関税で振れ大きく
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-01-29/T9MOECKJH6V400?srnd=jp-homepage
●米新規失業保険申請は小幅減、労働市場安定化の兆し−祝日挟む週
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-01-29/T9MOCNT9NJLT00
●ECBの利下げに賭ける動き急増−市場心理に変化の可能性
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-01-29/T9MW67KJH6V400?srnd=jp-homepage
●インド政府、最大7.2%成長見込む−4月からの来年度
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-01-29/T9M7L5KJH6V400


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