トレンドおっちゃん

“トレンドおっちゃん”を自称する現役外務員による、日々の相場観測と 現状の認識を書き綴っています

市況・ニュース記事

S&P500は今年50回目の最高値、金スポットは反落 《あさイチ11.09》

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◆【米国市況】S&P500は今年50回目の最高値、円は堅調で152円台半ば
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-08/SMNHABT1UM0W00?srnd=cojp-v2
・S&P500種は週間で4.7%高、今年最大の上昇率−ドル指数反発
・米国債は週間ベースで9月上旬以来の大幅高、原油は中国懸念で反落


 8日の米株式相場は上昇。S&P500種株価指数は連日の最高値で終え、週間ベースでは今年最大の上昇率を記録した。
 次期大統領となるトランプ氏の景気拡大策が米企業収益を押し上げるとの見方が背景。この日発表された経済指標も景気の底堅さを示唆した。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 5995.54 22.44 0.38%
ダウ工業株30種平均 43988.99 259.65 0.59%
ナスダック総合指数 19286.78 17.32 0.09%
 S&P500種は4日続伸。一時6000の大台に達し、今年に入って50回目となる最高値更新で引けた。週間の上昇率は4.7%だった。
 この日はディフェンシブ銘柄が堅調だった。一部の銘柄が売られ過ぎの領域にあったことが背景にある。時価総額の大きな銘柄はまちまちで、テスラが上昇する一方、エヌビディアは反落した。テスラの時価総額は2022年以来初めて1兆ドルを超えた。
 トランプ氏が大統領選での勝利を宣言した6日に、米国の株式ファンドには200億ドル(約3兆円)の資金が流入したと、バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジストが指摘した。1日当たりの流入額としては5カ月ぶりの大きさだったという。

米国債
 米国債相場は週間ベースで、9月上旬以来の大幅高。トランプ前米大統領が大統領選を制し、相場変動の大きい1週間だった。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 4.47% -6.2 -1.37%
米10年債利回り 4.30% -2.1 -0.49%
米2年債利回り 4.25% 5.0 1.20%
米東部時間 16時57分
 トランプ氏の勝利が明らかになった後、同氏の政策がインフレを加速させるとの懸念から米長期債利回りは大幅に上昇したが、その後は低下している。30年債利回りは6日に一時24ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)急上昇し、約4.68%を付けたが、8日には一時4.45%に低下した。
 一方、年限が短めの国債の利回りはこの日、上昇。ゴールドマン・サックス・グループなど複数の金融機関が来年の米利下げ予測を、従来より後退させたことが影響している。
 米国債の下落とドル上昇に賭けるいわゆるトランプトレードは、時間とともに勢いがやや弱まってきた。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は7日の記者会見で、次期政権の財政政策の影響を考慮するのは時期尚早だと述べた。
 みずほインターナショナルの金利ストラテジスト、エブリン・ゴメスリヒティ氏は「政策措置は従来想定されていたほど早期に導入されることはないかもしれないと、市場参加者は考えている」と述べた。

外為
 ニューヨーク外国為替市場ではドル指数が反発。トランプ氏の米大統領選勝利やパウエルFRB議長の会見を受けて、エコノミストや市場関係者の間で来年の米利下げ予想が後退したことが背景にある。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1267.77 7.66 0.61%
ドル/円 \152.64 -\0.30 -0.20%
ユーロ/ドル $1.0719 -$0.0086 -0.80%
米東部時間 16時56分
 ブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時0.8%上昇した。週間ベースでは6週連続の上昇と、6月以来の長期連続高。
 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のアナリストであるデレク・ハルペニー氏とリー・ハードマン氏、アブドゥルアハド・ロックハート氏は「米大統領選に勝利したトランプ氏は、選挙戦で掲げた公約の実現に向けて非常に強い信任を得た」とリポートで指摘。「投資家はそれらが迅速に実施されることを見越してポジションを構築する可能性が高く、それが国債利回りを支え、ドルを押し上げる」と予想した。
 一方、円は主要10通貨に対して上昇。欧州時間帯には1ドル=152円14銭まで上昇する場面もあった。その後は上げを縮小し、152円台半ば近辺での推移となった。
 ドル指数はこの日、ロバート・ライトハイザー氏がトランプ次期政権の米通商代表部(USTR)代表への就任を要請されたという英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)報道を受け、上げ幅を拡大した。
 マネックスの外国為替トレーダー、ヘレン・ギブン氏はこの報道について、「トランプ氏の公約を裏付ける人事だ。選挙戦で主張してきた貿易政策を同氏が積極的に追求することを示している」と分析。これが「ドル上昇に少し勢いを与えている」と述べた。
 ライトハイザー氏はトランプ政権1期目にUSTR代表を務め、共和党の保護主義的な通商政策を主導してきた。

原油
 ニューヨーク原油相場は反落。中国の景気刺激策が期待外れとなった。ただ、7月以来の小幅な取引レンジから大きく逸脱するほどではなかった。
 ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は今週、約3ドルの値幅で推移。米大統領選でのトランプ氏勝利を受けて、市場では様子見ムードが根強い。中東での紛争やイラン産原油の輸出に同氏がどう対応するのか不透明な中、ボラティリティーが高まり、流動性が低下している。ただしこの日は、世界最大の原油消費国である中国の需要を巡る懸念が再燃し、売りが優勢となった。
 みずほセキュリティーズUSAのエネルギー先物部門ディレクター、ロバート・ヨーガー氏は「原油にとってトランプ氏の勝利が吉と出るか凶と出るか、市場は見極めようとしている。中心となるテーマが形成されて、トレンドが確立するまで、ボラティリティーの高い状況が続く」と指摘。「目先は中国の需要崩壊が材料になりそうだ」と述べた。
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前日比1.98ドル(2.7%)安の1バレル=70.38ドルで終了。ただ、週間では1.3%上昇した。ロンドンICEの北海ブレント1月限は1.76ドル(2.3%)下げて、73.87ドルで引けた。


 金スポット相場は反落。米金利の道筋やトランプ氏の大統領当選がもたらす影響が意識された。
 この日はドルが中国人民元に対してさらに上昇。中国の景気刺激策が市場の失望を招いたことが背景にある。ドル高は、ドル建ての金の妙味低下につながる。
 米共和党の大勝が濃厚となる中、ウォール街のエコノミストは利下げ回数が選挙前の想定よりも少なくなるとみている。トランプ氏が関税引き上げや減税、規制緩和を推し進め、インフレを誘発する可能性があるためだ。
 ジョバンニ・スタウノボ氏らUBSのストラテジストは、米政府の借り入れ増加に伴うインフレ圧力に対するヘッジとして、金は支えられる可能性が高いと指摘。米選挙の翌日に金価格が大幅安となったのは「驚きかつ行き過ぎだった」と述べた。
 6日にはトランプ氏の勝利を受けてドルが大きく買われ、金は3%値下がりしていた。
 金スポット相場はニューヨーク時間午後3時5分現在、0.7%安の1オンス=2686.56ドル。一時は1%下げた。週間では5月以来の大幅安となりそうだ。ニューヨーク商品取引所の金先物12月限は11ドルちょうど(0.4%)安の2694.80ドルで終了した。
◆トランプトレードの熱狂、一部で後退−政策実現性を投資家が再考
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-08/SMMIQODWRGG000?srnd=cojp-v2
◆米10年債利回りは再び5%も、トランプ氏公約実現なら−JPモルガン
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-08/SMN309DWX2PS00?srnd=cojp-v2
◆米国株に6月以来最大の資金流入、トランプ氏が勝利した選挙翌日
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-08/SMMXOSDWX2PS00

■トランプ氏政権移行チーム、パリ協定離脱を準備=報道
https://jp.reuters.com/markets/commodities/OKQMQ567OJMOXGT3KC3K6T3W4I-2024-11-08/
■トランプ次期米政権の経済チーム、主要メンバー候補はこれらの人々
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-08/SMLUW2T0G1KW00?srnd=cojp-v2
■北米トヨタ幹部、EV普及の促進目指す規制を批判−需要にそぐわない
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-08/SMNBGZT0AFB400?srnd=cojp-v2
■連立崩壊のドイツ首相、選挙時期で野党との協議に応じる考え示唆
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-08/SMMQD2DWLU6800?srnd=cojp-v2
■ドイツの混乱、背景に100兆円超える資本流出−競争力喪失で経済衰退
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-08/SML00WT1UM0W00?srnd=cojp-v2
■北朝鮮、ロシア派兵で戦争支援を「危険なほど拡大」 NATOが警告
https://jp.reuters.com/world/ukraine/QSKHO2HOTNLABJD5SJEL457MYA-2024-11-08/
■ロシア、ウクライナ全土攻撃 1人死亡・30人超負傷
https://jp.reuters.com/world/ukraine/4HRWIZAEEVLIVFTM2DV7OTLT7E-2024-11-08/
■フィリピン大統領、南シナ海の権益守る法案に署名 中国は反発
https://jp.reuters.com/world/security/B3IKMGSL3FJAHC23MLH2S6CAQ4-2024-11-08/
■中国、地方政府隠れ債務のスワップ進める−200兆円超のプログラム
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-08/SMMK1WT0AFB400?srnd=cojp-v2
■WTO事務局長の候補者争いならず トランプ氏の米大統領復権で

●米消費者マインド指数、4月以来の高水準−景気と家計を楽観
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-08/SMN0FCT0AFB400?srnd=cojp-v2
●ECB、利下げを急ぐ必要ない−アイルランド中銀総裁
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-08/SMN3KGDWLU6800?srnd=cojp-v2
●英中銀、今後の追加利下げは「新たな大混乱」ないことが条件−ピル氏
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-08/SMMXDWDWX2PS00?srnd=cojp-v2


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米国債利回り低下、ドルはFOMC後も軟調−原油と金は反発 《あさイチ11.08》

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■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】S&P最高値、議長は利下げ休止示唆せず−152円台後半
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-07/SMLEYTDWLU6800?srnd=cojp-v2
米国債利回り低下、ドルはFOMC後も軟調−原油と金は反発
・パウエル議長、12月に利下げを実施するかどうか言質与えず


 7日の米株式市場では、S&P500種株価指数が3日続伸。終値で今年49回目の最高値更新となった。利下げを決定した米連邦公開市場委員会(FOMC)会合後のパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見を受けて、買いの勢いが強まった。議長は景気が堅調に推移していると指摘しながらも、今後の利下げ見送りを示唆しなかった。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 5973.10 44.06 0.74%
ダウ工業株30種平均 43729.34 -0.59 0.00%
ナスダック総合指数 19269.46 286.00 1.51%
 eToro(イートロ)のブレット・ケンウェル氏は「パウエル議長率いるFOMCは、米国が依然として堅固な経済基盤の上に立っていることを投資家に再認識させた」と指摘。「パウエル議長は12月に利下げを実施するかどうかについては言及しなかった。しかし、FOMCは労働市場や現在の米経済情勢について、数カ月前よりも安心しているように見える」と語った。
 FOMCは政策金利を0.25ポイント引き下げることを全会一致で決定した。声明は「労働市場の状況はおおむね緩和してきた」とし、「失業率は上昇したが低いままだ」と指摘した。インフレが持続的に2%に向かいつつあることに関して「自信を深めている」との文言が削除され、インフレは当局の目標に向けて「進展した」と記した。

米国債
 米国債は上げ幅を拡大する展開。FOMCが予想通り0.25ポイントの利下げを実施し、パウエル議長が政策の見通しについて言及する中で買いが優勢となった。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 4.53% -7.6 -1.65%
米10年債利回り 4.33% -10.6 -2.39%
米2年債利回り 4.19% -6.9 -1.61%
米東部時間 16時52分
 トランプ前大統領の返り咲きがインフレ加速につながると予想されているが、FOMCは失業率を低く抑えるために今年2度目の利下げに踏み切った。市場では選挙後、来年の追加利下げ見通しが後退している。
 金利スワップ市場は政策金利が1年後には3.7%程度まで低下するとの見方を引き続き示している。1カ月前までは、3%前後まで低下するとの予想が織り込まれていた。
 ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントの債券・流動性ソリューション部門グローバル共同責任者兼共同最高投資責任者、ホイットニー・ワトソン氏は「新たなインフレと雇用のデータを踏まえ、FOMCは予想通り25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げを実施した。12月も同じことが起こると予想している。しかし、より強いデータと財政・通商政策をめぐる不透明感から、FOMCが緩和ペースを緩めるリスクも高まっている」と述べた。  

外為
 ニューヨーク外国為替市場では、ドル指数がFOMC会合後も引き続き軟調な値動きとなった。FOMCは利下げを実施したが、将来の利下げペースについては手掛かりを与えなかった。
 円は対ドルで一時、1ドル=152円70銭まで上昇した。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1260.11 -9.79 -0.77%
ドル/円 \152.92 -\1.71 -1.11%
ユーロ/ドル $1.0803 $0.0074 0.69%
米東部時間 16時53分
 ウェルズ・ファーゴのストラテジスト、アループ・チャタジー氏は「12月にスタンスを転換することはなさそうで、基本シナリオは25bp利下げだ」と指摘。「パウエル議長は財政・通商政策の変更が金融政策に与える影響について言及しないよう留意したようだ」と語った。
 一方、マネックスの外国為替トレーダー、ヘレン・ギブン氏は「議長の発言からは、労働市場が引き続き持ちこたえれば、12月に間違いなく利下げを見送る可能性があると読み取れる。11月の雇用統計は、ノイズが多かった10月の統計の後だけに、極めて重要なものとなるだろう」と話した。

原油
 ニューヨーク原油相場は反発。ドルが下げ、株式相場が上昇する中で買い優勢となった。 
 シティグループは、トランプ次期政権は原油相場にとって差し引きで弱気材料の方が多いと分析。増産見通しに加え、新たな関税措置が中国経済へのさらなる足かせになる可能性を理由に挙げた。
 これに対してスタンダードチャータードは、トランプ氏が石油・ガスの掘削を奨励しても世界的な需要低迷とコスト上昇を理由に、それに応じる石油探査企業はそう多くないとの見方を示した。
 INGグループのコモディティー戦略責任者ウォーレン・パターソン氏は「相反する要素がいくつかある」と指摘。原油相場に「強気になる材料としては、対イラン制裁強化の可能性や、2025年の米国内総生産(GDP)伸び率が一段と上振れるケースがある」と説明。一方で「連邦所有地での石油・ガス開発リースを増やす見通しやドル高が弱気材料だ」と述べた。
 ハリケーン「ラファエル」は、カテゴリー3の勢力でキューバに上陸したが、今後は勢力が弱まると予想されている。沖合の石油施設への影響は限定的になるとみられている。
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前日比67セント(0.9%)高の1バレル=72.36ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は71セント(0.9%)上げ、75.63ドルで引けた。


 金スポット相場は反発。前日はトランプ氏の大統領選勝利を受けたドル高などを背景に、3%余り下げていた。
 スポット価格は、広く予想されていた0.25ポイントの米利下げ決定後もおおむね同じ水準を維持。その後、パウエル議長の記者会見中に上げ幅を拡大した。
 マックス・レイトン氏らシティグループのアナリストは、金相場が短期的に弱含みで推移する可能性が高いと指摘。その理由として、減税や規制緩和への期待を背景とした米国株の上昇を挙げ、アルゴリズム取引が相場下落時に下げを増幅させると述べた。
 一方で、高金利を受けて米労働市場が悪化する可能性に言及し、金の強気相場をけん引する構造的要因は残っているとも述べた。
 金スポット相場はニューヨーク時間午後3時12分現在、1.7%高の1オンス=2703.47ドル。ニューヨーク商品取引所の金先物12月限はFOMCの政策発表前に29.50ドル(1.1%)高の2705.80ドルで引けていた。

■トランプ氏のエネ政策に歯止めを、現政権がLNG環境調査の完了急ぐ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-07/SML78HDWLU6800?srnd=cojp-v2
■米国務長官、政権移行調整担う大使を指名 残り任期は目下の課題に注力
https://jp.reuters.com/world/us/UIVI6UOECRK2RMX25EG7SJTRQY-2024-11-07/
■欧州首脳、ウクライナ支援継続呼びかけ 次期米政権にメッセージ
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/ABOWHTM3PNJNRIE3CFNONKIJII-2024-11-07/
■北朝鮮兵士に死傷者、ウクライナ軍との交戦で ゼレンスキー氏が対応要請
https://jp.reuters.com/world/ukraine/43P5RRFRPZOIDMV6GVQ5G5E7KE-2024-11-07/
■米関税政策、欧州経済への「影響は確実」−ECBストゥルナラス氏
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-07/SMLA1NT1UM0W00?srnd=cojp-v2
■ショルツ独首相、来週までの信任投票求める野党の要求を拒否
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-07/SMKMDMT1UM0W00?srnd=cojp-v2
■プーチン氏、トランプ氏と対話の用意あり 大統領選勝利を祝福
https://jp.reuters.com/world/ukraine/CJ2WLGTRMNMXRBMLHH3WGJVP7Q-2024-11-07/
■米に停戦期待託さず、言葉より行動を=ヒズボラ幹部
https://jp.reuters.com/world/us/4E4BDKYL2JL7ZJYWL3JXRS27ZY-2024-11-07/
■中国国家主席、トランプ氏に祝意 「正しい関係」模索呼びかけ
https://jp.reuters.com/world/us/YAKWBHYIT5LIVE52LNA4T6IE6U-2024-11-07/
■トランプ氏の60%関税、反撃態勢整える中国−応戦すれば多大な影響
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-07/SMJYDJT1UM0W00?srnd=cojp-v2

●FOMC、0.25ポイント利下げ−2会合連続で景気拡大を支援
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-07/SMLGTWDWRGG000?srnd=cojp-v2
●FOMC声明:インフレ2%目標に向け進展、労働市場はおおむね緩和
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-07/SMLH1MT0G1KX00?srnd=cojp-v2
●米労働コスト、7−9月は予想上回る伸び−新たなインフレリスク
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-07/SML1RDDWRGG000?srnd=cojp-v2
●米新規失業保険申請、小幅に増加−なおコロナ禍前の水準近辺
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-07/SML1QUT1UM0W00?srnd=cojp-v2
●英中銀、0.25ポイント利下げ−予算案はインフレ押し上げと警告
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-07/SMKXCCT1UM0W00?srnd=cojp-v2
●英中銀総裁、予算案後に想定される市場の反応を財務相に事前説明
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-07/SML8LIDWLU6800?srnd=cojp-v2


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米国債利回り急上昇、ドル指数は1年ぶり高値−金スポット相場は大幅反落 《あさイチ11.07》

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■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】S&P500種、選挙翌日では過去最大の上昇−154円台後半
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-06/SMJOV0T0AFB400?srnd=cojp-v2
・小型株や銀行株などが大幅高、トランプ氏の政策が追い風との見方
・米国債利回り急上昇、ドル指数は1年ぶりの高値−インフレ加速意識


 米株式相場は6日に商いを伴って大幅高となり、主要3指数はそろって最高値を更新した。大統領選に勝利したトランプ氏が経済成長を促す政策を進め、米企業の収益を押し上げるとの期待が背景。共和党が上下両院も支配するとの見方も広がった。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 5929.04 146.28 2.53%
ダウ工業株30種平均 43729.93 1508.05 3.57%
ナスダック総合指数 18983.46 544.29 2.95%
 S&P500種株価指数は2.5%高で終了した。ビリニー・アソシエーツとブルームバーグのデータによれば、同指数の上昇率は選挙翌日としては過去最高。今年に入って48回目の最高値更新となった。ダウ工業株30種平均は一時1556ドル上昇、終値は1508ドル高だった。
 小型株で構成されるラッセル2000指数は5.8%上げた。トランプ氏の保護貿易主義的スタンスの恩恵を受けるとの観測が広がった。
 銀行株も買われた。トランプ氏が公約に掲げた減税や規制緩和が銀行業界に追い風になるとの見方が背景。KBW銀行株指数は10%余り上昇した。
 同氏が所有するソーシャルメディア運営会社、トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループは朝方に35%近く急伸。その後は上げ幅を縮小した。テスラは15%高となった。
 恐怖指数として知られるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)は8月以来の大幅低下。売買高も大きく膨らんだ。
ている。過去2年に、リスク資産が悪影響を受けてきた水準だ」と述べた。

米国債
 米国債相場は大幅安(利回り急上昇)。トランプ氏が大統領選に勝利したことで、インフレ加速を見越した取引があらためて活発化した。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 4.61% 17.5 3.93%
米10年債利回り 4.43% 16.3 3.81%
米2年債利回り 4.26% 8.7 2.09%
米東部時間 16時51分
 この日の米国債の下げは過去5年間で最大級の大きさだった。利回りは全年限で9−17ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)ほど上昇。米金融当局による今後の利下げ余地が小さくなるとの見方が広がった。7日のFOMCでは0.25ポイントの利下げが決まるとの予想が依然優勢だ。
 利回り曲線全体が上昇してスティープ化することを見込んだ、いわゆるトランプトレードに賭けてきた投資家にとっては、その判断の正しさを裏付ける動きだ。
 30年債の利回りは一時24bp上げて4.68%と、2020年3月以来の大幅上昇。ただ、午後に行われた30年債入札の需要が堅調だったことを受け、その後は上げ幅を縮小した。
 フランクリン・テンプルトン・インスティテュートのスティーブン・ドーバー氏は「債券市場は経済成長とインフレの加速を予想している」と指摘。「これらの組み合わせは、市場が見込んでいる米利下げのペースを減速させ得る。利下げを停止させる可能性さえある」と述べた。
 トランプ氏が公約に掲げてきた減税や関税引き上げなどは、物価上昇圧力を高める可能性がある。10年債利回りはこの日、一時21bp上昇の4.48%と、7月以来の高水準に達した。2年債利回りは一時13bp上げた。
 米国債相場の動きはまた、トランプ氏の公約が財政赤字を拡大させ、国債増発を引き起こすとの懸念も示唆している。
 マッコーリーのティエリー・ウィズマン氏は「トランプ氏からのサプライズが向こう数カ月にあるとしたら、無責任な財政ではなく、財政引き締めに関するものだろう」とし、警戒を促した。「市場がそれを認識した時には、米長期債利回りは安定する、ないし低下する可能性がある」と述べた。

外為
 ニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が一時1年ぶりの高値を付けた。トランプ氏の政策が米金利を高止まりさせるとの見通しから、米国債利回りが急上昇したことが背景。
 円はドルに対して一時2%下げ、ユーロは対ドルでパリティー(等価)が視野に入った。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1269.90 15.79 1.26%
ドル/円 \154.64 \3.02 1.99%
ユーロ/ドル $1.0729 -$0.0201 -1.84%
米東部時間 16時51分
 ブルームバーグ・ドル・スポット指数は2022年以来の大幅高。一時は1.7%上昇した。
 マニュライフ・インベストメント・マネジメントの上級ポートフォリオマネジャー、ネイサン・スフト氏は「一段と保護主義的な貿易政策が導入される見通しや、財政が拡大してインフレリスクが高まる可能性。これらがドル高の流れをさらに確かなものにする」と指摘した。
 バークレイズの通貨ストラテジスト、スカイラー・モンゴメリー・コーニング氏は「この先、インフレ圧力が高まれば、米金融当局がハト派姿勢を弱めるリスクがある。トランプ氏の政策により、そうなる可能性は高い」と分析した。
 円は一時1ドル=154円70銭と、7月下旬以来の安値を付けた。
 三菱UFJ信託銀行ニューヨークのセールスおよびトレーディング部門責任者、小野寺孝文氏は「トランプ氏の勝利は既に相場に織り込まれていた」とし、「ドル・円は1ドル=155円を上回る可能性があるが、160円を付けるのは難しいだろう」と述べた。
 また、1ドル=155円を超える円安となれば、日本の当局が「口先介入をする可能性がある」が、160円まで円安が進まなければ実際の介入に踏み切ることはないと予想した。
 ユーロは対ドルで一時2.3%下落し、1ユーロ=1.0683ドルを付けた。

原油
 ニューヨーク原油相場は反落。トランプ氏勝利の影響を巡って思惑が交錯し、もみ合う場面が目立った。
 トランプ氏の勝利でドルが急上昇したため、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は一時3.1%下落した。ただ、次期政権が中東での紛争をエスカレートさせるか、イランへの制裁を強化するとの見方から下げ幅を縮小した。金や銅が急落し、株式が史上最高値を更新しているのとは対照的に、原油相場は方向感を欠いた。
 CIBCプライベート・ウェルス・グループのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン氏は「原油はトランプ氏勝利後に明確な方向性を見いだせない唯一の資産クラスだ」と指摘。しかし、中東の安定に対する懸念が再燃しているほか、「トランプ氏がイランの原油輸出に対する制裁を確実に履行した場合、供給に混乱を来す可能性がある」ため、価格はいくらか下支えされていると続けた。
 ハリケーン「ラファエル」の影響で、米国メキシコ湾岸の石油生産が日量約160万バレル減少する恐れがある。シェブロンは5日、同地域での生産を停止し、シェルは一部の要員を避難させた。
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前日比30セント(0.4%)安の1バレル=71.69ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は0.8%下落し74.92ドルで引けた。


 金スポット相場は大幅反落。トランプ氏がホワイトハウスへの返り咲きを決め、ドルが上昇したため、商品相場は全般に圧迫された。トランプ氏の勝利による貿易や地政学、米経済への影響を見極めようとする動きも見られた。
 米大統領選の結果は世界中の市場に影響し、ドルが上昇したため、金スポットは6月以来の大幅安を記録した。ドル高は多くの買い手にとって金属を割高にする。
 トランプ氏は主要な激戦州を制して勝利を決定づけ、共和党は上院で多数派となった。選挙結果が法廷での争いに発展する可能性があったため、金は過去1カ月、安全性を求める動きに押し上げられていたが、決定的な結果となったことから利益確定の売りが出た。金は10月に入ってから4.2%、110ドル近く上昇。投機筋の買越幅は4年ぶりの高水準近くにある。
 ジュネーブを拠点とするMKS・PAMPの金属戦略責任者、ニッキー・シールズ氏は金売りについて、「かなり膨らんでいたポジションと利回り上昇、ドル高が組み合わさったものだ」と分析。「トランプ氏の勝利が決定的で、かつ早い段階で確定したことで、米国の政治的な不確実性が取り除かれ、地政学的なプレミアムが幾分解消された」と述べた。
 IGアジアのマーケットストラテジスト、ヤップ・ジュン・ロング氏は「トランプ氏勝利によるドル高と利回り上昇は金にとって逆風になるかもしれないが、貿易摩擦が起きた場合の潜在的な安全資産としての需要とバランスが取れるだろう」と述べた。
 トランプ氏の政策は財政赤字を拡大させる可能性が高く、その結果生じるインフレリスクが、物価上昇に対するヘッジとして金の魅力を高める可能性があるとアナリストはみている。
 金スポット価格はニューヨーク時間午後2時34分現在、前日比76.49ドル(2.8%)安の1オンス=2667.50ドル。ニューヨーク商品取引所の金先物12月限は73.40ドル(2.7%)下落し2676.30ドルで引けた。
◆米国株が最高値更新、ダウ平均は一時1400ドル高−トランプ氏勝利後
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-06/SMJCJ1T1UM0W?srnd=cojp-v2
◆円は154円台半ば、トランプ氏勝利で米金利上昇しドル高・円安
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-06/SMIA9RT0G1KW00?srnd=cojp-v2
◆中国、人民元と株が値下がり−トランプ氏政権復帰で関税懸念
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-06/SMIVHST0G1KW00?srnd=cojp-v2

■トランプ氏勝利、FRBの独立性に暗影投じる−経済の先行きにも影響
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-06/SMJ6J3T0G1KX00?srnd=cojp-v2
■トランプ氏返り咲き、世界で明暗分かれる−新たな不透明性に各国対応
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-06/SMJ8MKT0AFB400?srnd=cojp-v2
■原油からEVまで、トランプ氏勝利で一変する米国のエネルギー政策
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-06/SMJ7YAT0G1KW00?srnd=cojp-v2
■米ホワイトハウス、ウクライナ支援残額の支出急ぐ トランプ氏就任前まで
https://jp.reuters.com/world/ukraine/LXOWDK5O2ZP67DP4DKMDDW6GLA-2024-11-06/
■ECB副総裁が警戒感、トランプ氏が関税導入なら成長や物価に打撃
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-06/SMJA5JT1UM0W00?srnd=cojp-v2
■ゼレンスキー氏が祝意、トランプ氏は「見事な」勝利-関係リセット図る
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-06/SMJDVHT0G1KW00?srnd=cojp-v2
■サウジ、1000億ドル規模のAIプロジェクトを計画−UAEに対抗へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-06/SMJJ16T0G1KW00?srnd=cojp-v2
■イラク、イランが領土利用との報道を否定 イスラエル攻撃で
https://jp.reuters.com/world/security/6HKUKPXS45JF3J6TPU7YLEZAWQ-2024-11-06/
■ヒズボラ、イスラエルが攻撃停止の場合のみ「間接交渉」=最高指導者
https://jp.reuters.com/world/us/CTPIOB2RHFOSZLB2X2RWNAIV7I-2024-11-06/
■中国、相互尊重に基づき米国と協力 外務省報道官が表明
https://jp.reuters.com/world/us/AU6QXWHXF5OJFKOLYFFJBEBAXI-2024-11-06/

●ゴールドマン、ECBの利下げ見通しを加速−トランプ氏の勝利後
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-06/SMJ56GT0G1KW00?srnd=cojp-v2


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米大統領選、投開票日迎える 《あさイチ11.06》

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■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】株はハイテク主導で反発、円上昇して一時151円台前半
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-05/SMHX8FDWRGG000?srnd=cojp-v2
・エヌビディアが時価総額で世界トップに返り咲き、アップル抜く
・ドル指数は続落、米国債まちまち−10年債入札の需要堅調


 5日の米株式相場は反発。今後の経済政策に大きな影響を及ぼす大統領選の投票が進む中、テクノロジー銘柄を中心に上昇する展開だった。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 5782.76 70.07 1.23%
ダウ工業株30種平均 42221.88 427.28 1.02%
ナスダック総合指数 18439.17 259.19 1.43%
 大手ハイテク7社「マグニフィセント・セブン」の株価に連動する指数が1.8%上昇した。前日に決算発表を行ったソフトウエア開発会社パランティア・テクノロジーズの株価が20%超と急伸したことも、相場押し上げに寄与した。同社は人工知能(AI)に対する「揺るぎない需要」に言及していた。エヌビディアは時価総額でアップルを抜き、再び首位に浮上した。
 ニューエッジ・ウェルスのキャメロン・ドーソン最高投資責任者(CIO)は選挙について「今晩誰が勝つか、いつ結果が判明するかにかかわらず、サプライズとなる」とブルームバーグテレビジョンで指摘。「世論調査は大変な接戦であることを示しており、大きなボラティリティーを引き起こすイベントになり得る」と述べた。
 金融サービス会社エブリーの市場戦略責任者マシュー・ライアン氏は、少なくとも出口調査結果が明らかになり始めるまで投資家は大きなポジションを取りたがらないと指摘。選挙は接戦だとし、「誰も結果を予想できない状況のようだ」と話した。
 市場関係者は票の集計を巡り混乱が発生する事態も警戒し、どういった結果になろうと大幅な変動が見込まれる相場に備えている。
 ゴールドマン・サックス・グループのストラテジストらは、米選挙結果を受けてボラティリティーが急激に高まる可能性を指摘。その上で、経済が底堅さを維持しており、長期的には株式を下支えするとの見方を示した。

米国債
 米国債相場はまちまち。年限が長めの国債が買われた。10年債入札(発行額420億ドル)が堅調で、利回り曲線のフラット化が進んだ。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 4.44% -2.5 -0.57%
米10年債利回り 4.28% -0.2 -0.04%
米2年債利回り 4.19% 2.9 0.70%
米東部時間 16時48分
 米国債相場は、米供給管理協会(ISM)非製造業総合景況指数が約2年ぶりの高水準となったことを受けて下げを拡大。午後に10年債入札の結果が判明した後、下げ幅を縮小する展開だった。

外為
 ニューヨーク外国為替市場ではドル指数が続落。円は対ドルで上昇し、一時1ドル=151円34銭を付けた。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1254.11 -4.44 -0.35%
ドル/円 \151.59 -\0.54 -0.35%
ユーロ/ドル $1.0928 $0.0050 0.46%
米東部時間 16時48分
 ブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時0.4%下げた。
 ウェルズ・ファーゴのストラテジスト、アループ・チャタジー氏は「ドルの動きがより明確になるのは、主要なスイングステート(激戦州)の結果が出始める米東部時間の午後8時ごろになる可能性が高い」と述べた。
 ただ、円は主要10通貨の大半に対しては下落した。
  国民民主党の玉木雄一郎代表は5日、為替の変動は米国の動向に左右される要素が大きいとして、仮に日本銀行が「目先の金融政策で為替を動かそうとしても非常に表面的」な対応になると語った。
 ユーロは対ドルで一時0.5%上昇し、10月半ば以来の高値。一方、ユーロ・ドルの翌日物ボラティリティーは、世界的な金融危機以来の水準に跳ね上がった。  

原油
 ニューヨーク原油相場は5日続伸。米大統領選の行方が世界の注目を集める中、メキシコ湾の原油生産を脅かす熱帯暴風雨の影響もあり、買いが優勢になった。
 ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は一時1.7%上昇。その後は伸び悩み、マイナス圏に下げる場面もあった。
 熱帯暴風雨「ラファエル」は洋上のオフショア石油・天然ガス施設に支障をもたらす恐れがあり、現在の想定進路で日量170万バレルの生産に影響が出る見通しだ。シェブロンが沖合いでの生産を停止、シェルは一部要員を避難させている。
 米大統領選はトランプ前大統領とハリス副大統領による接戦のまま投票日を迎えた。結果次第で米国の貿易、外交、安全保障、気候に関する政策が大幅に見直される可能性があり、そうなれば商品市場に広範囲な影響を及ぼすだろう。
 コンサルティング会社エナジー・アスペクツの調査ディレクター、アムリタ・セン氏は、現在の米政権は「いかなる制裁も実施を徹底していない」と指摘。「実際、イラン産原油を買うことを奨励している。それが価格抑制につながるからだ。イラン制裁を履行するだけで、100万バレルを市場から取り除くことができるだろう」と述べた。
 ニューヨーク原油は6月末から10%余り下落している。中国の需要が弱く、米州からの供給が増加しているためだ。そのため、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の産油国で構成される「OPECプラス」は生産を引き上げる計画を先送りした。サウジアラビアが12月のアジア向け原油価格を引き下げたのは、中東情勢の緊張よりも、中国の需要低迷による影響の方が大きいことを示している。
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前日比52セント(0.7%)高の1バレル=71.99ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は0.6%上昇し75.53ドルで引けた。


 金スポット相場は小幅高。米大統領選の投票が始まる中、小じっかりに推移した。今週はFOMC会合も開催される。
 スポット価格は先週付けた最高値をわずかに下回る1オンス=2740ドル前後で取引された。この日の値動きは比較的安定していたが、過去の投票日には急激な変動が見られた。接戦となっている今回の大統領選では、結果が法廷で争われるリスクもあり、結果が判明するには数日から数週間かかる可能性もある。
 FOMCなど多くの先進国中央銀行は今後1週間で再び利下げを実施すると広く予想されている。利下げは金利を生まない金にとって支援材料となることが多い。
 米利下げ期待や中銀による金購入、中東やウクライナの紛争を背景とした逃避需要に支えられ、金は今年に入ってから30%余り上昇している。接戦となっている米大統領選をめぐる不透明感も支援材料。
 コメルツ銀行はリポートで「トランプ氏が勝利すれば金価格の上昇をもたらすだろう。対照的に、ハリス氏の勝利は金相場を圧迫する。選挙結果の判明まで長引けば、金はその不確実性から恩恵を得るだろう」と指摘した。
 金スポット価格はニューヨーク時間午後2時5分現在、前日比3.20ドル(0.1%)高の1オンス=2739.98ドル。ニューヨーク商品取引所の金先物12月限は3.50ドル(0.1%)上昇し2749.70ドルで引けた。
◆米大統領選トレードにも決戦の日−ウォール街、巨額の利益か損失か
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-05/SMHBVVDWRGG100?srnd=cojp-v2
◆LME銅が3日続伸、中国の追加刺激策期待で−米大統領選投票日
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-05/SMHXVIT1UM0W00?srnd=cojp-v2

■波乱に満ちた米大統領選、投開票日迎える−暗殺未遂や候補差し替え
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-05/SMGS2MDWLU6800?srnd=cojp-v2
■激戦ジョージア州の投票所に偽の爆破予告、ロシア関与か 米大統領選
https://jp.reuters.com/world/us/KOFC4TV6LBPJ7FTFHZSG7EGDGU-2024-11-05/
■米議会議事堂で男逮捕、トーチや照明弾を所持
https://jp.reuters.com/world/security/OYHC72KDSRMYNOFWVIBVAVAM3A-2024-11-05/
■アップル、EUがデジタル市場法に基づき初の制裁金賦課へ−関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-05/SMHWLQT0G1KW00?srnd=cojp-v2
■中国製EV、関税に代わる最低価格保証にも強制力必要=EU高官
https://jp.reuters.com/world/china/72GPYVE465KP7IX6MLWQNQFKEE-2024-11-04/
■北朝鮮兵士と交戦、ゼレンスキー氏が確認 「世界さらに不安定に」
https://jp.reuters.com/world/ukraine/E3YZAHDFT5LKPOZWATNOMFZX3Q-2024-11-05/
■イスラエル首相、ガラント国防相を更迭−2年前から意見対立
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-05/SMHPCIDWRGG000?srnd=cojp-v2
■イスラエル、シリア中部を攻撃 ヒズボラ弾薬庫が標的と表明
https://jp.reuters.com/world/mideast/4UQ6CCERCZKK3EMVBOJFEASQFI-2024-11-05/
■中国の李首相、景気回復に自信示す−財政・金融政策の十分な余地ある
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-05/SMGJBCT0G1KW00?srnd=cojp-v2
■中国、国境炭素税などの措置巡る協議要請 COP29で
https://jp.reuters.com/world/china/PVHFFR6VNBIPJIDXJEIBGLHK7I-2024-11-05/

●米ISM非製造業指数、約2年ぶりの高水準−雇用拡大が追い風
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-05/SMHGLXDWLU6800?srnd=cojp-v2
●米9月貿易赤字、844億ドルに大幅拡大 関税引き上げ予想で輸入増
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/6L42D6X2SVO4PCYVYMZ7NSEVHI-2024-11-05/


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ドル全面安、152円台 《あさイチ11.05》

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■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】ドル全面安で152円台、ハリス氏リードの調査−株反落
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-04/SMG2JXT0AFB4?srnd=cojp-v2
・アイオワ州でハリス氏がトランプ氏をリードとの一部世論調査が材料
・S&P500種のリターン、選挙年にプラスで終える傾向−ビスポーク


 ニューヨーク時間4日の外国為替市場では、ドルが主要通貨に対して全面安。アイオワ州での世論調査結果を受けて、トランプ氏が大統領選に勝利するとの見方が後退したことが影響した。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1258.55 -5.32 -0.42%
ドル/円 \152.15 -\0.86 -0.56%
ユーロ/ドル $1.0875 $0.0041 0.38%
米東部時間 16時46分
 主要10通貨の中では、円とスイス・フランの上げが目立った。円は欧州時間帯にはドルに対して一時1%近く上昇。その後は上げ幅を縮小し、152円台前半での推移となった。
 ブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時0.7%安と、8月以来の大幅下落。その後は下げ幅を縮小した。
 デモイン・レジスターおよびメディアコム・アイオワの世論調査によれば、アイオワ州の有権者支持率は、ハリス氏がトランプ氏を3ポイント上回った。同州では過去2回の大統領選でトランプ氏が勝利していた。この調査が例外である可能性はあるが、レースの趨勢(すうせい)が常に変化していることを示唆している。
 マネックスの外国為替トレーダー、ヘレン・ギブン氏は「アイオワの世論調査が、いわゆるトランプトレードの巻き戻しを促している」と指摘。トランプトレードとは、トランプ氏が大統領に就任した場合に見込まれる大規模な歳出と関税引き上げへのヘッジとして、ドル高と米国債利回りの上昇に賭ける取引。同氏はその上で、「実際の結果が伴わなければ、これ以上顕著なドル安にはならないだろう」と予想した。
 バークレイズの通貨ストラテジスト、スカイラー・モンゴメリー・コーニング氏は「ハリス氏に有利な世論調査結果を踏まえてドルが圧迫されている」と指摘。「外為市場は両候補いずれの勝利も完全に織り込む状況には全く至っていないので、注意が必要だ。このイベントがどちらに転んでも、為替相場は大きく動く可能性が高い。トランプ氏が勝てばドルは上昇し、ハリス氏勝利ならドルは下落するだろう」と述べた。
 カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマース(CIBC)のストラテジスト、マキシミリアン・リン氏はトランプ氏勝利の場合のドル・円相場について、「為替介入への警戒感から上値は160円に抑えられる」と予想した。
 TDセキュリティーズのストラテジストらは「日本銀行は増大する財政刺激策を引き続き相殺する必要があり、利上げと円相場の上昇が望ましいと考えるだろう」と、リポートに記した。

米国債
 米国債相場は全ての年限で上昇(利回り低下)。アイオワ州でハリス氏がトランプ氏をリードしているという世論調査結果が影響した。
 この日実施された3年債入札に対する需要が弱かったことから、国債相場は一時、上げを縮小する場面もあった。 
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 4.47% -11.3 -2.47%
米10年債利回り 4.28% -9.9 -2.26%
米2年債利回り 4.17% -3.9 -0.93%
米東部時間 16時46分

株式
 米株式相場は反落。大統領選と連邦公開市場委員会(FOMC)会合を週内に控え、S&P500種株価指数は方向感を欠く展開となった。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 5712.69 -16.11 -0.28%
ダウ工業株30種平均 41794.60 -257.59 -0.61%
ナスダック総合指数 18179.98 -59.94 -0.33%
 大統領選に向けた各種世論調査は、共和党候補のトランプ氏と民主党候補のハリス氏が依然、接戦を演じていることを示唆する。選挙結果の確定に時間がかかり、相場のボラティリティーが高まる可能性も市場では意識されている。
 選挙の投開票日の後には、FOMCとパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見があり、これらも相場を動かす材料になり得る。
 モルガン・スタンレー傘下Eトレード・ファイナンシャルのクリス・ラーキン氏は、「通常ならFOMCによる金利政策発表がその週の話題を独占するだろうが、今週は通常の週ではない」と指摘。「選挙結果を早く知りたいと待ち望んできたトレーダーや投資家は、結果確定が遅れる可能性と、その不透明感が市場に及ぼし得る影響に備えなければならない」と述べた。
 アメリプライズのアンソニー・サグリンビーン氏は「もちろん今週は、金融市場への影響という点で米選挙が顕著な役割を果たすだろう」と指摘。「しかし、FOMCの政策決定や週内に公表される経済指標、S&P500種構成企業の約2割が発表を予定する第3四半期決算も、株式相場の行方をそれなりに左右するはずだ」と述べた。

原油
 ニューヨーク原油相場は4日続伸。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の産油国で構成される「OPECプラス」が12月に予定していた生産引き上げを1カ月先送りすることで合意したため、買いが膨らんだ。イスラエルによる空爆に対し、イランが反撃の可能性を示唆したことも買い材料。米大統領選を控えた不安定な取引に備える動きも見られた。
 マッコーリーのアナリストは生産引き上げ延期について、2025年の供給拡大見通しに「疑問を投げかける」と指摘。価格競争を招きかねないとの臆測を後退させるものだと述べた。
 イラン最高指導者のハメネイ師は、10月26日のイスラエルによる空爆に対し、米国を含む敵国に「圧倒的反攻」を行うと警告した。
 米大統領選を翌日に控えていることも、ボラティリティーを高めている。最新の世論調査では、民主党候補のハリス副大統領の勝算をトレーダーが過小評価していることが示唆された。ドル安が進行し、原油価格の下支え要因となっている。
 USバンク・ウェルス・マネジメントのシニア投資ストラテジスト、ロブ・ハワース氏は「石油市場にとって、選挙の不確実性に巻き込まれていることが問題だ」と語った。選挙が「必ずしも価格を動かしているわけではないが、投資家心理に影響を与えている」と述べた。
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は、前営業日比1.98ドル(2.9%)高の1バレル=71.47ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は2.7%上昇し75.08ドルで引けた。


 金スポット相場はほぼ変わらず。米大統領選とFOMC会合に備え、底堅く推移した。
 スポット価格は先週付けた最高値をわずかに下回る1オンス=2740ドル前後で取引された。3日に相次いで発表された世論調査では、ハリス副大統領とトランプ前大統領の支持率は互角の状態が続いている。
 FOMCなど多くの先進国中央銀行は今後1週間で再び利下げを実施すると広く予想されている。利下げは金利を生まない金にとって支援材料となることが多い。
 米利下げ期待や中銀による金購入、中東やウクライナの紛争を背景とした逃避需要に支えられ、金は今年に入ってから30%余り上昇している。接戦となっている米大統領選をめぐる不透明感も支援材料。
 INGグループのコモディティーストラテジスト、エワ・マンティー氏は「金の前向きな勢いは短中期的に継続する」と予想。金利低下に加え、地政学的緊張の中での外貨準備の分散投資が進んでおり、マクロ的な背景は引き続き良好な状態が続く可能性が高いとの見方を示した。「これらの要因は、大統領選で誰が勝利を収めるかにかかわらず続くだろう」と述べた。
 金スポット価格はニューヨーク時間午後2時31分現在、前営業日比93セント(0.1%未満)高の1オンス=2737.46ドル。ニューヨーク商品取引所の金先物12月限は3ドル(0.1%)下落し2746.20ドルで引けた。
◆「トランプトレード」見直し進む、ドル・米金利が下落−原油は上昇
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-04/SMEIMXT1UM0W00?srnd=cojp-v2
◆OPECプラス、12月からの生産引き上げを1カ月先送り−原油安受け
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-04/SMEAZBT0AFB400?srnd=cojp-v2
◆イラン通貨リアルが下げ加速、過去最安値を更新−年初来で27%下落
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-04/SMFRVNT1UM0W00?srnd=cojp-v2

■トランプ・ハリス両氏、激戦州ペンシルベニアで最後の訴え−あす投票
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-04/SMFUCJDWX2PS00?srnd=cojp-v2
■接戦のまま審判の日−米大統領選、トランプ氏の一方的勝利宣言に懸念
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-04/SMFVCVDWRGG000?srnd=cojp-v2
■ロシア派遣の北朝鮮兵、戦闘参加は未確認 西部に1万人=米国防総省
https://jp.reuters.com/world/ukraine/7FZT4DMFTNP2FFF5MUQWDN7TQU-2024-11-04/
■EU・韓国、安保協力に署名 共同声明で北朝鮮のロシア派兵を非難
https://jp.reuters.com/world/ukraine/SFKSWR46WZPNRDRKZOVT3LIIMU-2024-11-04/
■ウクライナ軍が北朝鮮部隊を初めて攻撃、ロシア西部で−詳細は不明
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-04/SMF434T0G1KW00?srnd=cojp-v2
■中国、地方政府の「隠れ債務」スワップ案を検討−全人代常務委開幕
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-04/SMFB92T1UM0W00?srnd=cojp-v2
■EU、EV貿易巡り受け入れ可能な解決策を 中国が仏に要請
https://jp.reuters.com/markets/commodities/OUTZHGYVLZNLXODM4FRLSX2AG4-2024-11-04/


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FOMCと米大統領選でドル相場は波乱必至か 《あさイチ11.04》

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■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆ヘッジファンド、米大統領選を目前にドル高見込むポジション拡大
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-02/SMAJGET1UM0W00?srnd=cojp-v2
◆CFTC 円 投機的ネットポジション
https://jp.investing.com/economic-calendar/cftc-jpy-speculative-positions-1614
◆CFTC ユーロ 投機的ネットポジション
https://jp.investing.com/economic-calendar/cftc-eur-speculative-positions-1611
◆CFTC 金 投機的ネットポジション
https://jp.investing.com/economic-calendar/cftc-gold-speculative-positions-1618
◆CFTC 原油 投機的ネットポジション
https://jp.investing.com/economic-calendar/cftc-crude-oil-speculative-positions-1653
◆来週の主な予定 FOMCと米大統領選でドル相場は波乱必至か 英中銀と豪中銀 実質賃金 米市場は冬時間入り
https://fx.minkabu.jp/news/315675
・日銀9月議事録、同会合では植田日銀総裁が政策判断「時間的余裕ある」発言で円安が進んだ
・5日に米大統領選 トランプ氏とハリス氏の支持率は拮抗、どちらになってもドル相場は波乱必至か
・FOMC 25bp利下げ観測高まるも一部で利下げ見送りを予想、FRB当局者らは利下げに慎重姿勢示す
・英中銀政策金利 25bp利下げとの見方、インフレ伸び鈍化にベイリー総裁「もう少し積極的」発言
・日本9月実質賃金 前回は3カ月ぶりにマイナス、-0.6%から-0.8%に下方修正される
・中国全人代常務委員会開催 さらなる刺激策が期待される、週末には10月CPIとPPIも


FRBブラックアウト期間(金融政策に関する発言自粛)(〜11月8日)
米国市場は冬時間に移行(※経済指標発表が1時間遅くなる)


4日(月)
 文化の日振替休日で東京市場は休場
 米製造業新規受注(9月)
 NZ中銀半期金融安定報告
 ホルツマン・オーストリア中銀総裁、会議挨拶
 中国全国人民代表大会(全人代)常務委員会開催(8日まで)
5日(火)
 東京証券取引所、取引時間を30分延長し15時半まで
 NZ雇用統計(第3四半期)
 オアNZ中銀総裁、半期金融安定報告について記者会見
 豪中銀政策金利、四半期経済見通し
 中国財新非製造業PMI(10月)
 米ISM非製造業景気指数(10月)
 カナダ中銀議事録(10月23日開催分)
 米大統領選挙・議会選挙
 中国第7回国際輸入博覧会(CIIE)(10日まで)
6日(水)
 オアNZ中銀総裁、財政特別委員会出席
 日銀議事録(9月19日-20日開催分)
 米非製造業PMI確報値(10月)
7日(木)
 日本実質賃金(9月)
 中国貿易統計(10月)
 英中銀政策金利、四半期インフレ報告、議事録、ベイリー英中銀総裁、ラムスデン副総裁、ロンバルデリ副総裁 記者会見
 英DMPインフレ調査(10月)
 米FOMC、パウエルFRB議長 記者会見
 米新規失業保険申請件数(2日終了週)
 シュナーベルECB理事、ECB短期金融市場会議開会挨拶
 ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁、ギリシャ銀行主催会議挨拶
 レーンECBチーフエコノミスト、ギリシャ銀行主催会議出席
8日(金)
 カナダ雇用統計(10月)
 米ミシガン大学消費者信頼感指数(11月)
 ピル英中銀チーフエコノミスト、金融政策について説明
 マルティン・スイス中銀副総裁、ECB短期金融市場会議出席
 ボウマンFRB理事、銀行について講演(質疑応答あり)
9日(土)
 中国消費者物価指数・生産者物価指数(10月)

■激戦7州、最終盤も接戦 米紙調査「行方は極めて不透明」
https://www.47news.jp/11720253.html
■ロシア軍、東部要衝まで3キロ 高齢者ら1400人とどまる中
https://www.47news.jp/11720132.html
■アングル:国家予算の3分の1が軍事支出、さらなる増税迫られるロシア
https://jp.reuters.com/world/europe/6QQWXIOGLRNRZD2V3WA37JNYNU-2024-11-01/
■米とイスラエル「壊滅的な対応受ける」 イラン最高指導者が表明
https://jp.reuters.com/world/security/5WNAOJLW45OG7FYZ2TGA5ZEBWU-2024-11-03/
■イスラエル軍、ヒズボラ工作員を拘束 特殊部隊の作戦
https://www.cnn.co.jp/world/35225669.html

●米金融当局は利下げ軌道維持、10月の雇用低調−来週25bp利下げへ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-02/SMA47MT0G1KW00?srnd=cojp-v2


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円、一時1ドル=151円79銭 《あさイチ11.02》

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■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】決算堅調で株に押し目買い−円は対ドル153円付近に下落
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-01/SMA8XJT0AFB400?srnd=cojp-v2
・10月の米雇用者数は2020年以来の低い伸び−ハリケーンやストが影響
・円は151円79銭まで上昇後に上げを消す−米国債利回りは上昇


 1日の米株式相場は反発。ノイズの大きい経済指標や接戦となっている米大統領選を巡る不確実性よりも、米企業業績の強さが意識された。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 5728.80 23.35 0.41%
ダウ工業株30種平均 42052.19 288.73 0.69%
ナスダック総合指数 18239.92 144.77 0.80%
 業界の先行指標となる企業から相次いで堅調なシグナルが発信される中、S&P500種株価指数は3営業日ぶりに上昇。ここ最近の売りを一手に浴びていた大型テクノロジー株が上げを主導した。
 前日の決算が好感されたアマゾン・ドット・コムやインテルは急伸。エクソンモービルとシェブロンはいずれも純利益と生産量、売上高がアナリスト予想を上回った。長引くストライキの終結が近いとの楽観から、ボーイングも値上がり。一方、慎重な業績見通しを示したアップルは下落した。
 10月の米雇用者数は2020年以来の低い伸びとなった。一方で失業率は前月から変わらず。10月は大型ハリケーンや大規模なストライキが統計に影響した。来週は米大統領選の投票日を迎え、連邦公開市場委員会(FOMC)会合も開催される。今回の雇用統計は、これら2つのイベントの前に発表される最後の主要な経済データとなった。

国債
 米国債は下落(利回りは上昇)。雇用統計の発表後に買われる場面もあったが、売りに転じた。来週の四半期定例入札や米大統領選、FOMC決定を控え、リスクを減らす動きが進んだ。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 4.58% 10.1 2.26%
米10年債利回り 4.38% 9.7 2.27%
米2年債利回り 4.21% 3.5 0.84%
米東部時間 16時54分
 ブラックロックのリック・リーダー氏は「最終的には、この日の雇用統計に留意することになるが、天候の影響が不透明なため、これに執着することはない」と指摘。「結局、FOMCは来週25bpの利下げを実施し、恐らく12月にも行うと当社では考えている。しかし今後数日、数週間にわたって発表される一連のデータや情報にもわれわれは対応する準備ができている」と話した。

外為
 円は対ドルで下落。米雇用統計の発表直後にはドル売りが優勢となり、円は一時1ドル=151円79銭に上昇する場面もあった。その後は米選挙に注目が移るにつれてドルが買い戻され、円は一時0.7%安の153円09銭まで売られた。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1263.87 5.05 0.40%
ドル/円 \152.98 \0.95 0.62%
ユーロ/ドル $1.0835 -$0.0049 -0.45%
米東部時間 16時54分
 マネックスの外国為替トレーダー、ヘレン・ギブン氏は「今回の雇用データはネガティブな方向に傾くだろうと、トレーダーらは統計発表前から分かっていた。適切な判断でこれに反応している」と述べた。
 みずほ・インターナショナルのマクロ戦略責任者、ジョーダン・ロチェスター氏は「異例なほどに予測の難しい雇用者数だった」と指摘。「ハリケーンとストライキで雇用の伸びが抑えられた」と話した。その上で、「FOMCはこれを見越して判断するはずだ。彼らの見方がこれで変わるとは思えない。米選挙結果の方がはるかに重要だ」と続けた。
 クレディ・アグリコルCIBのG10為替調査・戦略責任者、バレンティン・マリノフ氏は「来週の米選挙にかけて、ドルは引き続き押し目で買われる可能性がある」と話した。
 米選挙を控えた安全逃避先としても、ドルは買われている。月間ベースでのドルは10月に2年ぶりの大幅高となった。一連の好調な経済指標で、米利下げペースが緩やかになることが示唆されたと受け止められた。

原油・金
 ニューヨーク原油相場は小幅ながら3日続伸。イランが数日中にイラク領内からイスラエルを攻撃する準備を進めている可能性があるとの報道に反応した。ただ週間では下落。中東紛争が供給の混乱につながるとの見通しに懐疑的な見方も広がっている。
 ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は今週、3.2%安となった。先週末のイスラエルによるイランへの攻撃が限定的なものとなり、対立により中東のエネルギーインフラが脅かされるとの見方が後退した。ただ原油先物が10月28日に大きく下げた後、市場は「あまりに急速に落ち着きを取り戻した」と一部の市場関係者は指摘。ここ数日は下落分の一部を取り戻す格好となっていた。
 ニュースサイトのアクシオスは、イランがイラク国内で支援する民兵組織を通じたイスラエル攻撃を準備していると報道。匿名のイスラエル情報筋2人の話として、無人機と弾道ミサイルを使用した攻撃になる見通しだと伝えた。この報道を受けた1日の市場で原油先物は一時急伸したが、その後は対立激化の程度やその可能性について懐疑的な見方が広がり、上げ幅を縮小した。
 レイモンド・ジェームズ・アンド・アソシエーツのアナリスト、パベル・モルチャノフ氏はイスラエルとイランについて「全面戦争を引き起こさずに強硬姿勢をアピールしようと、振り付け通りにダンスしているようなものだ。とはいえ、中東を巡リ日々報じられるニュースは重要な材料となっている」と指摘した。
 1日の原油市場でニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前日比23セント(0.3%)高の1バレル=69.49ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は29セント(0.4%)上昇し73.10ドルで引けた。

 金スポット相場は続落。朝方は堅調に推移し、米雇用統計の発表後には上げを拡大する場面もあったが、その後は下げに転じた。
 金スポット価格はニューヨーク時間午後3時24分現在、前日比8.59ドル(0.3%)安の1オンス=2735.38ドル。ニューヨーク商品取引所の金先物12月限は10セント下落し2749.20ドルで引けた。
◆金一段高を見込む市場、接戦の米選挙控え−「誰もが乗りたい箱舟」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-01/SM9XNFDWLU6800?srnd=cojp-v2
・金相場、年間ベースで1979年以来の大幅高となる勢い
・僅差の選挙結果となれば、投資家は安全資産に殺到も
 米大統領選が近代史上において特に接戦となる中、金相場が急伸している。安全資産に逃避する動きが強まっており、さらなる上昇を見込む投資家も多い。 [ 後略 ]
◆OPEC産油量は10月に増加、リビアが生産再開−ブルームバーグ調査
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-01/SMA17HT0G1KW00?srnd=cojp-v2

■米の中東停戦交渉が不発に終わる、外交筋「提案は非現実的」
https://jp.reuters.com/world/us/24DMXC7UVRKW5DEZK7JEFH7CZU-2024-11-01/
■米特使、北極圏での中ロの軍事協力 「懸念すべきシグナル」
https://jp.reuters.com/world/us/ROS6QUMFEJK5DHPK542UOF3ETA-2024-11-01/
■ハイテク大手、AI投資の勢い止まらず−今年の支出は30兆円超えに
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-01/SM9XSJT1UM0W00?srnd=cojp-v2
■英国の財政余力、当初想定より少ない見込み−予算責任局が誤り
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-01/SMA2RIT0G1KW00?srnd=cojp-v2
■ベトナム、中国に南シナ海で拘束の漁師の即時解放求める
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-01/SM9KW6T0G1KW00?srnd=cojp-v2
■中国、スロバキアとの緊密関係確認 EUと貿易対立下で
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/X2KUFRTX5BMLVDSXL3OJTU2TTQ-2024-11-01/
■ロ朝関係強化 中国、関知せず
https://www.afpbb.com/articles/-/3546842?cx_part=top_topstory&cx_position=2
■中国BYD、10月の世界販売台数が初の50万台超え−過去最高更
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-01/SM9WXKT1UM0W00?srnd=cojp-v2

●米雇用者数、10月は1.2万人増にとどまる−ハリケーンとスト影響
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-01/SM9USZDWLU6800?srnd=cojp-v2
・事業所調査の回収率「平均を大きく下回った」−労働統計局
・9月と8月の非農業部門雇用者数は共に下方修正された
 米国の10月の雇用者数は2020年以来の低い伸びとなった。一方で失業率は前月から変わらず。10月は強力なハリケーンや大規模なストライキが統計に影響した。
キーポイント
・非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比1万2000人増
・エコノミスト予想の中央値は10万人増
・前月は22万3000人増(速報値25万4000人増)に下方修正
・家計調査に基づく失業率は4.1%−前月と変わらず
・市場予想も4.1%
●【米雇用統計】来週の25bp利下げ「空模様晴れた」−市場関係者の見方
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-01/SM9XOLDWX2PS00?srnd=cojp-v2
●米ISM製造業指数、23年7月以来の低水準−7カ月連続で縮小圏
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-01/SM9YXQDWX2PS00?srnd=cojp-v2
●9月の米建設支出、前月比+0.1%=商務省
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/TZQPQ3OZM5NQXJPUKE4ZHMLSEA-2024-11-01/
●中国の住宅販売、10月は今年初の増加−政府の景気刺激策が奏功
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-01/SM92P0T0G1KW00?srnd=cojp-v2


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金スポット反落、一部で利益確定売り 《あさイチ11.01》

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■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】株下落、円相場は1%上昇−原油先物が時間外で急伸
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-31/SM8KZ2DWRGG000?srnd=cojp-v2
・大型ハイテク銘柄に売り、ナスダック100指数は2.4%下落
・円は対ドルで一時151円84銭まで上昇、日銀総裁発言受け


 31日の米株式相場は下落。マイクロソフトとメタ・プラットフォームズが前日の引け後に明らかにした業績見通しを受け、これまで株高をけん引してきた大型ハイテク株の上昇は行き過ぎだったとの懸念が広がった。ハイテク銘柄の比重が高いナスダック100指数は2.4%下落。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 5705.45 -108.22 -1.86%
ダウ工業株30種平均 41763.46 -378.08 -0.90%
ナスダック総合指数 18095.15 -512.78 -2.76%
 人工知能(AI)に巨額の投資をしながら大幅増益を続けられるかどうかについての懸念が強まり、大型ハイテク銘柄は軒並み下落した。
 「大手ハイテク企業のガイダンスに市場全体が落胆している」と、LPLファイナンシャルのクインシー・クロスビー氏は指摘。「さらに、選挙は市場に確実性をもたらすのではなく、むしろボラティリティーの急上昇を引き起こすというシナリオが定着しつつある」と同氏は述べた。
  インタラクティブ・ブローカーズのスティーブ・ソスニック氏は「AI関連なら何でも熱狂の理由になるという考え方から、巨額の支出に見合うリターンを求める方向へ市場が切り替わったように見受けられる」と語った。
 ランズバーグ・ベネット・プライベート・ウェルス・マネジメントのマイケル・ランズバーグ最高投資責任者(CIO)は、投資家にとって重要なのは、半導体などAI相場のこれまでの勝ち組だけでなく、ハイテク分野で分散投資を行うことだと指摘。「過去1年から1年半で大幅上昇してきた銘柄の一部を減らし、AI出遅れ組やサイバーセキュリティー、ロボット工学、オートメーションなど他のテーマで物色することは理にかなっている」と語った。

為替
 円相場は対ドルで上昇。日本銀行の植田和男総裁が金融政策の見極めに必要な時間や利上げのタイミングには予断を持っていないと発言したことなどを受けて、円買い・ドル売りが強まっている。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1258.64 -2.52 -0.20%
ドル/円 \152.01 -\1.41 -0.92%
ユーロ/ドル $1.0882 $0.0026 0.24%
米東部時間 16時23分
 円は対ドルで一時前日比1.03%高の151円84銭まで上昇した。大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジストは、「これまでの『時間的余裕はある』という言葉にこだわると自縄自縛になるので、毎回の会合が『ライブ』だという方向に引き戻した形だ」と指摘。10月は円安が進んだため年金などから円買いも入りやすいとし、「月末の資金フローを先取りする動きもあるだろう」と述べた。
 三菱UFJ信託銀行ニューヨークのセールスおよびトレーディング部門責任者、小野寺孝文氏は日銀総裁発言について、12月または来年早々の利上げの可能性に道を開くものだとの見方を示した。
 ドル指数は小幅安となったが、月間ベースでは2022年9月以来の大幅高となった。
 米金融政策の見通しを探る上で、市場の関心は11月1日発表の10月雇用統計に移っている。非農業者部門雇用者数の伸びは9月に比べて大幅な鈍化が見込まれている一方、失業率は4.1%で変わらないと予想されている。

国債
 米国債相場は上昇。ただ月間ベースでは10月は2年ぶりの大幅な下げとなった。国債利回りは多くの年限で10月に50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)余り上昇。米経済が予想を上回る粘り強さを見せ、追加利下げ観測が後退したことが背景にある。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 4.48% -2.4 -0.52%
米10年債利回り 4.29% -1.4 -0.33%
米2年債利回り 4.16% -1.8 -0.44%
米東部時間 16時24分
 この日発表された経済指標では、新規失業保険申請件数が予想に反して減少し、5月以来の低水準となった。米金融当局がインフレ指標として重視するPCEコア価格指数は、前月比で4月以来の大幅上昇。今後は緩やかなペースで利下げが行われるとの見方を後押しする内容となった。
 株式相場が過去最高値圏にある中、株から債券にシフトするリバランスが市場で見込まれている。
 ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのマルチセクター投資責任者リンゼー・ロスナー氏は「10月に債券が株式に対してどんなパフォーマンスだったかを考えれば、そこそこの規模のリバランスとなるだろう」と語った。
 ウェルズ・ファーゴのストラテジストは企業年金基金が株式からのリバランスを行うことにより「かなり大きな資金が債券に流入する」との予想を示した。
 来週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合については、トレーダーは0.25ポイントの利下げ確率を約90%とみている。金利スワップ市場では今後12カ月で計117bpの利下げが織り込まれている。10月初めの時点に比べると約67bp少ない。

原油
 ニューヨーク原油相場は続伸。イスラエルによる空爆や、イランが報復攻撃を準備しているとの一部報道を受け、市場では中東からの供給混乱への警戒が続いている。
 ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は、通常取引終了後の時間外取引で1バレル=70ドル超に上昇。ニュースサイトのアクシオスは、イランがイスラエルに対し、イラクからの大規模な報復攻撃を準備していると報じた。イラクは石油輸出機構(OPEC)の主要加盟国。
 イスラエルは今週に入り、レバノンでの紛争終結にオープンな姿勢を示唆したものの、依然戦闘は続いている。30日にイスラエルは親イラン民兵組織ヒズボラの燃料貯蔵庫だと主張する施設を空爆。大規模な爆発で少なくとも19人が死亡した。一部報道によれば、レバノンから発射されたロケット弾がイスラエル北部の農業地帯に着弾し、5人が死亡した。
 CIBCプライベート・ウェルス・グループのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン氏は「風船が膨らんだり、しぼんだりするような状況だ。今は地政学リスクプレミアムにまた少し空気が吹き込まれている」と述べた。
 ヘッジファンドマネジャーのピエール・アンデュラン氏は原油市場に復帰し、先物とオプションのロングポジションを構築した。投資家宛ての書簡をブルームバーグが確認した。中東での紛争継続で原油価格は上昇すると、同氏は予想している。
 米エネルギー情報局(EIA)によれば、米国の原油生産量は8月に1.5%増加し、日量1340万バレルと過去最高を記録。OPEC非加盟国による供給増加が改めて示された。この発表後、原油相場は一時上げを縮める場面があった。EIAの統計はまた、原油とガソリン、留出油の米在庫が全て先週に減少したことを示した。
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前日比65セント(1%)高の1バレル=69.26ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は65セント(0.9%)上昇し72.81ドルで引けた。


 金スポット相場は反落。過去最高値を更新したことを受け、一部で利益確定売りが広がった。
 金スポットはアジア時間に1オンス=2790.10ドルに達し、最高値を更新。だがニューヨーク時間に入ると下げに転じ、一時2%安の2731.65ドルとなった。米経済指標が力強い内容となり、FOMCが今後数カ月、利下げに対し慎重なアプローチで臨むとの見方が強まった。
 31日に下げる前の段階で、金は年初来30%余り上昇。中央銀行による買い入れのほか、中東紛争やウクライナでの戦争を背景とした安全資産としての需要に支えられた。最近の値上がりを受けて金の相対力指数(RSI、14日間)は70を超え、買われ過ぎを示唆する水準に達していた。
 接戦となっている米大統領選も不透明感を生み出しており、安全資産としての金の位置付けを浮き彫りにしている。サクソバンクの商品戦略責任者オレ・ハンセン氏は、11月5日の選挙後に金はオンス当たり100ドル以上調整される可能性があると分析した。
 金スポット価格はニューヨーク時間午後2時24分現在、前日比46.52ドル(1.7%)安の1オンス=2741.09ドル。ニューヨーク商品取引所の金先物12月限は51.50ドル(1.8%)下落し2749.30ドルで引けた。
◆円が対ドルで1%上昇、植田総裁発言受け−151円台後半
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-31/SHFDNIDWLU6800?srnd=cojp-v2
◆原油先物、引け後2ドル超上昇 イランがイスラエル攻撃準備との報で
https://jp.reuters.com/markets/commodities/SF2JOGFTZ5ILRDBWBZR3CCB3LU-2024-10-31/
◆英国債が大幅下落、予算案への懸念続く−英中銀利下げ見通し後退
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-31/SM7RINDWLU6800?srnd=cojp-v2

■イラン、米大統領選前にイスラエル攻撃か イラク領内から=アクシオス
https://jp.reuters.com/world/us/QKSYHKL5UBKIHO4ST23TCIQOIU-2024-10-31/
■イスラエルとレバノン、国連決議履行に向け進展=米国務長官
https://jp.reuters.com/world/us/6RL5QYA6IVP7TPRV3PGDGV2CSA-2024-10-31/
■ロシア、北朝鮮兵を近く前線へ クルスク州に8000人=米国務長官
https://jp.reuters.com/world/ukraine/H2KGVI2A5VLEHKQMIVKILU56ME-2024-10-31/
■トランプ氏再選なら「医療保険縮小へ」 ハリス氏が有権者に警告
https://jp.reuters.com/world/us/6TDAIEYVXJLVJLVWMGHIVQGUUQ-2024-10-31/
■ロシアは北朝鮮部隊増強も、西側・中国の無反応に驚き=ウクライナ
https://jp.reuters.com/world/ukraine/QHHJHYBOYJMIHKURPOWJFZ2J3Y-2024-10-31/
■中国Temu、欧州の偽ブランド品販売防止グループへの参加検討
https://jp.reuters.com/economy/industry/RFVTLFM235KIPDKXBBO62YIE7M-2024-10-31/
■インドネシア、領土保護で「適切に対応」 中国船のEEZ侵入で
https://jp.reuters.com/world/security/PXZ2NK23OBPTJKH3K4GNWI5FJE-2024-10-31/

●米PCEコア価格指数、4月以来の大幅上昇−消費支出も上向く
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-31/SM80DHT1UM0X00?srnd=cojp-v2
●米失業保険申請が減少、5カ月ぶり低水準−ハリケーン影響薄れる
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-31/SM80FADWRGG000?srnd=cojp-v2
●ユーロ圏インフレ率、10月は2%と予想上回る−ECB目標に一致
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-31/SM7T7BDWX2PS00?srnd=cojp-v2
●ECB総裁、インフレとの闘い終わらず−リセッション想定せず
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-31/SM7I0HT0AFB400?srnd=cojp-v2
●英中銀のインフレ退治長期化も、ゴールドマンは連続利下げ見通し撤回
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-31/SM86Y3DWX2PS00?srnd=cojp-v2
●植田日銀総裁、利上げ判断に「時間的余裕」は使わず−金融政策維持
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-31/SK1OQ6T0AFB400?srnd=cojp-v2


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金スポット続伸 、過去最高値を更新−安全資産としての需要高まる 《あさイチ10.31》

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■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】株下落、半導体銘柄への売り響く−ドル153円台前半
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-30/SM6QF6DWRGG000?srnd=cojp-v2
・決算で明暗−AMDは10%超の下落、アルファベットは約3%高
・10月の円相場、2016年終盤以来の大幅安となる可能性も


 30日の米株式市場でS&P500種株価指数は下落。日中は前日比プラス圏で推移する場面もあったが、半導体銘柄への売りが相場全体の足を引っ張った。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 5813.67 -19.25 -0.33%
ダウ工業株30種平均 42141.54 -91.51 -0.22%
ナスダック総合指数 18607.93 -104.82 -0.56%
 フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は3.4%下落。前日発表した売上高見通しが失望を誘ったアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が、10%を超える下落となったほか、エヌビディア株もさえない展開。
 市場では経済指標も意識された。米国の7−9月実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率2.8%増となった。個人消費は市場予想を上回る3.7%増。食品とエネルギーを除く個人消費支出(PCE)コア価格指数は2.2%上昇。伸びは米金融当局の目標にほぼ一致した。

国債
 米国債相場はまちまち。この日発表された各経済指標を受け、市場では米利下げ観測が後退。金融政策動向に最も敏感な2年債利回りは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇した。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 4.51% 1.0 0.22%
米10年債利回り 4.30% 4.2 0.99%
米2年債利回り 4.17% 7.6 1.86%
米東部時間 16時33分
 米財務省は四半期定例入札での中長期債の発行規模を前四半期から据え置いた。30日の発表によると来週実施する3、10、30年債の入札は発行額が計1250億ドル(約19兆1600億円)。この規模は市場でも広く予想されていた。
 また同省は「少なくとも向こう数四半期」は中長期債の発行を増やす必要はないとのガイダンスも維持。債券ストラテジストの間では、入札規模を維持するとのガイダンスを財務省が修正する可能性があるとみる向きも一部にあった。
 トランプ前大統領、ハリス副大統領のいずれも大統領選の争点として赤字削減を大きく取り上げていないことを踏まえると、期間長めの国債で発行規模をいずれ拡大することは不可避とみられている。

為替
 外国為替市場ではドル指数が小幅安。主要10通貨のほとんどに対して下落した。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1261.16 -1.80 -0.14%
ドル/円 \153.37 \0.01 0.01%
ユーロ/ドル $1.0858 $0.0039 0.36%
米東部時間 16時33分
 円の対ドル相場は、日本銀行の金融政策決定会合や米雇用統計などを控えて方向感を欠く動きが続いた。ニューヨーク時間午後4時時点では1ドル=153円前半で推移。日銀が31日に発表する政策は現状維持が広く予想されている。
 10月の円相場はこのまま行けば、月間ベースで2016年終盤以来の大幅安となる可能性がある。
 10月のADP統計では、民間雇用者数の伸びが加速し、1年余りで最大の増加。労働需要が極めて堅調なことが示された。
 ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(BBH)の市場戦略グローバル責任者ウィン・シン氏は「ADP統計と非農業部門雇用者数は必ずしも一致しないが、これは非常に強い数字であり、11月1日に発表される雇用統計では上振れリスクに警戒が必要だ」とリポートに記した。
 来週の米大統領選後に市場が大きく変動するリスクに備える動きが広がっており、ドルの変動をヘッジするコストは約2年ぶりの高水準となっている。
  ブルームバーグ・ドル・スポット指数の1週間物オプションにおけるインプライドボラティリティーは30日、リセッション(景気後退)懸念が金融市場で強まった2022年12月以来の高水準を付けた。

原油
 ニューヨーク原油相場は反発。原油在庫の減少や、中東で戦闘が激化する可能性を背景に3日ぶりに上昇した。
 イスラエルの閣僚は親イラン民兵組織ヒズボラとの戦闘が年内に終結し得るとの認識を示したが、イスラエル軍トップはイランが再び攻撃を仕掛けた場合、同国を「徹底的に攻撃する」と言明した。
 エミリー・アシュフォード氏らスタンダード・チャータードのアナリストは「原油市場が落ち着きを取り戻したのは性急だったと考えられる」とリポートで分析。「長期にわたって攻撃がエスカレートするリスクがあり、軍事的にも外交的にも当面は解決の見通しが立っていない」と続けた。
 米政府の統計で原油在庫が先週51万5000バレル減少したことが示され、これも相場の支援材料となった。減少幅は業界団体の予測よりは小さかったが、ブルームバーグのユーザー予想より強気な数字だった。ブルームバーグのユーザーは87万1000バレルの増加を見込んでいた。
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は、前日比1.40ドル(2.1%)高の1バレル=68.61ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント12月限は1.43ドル(2%)上昇の72.55ドルで引けた。


 金スポット相場は続伸し、過去最高値を更新した。米国の選挙を控えて安全資産としての需要が高まった。米民間雇用者とGDPのデータが米経済の底堅さ継続を示した後も、金は堅調に推移した。
 金スポットは一時1オンス=2790.02ドルと、前日に記録したそれまでの最高値を上回った。この日発表されたADPの民間雇用統計と米GDPを受け、米連邦公開市場委員会(FOMC)が次回11月会合を含め今後数四半期に利下げを継続する見通しは維持されそうだ。金投資には利息が付かないことから、借り入れコストの低下は金にプラスになると捉えられることが多い。
 スタンダードチャータード銀行のアナリスト、スキ・クーパー氏は「選挙を控えて市場のポジショニングは高くなっているが、選挙以外にも米追加利下げ期待や金融市場全般の情勢、地政学上の不透明感も影響している」とリポートで分析。「トランプ前大統領が勝利するシナリオでは関税拡大の影響と、そうした関税に伴うインフレ圧力に市場は注目している」と述べた。
 金スポットはニューヨーク時間午後2時39分現在、前日比13.58ドル(0.5%)高の1オンス=2788.32ドル。ニューヨーク商品取引所の金先物12月限は19.70ドル(0.7%)上昇の2800.80ドルで引けた。
◆ドルのヘッジコスト急上昇、22年以来の高水準−大統領選リスクに備え
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-30/SM6NPDDWLU6800?srnd=cojp-v2
◆OPECプラス有志国、減産縮小延期の可能性=関係筋
https://jp.reuters.com/markets/commodities/ZNT6Q6UOXBPDPPQNEJMXBPYSSM-2024-10-30/

■バイデン氏、トランプ氏支持者を「ごみ」と表現か 物議醸す
https://jp.reuters.com/world/us/6ZTGI4FXQVPPZOJYD6FUG5FUHE-2024-10-30/
■北朝鮮兵のロシア派遣、ウクライナで戦争拡大の恐れ−米国防長官
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-30/SM6OKBDWX2PS00?srnd=cojp-v2
■EUが中国に当局者派遣へ、EV関税の代替案巡る協議で−関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-30/SM6OY6T1UM0W00?srnd=cojp-v2
■英国、400億ポンド増税へ−現労働党政権が最初の予算案発表
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-30/SM66J1DWRGG000?srnd=cojp-v2
■VW、ドイツ国内の工場閉鎖を回避するコスト削減策を提示
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-30/SM6IJYT0G1KW00?srnd=cojp-v2
■中国格安サイト「Temu」をEUが調査へ、違法商品対策巡り−関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-30/SM6IE5T0G1KW00?srnd=cojp-v2
■中国の景気刺激策、手がかりは抗議活動データ−経済的苦境の実態示す
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-29/SM37E0T0G1KW00?srnd=cojp-v2
■台湾は「捨て石」にされる可能性、トランプ氏発言巡り中国報道官
https://jp.reuters.com/world/taiwan/N3HY72QJ7BIB5EPJSG5QEXZMUE-2024-10-30/
■北朝鮮、ロシアに戦術核などの技術移転要請の可能性=韓国国防相
https://jp.reuters.com/world/ukraine/I7YEGFL7D5KKPIYVUMBJDK2YXY-2024-10-30/

●米財務省、四半期入札規模を1250億ドルで据え置き−ガイダンスも維持
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-30/SM6B1QT0AFB400?srnd=cojp-v2
●米GDP、7−9月は堅調なペースで拡大−個人消費が予想上回る
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-30/SM65L6DWLU6800?srnd=cojp-v2
●米民間雇用者数、1年余りで最大の伸び−力強い労働需要示す
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-30/SM64RDT1UM0W00?srnd=cojp-v2
●米中古住宅販売成約、20年夏以来の大幅上昇−金利低下など奏功
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-30/SM69NEDWX2PS00?srnd=cojp-v2
●米住宅価格指数、前年比4.2%上昇に伸び鈍化−高金利で買い控え
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-29/SM4C4RDWLU6800?srnd=cojp-v2
●ECBは追加利下げを急いではならない−シュナーベル理事
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-30/SM6FPLT0G1KW00?srnd=cojp-v2


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金スポット、過去最高値を更新 《あさイチ10.30》

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■ ■ 内外の市況・ニュース記事など ■ ■

◆【米国市況】円は小幅安、153円台前半−ナスダック総合が最高値更新
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-29/SM4M3GDWX2PS00?srnd=cojp-v2
・円は153円87銭まで下落、米求人件数発表後には一時的に上昇
・アルファベットは引け後に上昇、31日までハイテク決算が続く


 外国為替市場で円の対ドル相場は小幅下落。朝方には153円87銭まで売られたが、9月の米求人件数発表後には一時的に上昇する場面もあった。
 連邦公開市場委員会(FOMC)の決定を約1週間後に控える中、この日発表された9月の米求人件数は減少し、2021年1月以来の低水準となった。10月の米消費者信頼感指数は1月以来の高水準となった。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1262.81 0.95 0.08%
ドル/円 \153.35 \0.06 0.04%
ユーロ/ドル $1.0818 $0.0006 0.06%
米東部時間 16時48分
 クレディ・アグリコルのストラテジストは、「円は米国債利回りの動きに敏感なため、米選挙の影響を最も受けやすい主要10通貨の一つだ」とリポートで指摘。「トランプ氏が勝利した場合には、日本の当局に円買い介入の意欲があるかどうか次第だが、ドルは対円で160円に向かって上昇するリスクがある」と述べた。
 その上で、「ハリス氏が勝利した場合は150円の方向に下落する可能性がある」と続けた。
 日本銀行は今週開く政策決定会合で、金利を据え置くと広く予想されている。
 ドル指数は小幅高。サウジアラビアで開催の「フューチャー・インベストメント・イニシアティブ(FII)」に集まった大手金融機関トップらは、市場の米利下げ観測について行き過ぎている可能性があると示唆した。
 ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(BBH)の市場戦略グローバル責任者ウィン・シン氏は、「米国の実質賃金の伸び率はプラスで、労働需要は良好、家計のバランスシートは力強く、家計支出が国内総生産(GDP)成長の重要な追い風となり続けることを示唆している」とリポートで指摘した。

株式
 S&P500種株価指数は小幅続伸。大手テクノロジー銘柄の一角が買われた。ナスダック総合指数は最高値を更新した。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 5832.92 9.40 0.16%
ダウ工業株30種平均 42233.05 -154.52 -0.36%
ナスダック総合指数 18712.75 145.56 0.78%
 29−31日には大手テクノロジー企業の決算発表が相次ぎ、これらの時価総額は合わせて12兆ドル(約1800兆円)を超える。
 ウルフ・リサーチのクリス・セニェック氏は「これらのグループがアウトパフォームするには、売上高と利益のより大きなサプライズを投資家が確認する必要があるだろう」と指摘。「堅調な決算シーズンとなれば、同グループは年末にかけて再びアウトパフォームの道筋を進む可能性があるというのが当社の感触だ」と述べた。
 通常取引終了後の時間外取引では、グーグル親会社のアルファベットが上昇。引け後に発表した決算で、売上高と利益が市場予想を上回った。一方、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は下落。同社は低調な売上高見通しを示した。

国債
 国債相場は小幅に上昇(利回りは低下)。この日実施された7年債入札(発行額440億ドル)で旺盛な需要が見られたことを受けて、下げを埋める展開となった。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 4.50% -3.1 -0.68%
米10年債利回り 4.25% -2.8 -0.65%
米2年債利回り 4.10% -4.2 -1.00%
米東部時間 16時48分
 国債相場は月間ベースでは約2年ぶりの大幅安となりそうだ。景気の底堅さを示唆する指標や、来週の米大統領選に備える動き、中長期債の大量供給が背景にある。
 アメリベット・セキュリティーズの米金利トレーディング・ストラテジー責任者、グレゴリー・ファラネロ氏は「今後数日、数週間に市場が消化しなければならない情報はまだかなり多い」と指摘。「センチメントは脆弱(ぜいじゃく)だ」と話した。

原油
 ニューヨーク原油先物相場は続落。中国が追加の刺激策に動く可能性はあるものの、市場はイスラエルによるレバノン攻撃に沈静化の兆しが見られることに反応した。
 イスラエルのネタニヤフ首相がレバノンでの戦闘における外交的解決について会合を開くとの報道を受け、原油相場は値下がりした。この日の早い段階では、中国が今後数年間で10兆元(約215兆円)を超える追加借り入れを認めることを検討しているとの報道に反応し、1.7%高となる場面もあった。
 原油市場で長く続いた戦争プレミアムは大幅に巻き戻されている。特にイスラエルがパレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスとの短期間の停戦にオープンな姿勢を示したことで、巻き戻しの動きは加速した。これにより、脆弱(ぜいじゃく)なファンダメンタルズに再び注目が集まりつつある。接戦となっている米大統領選が迫っているほか、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の産油国で構成される「OPECプラス」は12月から生産引き上げを開始する計画だ。
 TDセキュリティーズの商品ストラテジスト、ダニエル・ガリ氏は「中東の紛争におけるこの章は完結したと、トレーダーは結論付けた」と指摘。「ここからはOPECによる今後の決定と、その決定が原油市場の出血を止めるのに十分かどうかが焦点になる」と続けた。
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は、前日比17セント(0.3%)安の1バレル=67.21ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント12月限は30セント(0.4%)下落の71.12ドルで引けた。


 金スポット相場は上昇し、過去最高値を更新した。トレーダーは最新の米経済指標と、1週間後に迫った米大統領選に注目している。
 金スポットは一時1.1%高の2773.60ドルを付け、先週記録した最高値を更新。ドルの上昇をよそに買い進まれた。金はドル建てで取引されることから、通常はドル安の状況が金にはプラスとなる。
 サクソバンクはリポートで、「他の市場でリスクプレミアムが低下しているにもかかわらず、金は今週これまでの時点で上昇している。これは市場の焦点が引き続き米大統領選であり、特に『トランプ2.0』の可能性に注目していることを裏付けている」と分析。「政策の混乱拡大や貿易関税、地政学リスクの増大がもたらされる可能性がある」と付け加えた。
 スポット価格はニューヨーク時間午後2時37分現在、前日比30.58ドル(1.1%)高の1オンス=2773.04ドル。ニューヨーク商品取引所の金先物12月限は25.20ドル(0.9%)上昇の2781.10ドルで引けた。

■ロシア派遣の北朝鮮兵、一部がクルスク州到着 米国防総省が確認
https://jp.reuters.com/world/ukraine/SCRKE4PAPZPTDCOPYNUGAIPAUE-2024-10-29/
■ウクライナは反撃すべき、北朝鮮軍が越境なら=バイデン氏
https://jp.reuters.com/world/ukraine/LJXBUUK2MRNWHA7TIWRRU67CRE-2024-10-29/
■EUの中国製EVへの追加関税、今週後半発効へ−最大45%
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-29/SM4LTBT0G1KW00?srnd=cojp-v2
■仏海軍艦、台湾海峡を航行 西側の中国けん制の動き広がる
https://jp.reuters.com/world/taiwan/GML6CWDW6RJZNHJZ5G5KTZ4P7Q-2024-10-29/
■ロシアが戦略核演習、プーチン氏は能力向上と主張−米選挙前にけん制
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-29/SM4HVWT0G1KW00?srnd=cojp-v2
■イスラエル首相が会合開催へ−レバノンとの外交的解決の可能性巡り
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-29/SM4UYZT1UM0W00?srnd=cojp-v2
■ヒズボラ新最高指導者にカセム師、イスラエルが暗殺のナスララ師後任
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-29/SM409AT0G1KW00?srnd=cojp-v2

●米消費者信頼感、2021年3月以来の大幅上昇−全ての予想を上回る
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-29/SM4F3GDWLU6800?srnd=cojp-v2
●米求人件数減少、21年1月以来の低水準−レイオフ増加
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-29/SM4F3CDWRGG000?srnd=cojp-v2
●米住宅価格指数、前年比4.2%上昇に伸び鈍化−高金利で買い控え
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-29/SM4C4RDWLU6800?srnd=cojp-v2



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